↑新高輪プリンスホテル 日本庭園の「桜まつり」
その月に必要なメッセージをお届けします。
2016年4月をより快適に過ごすための
ヒントにして下さいね♪
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今月のキーワードは「存在」
時に私たちは誰かに必要とされることで
自分の存在意義をはかってしまうことがある。
誰かに認められることで
自分の存在価値を確認しようとすることもある。
それらは、本来は幻のような幻想のような
あくまでも不確実で不安定でいて
いつしか消えてなくなってしまったり、
時間の推移とともに移ろっていったり。
自分以外の「他」を基準にすると
とかく揺れ動き、はかなくも、どこかに流れてしまうこともあったり。
「存在」とは、
「実体・基体など他のものに依存することなく、それ自体としてあるもの」
「本質としてあるもの」
「主観に現れているものや経験に与えられているもの」
とは、なんとも奥が深い。
実体に依存しない。
主観に現れている。
経験に与えられている。
…意味を調べると意外な言葉が提示される。
どこにも“他からの評価で決まる”とは出ていないのである。
他のものに依存することなく、それ自体としてあるもの。本質。
これにはなんの証拠も証明も、科学的根拠も必要がないということだ。
声高に無実を、身の潔白を、己の正しさを、正当性を
身をもって指し示す、ということに躍起になればなるほど
同時に自分自身の「存在」をないがしろにしてしまう危険性もあって
本質という真実は、世間に説き伏せなくても
訴えなくても、本来は感じ取られていく、という性質を持っている。
歪曲して伝わる史実が実在するのもまた事実ではあるけれど
それは、あくまでも周囲・他によるもの。
これは、本人の「存在」にはなんら関係のないもの。
他者を介在させたり、経由することなく
それは、自分で確立をしていく、という時代にますます拍車がかかるのだろう。
浮かれることなく、浮足立つこともなく。
沈みこむ必要もなく、伏せることなく。
この時期特に、不要な力や負荷は極力避けて
軋轢やプレッシャー、束縛や、エゴなどからくる
意見や視線もサラッとスルーして。
自分はいったい「何者」なのか
本当の魂の奥底の声はなんと言っているのか
耳を傾け、問いかけ、意識した上で
その真意をしっかりと汲み取る作業は
これからの新たに始まるステージや世界に
大きく反映して投影されるのだろう。
他者に自分の「存在」を証明するのではなく
自分自身の内側で唯一無二唯の揺るぎない「存在」で
認識することがまずは大切なのである。