すべてが刺激的過ぎる世界のNY!!!
学校までの道のりを下見しておこうと、時間をはかりながら家を出て、
教えてもらったTimes square駅へ。
タイムズスクエアはあのタイムズスクエアよね。
以前ミュージカルを観に行ったことある。
あの辺りね!と思いながら学校からもらった地図を片手に、
アベニューとストリートの番地を確認しつつ人の波をひょいひょいとかわす。
こういうのはお手のもの。東京と変わらない。
そして、見つけた~!
明日から通うことになるMy school♪
にしても、本当に都会のど真ん中!
ここに決めたのは、
去年の4月ハワイ島コナのビーチでガラスのかけらを拾いながら、
英語力をアップするためにどうしよう…
セブ島とかベトナムとかアジアの安いところに留学しようか…と
思っていた瞬間に話しかけられたSayoriちゃんが
ニューヨークに留学している、というご縁から繋がったもの。
Sayoriちゃんが通っている学校とおんなじで!
迷うこともなく、その一点。
詳しいことなどなにも調べもせず、留学エージェントにも
「ニューヨークのALCCでお願いします!」の一言で。
他にもいろんな学校ありますよ。
見てみます?と勧められても、
大丈夫です!ALCCで!と言いきった。
いろんな手続きを進めていくうちに、ニューヨークはマンハッタン校とクィーンズ校がありますよ。どちらにします?
と聞かれて、はた。と考え、
クィーンズ、という言葉は出てこなかったな?
消去法で、どこにあるのか場所さえ知らず
「マンハッタンで!」とこれまた言いきった。
かくして、高くそびえ立つビルの谷間を地図を片手に歩きながら
なんとこんなスゴい場所に連れて来られたもんだ。
ハワイか、アジアの片隅で、
できればリゾート地でのんびりしながら、と思っていたのに。
よりによってマンハッタン。
しかもタイムズスクエア。
大都会にもほどがある。
選択肢は世界山ほどあるのに。
ハワイ島で、私は実は火の女神ペレ様に祈ったのだ。
「私の必要な場所に行けますように」と。
今回は導かれたとしか思えないこの軌跡。
学校からの帰り道、せっかくだからお散歩しよう。と
ブロードウェイのあるタイムズスクエアへ。
いきなり通りの向こうで、
バケツや金属のパイプを叩く黒人のおじさんのパフォーマンス。
ド肝を抜かれた。
体が一瞬でズドーンと高揚するリズム感にノックアウト。
This is NY!っていうものをいきなり見せられた感じで動けない。
はっとわれに帰り、通りを渡り
チップをバケツに入れてしばし立ちすくむ。
あー、なんてカッコいいんだろう♪
ほどなくして、ボリューミーな女性警官がやって来て、とても穏やかな口調で笑いもせずに
Thank you、の一言で
おじさんはゆっくりとバケツ楽器をしまい、人波に消えていった。
これがニューヨーク。
そして、ド迫力なスクリーンが天に向かって断崖絶壁にそりたつようなビル群に張りついて押し寄せるブロードウェイに息を呑む。
迫りくるその電飾はカラフルで五感以上を揺さぶられ、動けない。
階段状になったベンチにしばし腰をおろして、
世界どこにもないほどのこの地に1人たたずみ、
階段を行き来する観光客や
360度頭上を取り囲む色鮮やかな巨大スクリーンを、
体を回転させながらみいっていた。
時間を忘れて。
しばらくすると、あれ?このマック、見覚えが…?
となりの劇場?あ!ここ来た!
イブちゃんと、Tatsuroと3人で来た!
え?あそこ?あの場所がこんなになったの?
と、驚いた。
当時もかなり賑やかだったけど
劇場の看板が目立っていたのに。
今や広告のド派手な色づかいの合間に埋もれかけていた。
進化し続ける街。
ここは、東京と変わらないどころか
世界どこにもない。
そんなものすごい地に導いてくださったペレ様始め、
目に見えぬ存在、すべてに感謝を。
そして、私をいつも支えてくれて心から応援してくれて、
愛してくれるすべての皆さまに感謝を。
人は自分の人生を決められるようでいて
決められない時がたくさんある。
それでも、決めないと動かないことだってたくさんある。
人生の選択と、天の采配をうまく織り交ぜながら、
まるで一枚のタペストリーを編み込むように
たった1度しかないこの一生を紡いでいくのだ、とつくづく思う。
世界のニューヨークのど真ん中で。