KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ただいま♪カントリーハウス

2021年09月14日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
ただいま〜!
大好きなカントリーハウスに約2ヶ月ぶり。








夏の間はまるまる来ることができず
にぎやかに咲く夏の花々も
かわいいベリーたちも見逃してしまった。
姫リンゴもほとんど実を落とし
周りの樹々は少しずつ色づき秋の気配。

一年以上もここで過ごしたんだねぇ、と
着くなり感慨深げにつぶやくリオ。

去年の3月にマリアと3人でロックダウンの
ニューヨークから逃れるように
カントリーハウスに駆けこみ
それからつい最近までごく近しい人々と
数回会っただけで、とにかくほとんど
人と顔を合わせることもなく
この豊かな自然の中で時間を
過ごすことになって。

久しぶりにここに佇み新鮮な気持ちで
あの時をふと振り返ってみた。

これからどうなるんだろう…と
不安な気持ちもあったけれど
時間がたくさんあったから
料理やソーイング、花をいけたり、
ジェルプリントなる新しい手法を
ネットで見つけて始めてみたり

ロースィーツクラスで勉強し始めてみたり。

これまで好きだったことを思い出して
手を動かし、それをもとに
新しいことに挑戦し始めたし。

たくさんの野生の動物たちと
季節ごとに移り変わる豊かな自然
息づく地球の鼓動を感じながら暮らした時間。

そんな中で、ロックダウン前の私よりも
ずっと“空っぽ”になった。

今まで気にしていたことや
こだわっていたこと
(物質ではない)不要なものを手放した。

たぶん大げさにいうと
これまでの価値観や人生観までも
どこか根底から揺さぶられ
変わってきたのかもしれない。

言葉ではうまく表現できないけれど
何かが違う。

けれど確かに言えるのは
何かが抜けた。

そして心地よい軽やかさが
私を包んでいる気がするのだ。

これは今まで経験したことがない感覚で
不思議なほどに。

何にもすることがなくて
自分でやることを作り出すしかなくて
ボンヤリと自然の中で過ごす時間も多く
いやおうなく外界からの刺激を
シャットアウトされてしまった状況下で
まるで、メディテーションを行うが如く
瞑想状態だったのかもしれない、と
改めて振り返ってそんな気がしている。

一昨日の夕方に到着して
昨日は資源ゴミをリサイクル場に運んだ
ついでにダイナーでランチ。






ここはピザやサンドイッチが美味しいと
何人かにススメられて
気になっていたレストラン。

店内は落ち着いた木で出来ていて
天井には大きなシーリングファンの扇風機
頭上には小さな模型の機関車が走り回る。







カウンターには大きなマフィンが
グラスの中に入り、並びの人たちと
ウェイトレスさんたちとおしゃべりする姿は
映画のワンシーンそのもの。



各テーブルの上には小さな“ジュークボックス” 







これこそまさに
「正統派アメリカンダイナー」

アメリカの古き良きレトロな雰囲気が
とにかく素敵でダイナーに来るたび
ワクワクしてしまう。

そして、さすがペンシルベニア。


ここはニューヨークと違って合法なので、
通りの向こう側の真ん前には
営業中の「ファイヤーアーム」屋さん。






日本人には聞き慣れない言葉だが
ホンモノのピストル屋さん💦

アメリカの身分証明書を出せば
手軽なお値段で誰でも買えるらしい。

もちろんニューヨークでは花火ですら
違法なのでここで売っている花火も
買えないほどだけれど。

レトロなレストランと通りの向こうの風景は
まるで現実とは思えない映画の一場面。

そして、オーダーはメニューの種類がありすぎてよくわからないし、きっと美味しいのを知っているだろうとリオにお任せ。






じゃあ、フラットブレッドの
ベジタリアンにしておくね!
あとサラダね。

評判のピザが食べたかったけど、OK!
フラットブレッドって初めて聞いたけど
サンドイッチかな?でもオケ!

ほどなくしてウェイトレスさんが
テーブルに運んできたのは
チーズがとろけた四角いピザ。






ん〜、パリッパリ!!!
生地が薄すぎず厚すぎず、ナニこれ?
おーいし〜❣️ほとんどピザだけど
こっちの方が好きかも!

サラダは青リンゴのスライスと
クランベリーとクルミ、フェタチーズに
“クランベリーのビネグレット”ドレッシング✨
ほのかな酸味とリンゴのシャキシャキや
クランベリーの甘みがこれまたgoo❣️






ちなみにここのファミリーたちは
ピザを基本、ナイフとフォークで食べる。
デリで買ったスライスピッツァは車の中とか
移動中ならそのまま手に持って食べるけれど、

お店や宅配ピザでもお皿に盛り付けたら
手はいっさい使わずナイフとフォークで
ひと口大にして。






以前、前の知事さんがピザを同じように
食べているのを、あれはアメリカンの
食べ方じゃない!と批判のコメントが
寄せられたことがあるけど、
だって彼はイタリアンだもん。

(イタリア系ニューヨーカーは)
それはそうするよ。と
言っていたことがある。

私はナイフとフォークを使うと
なんかピザを食べた気がしない。
だからここの家族とピザを食べる時は
いつだって1人だけ手づかみで
かぶりつきのアメリカンスタイルで♪

昨日からマリアも合流し、
今日にはリオはひと足先にシティに
戻るのでマリアと2人であちこち
お掃除しながら金曜日まで
しばしの初秋を楽しむカントリーなひととき。








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