【Slow life with flowers 】
“花と暮らす”NY的スローライフ
〜初秋のガーデンアレンジメント〜
マリアが大切に育てたアジサイが
ついに大ぶりの花をつけた。
7年ほど前に植えてから初めてなのだという。
ここは寒いからなのかなかなか咲かず
葉が茂るだけで花をつけない。
ニューヨークではけっこう見かけるのに
聞いたところによるとこの辺り一帯が
同じような状態なのだとか。
前回の6月の終わりにも葉が根元に
ちょろっとあるだけで、大丈夫かしら？
と言って心配していたのを覚えている。
それがついに大輪の青いアジサイがたっぷり。
しかも、花をやっている人たちなら
誰でも魅力的な花材
花が終わった後にそのまま散らずに
ドライになっていく
“立ち枯れアジサイ” 別名“秋色アジサイ”が
綺麗な色で残っているではないか。
天候や雨量によって色が残らず
すぐに茶色になってしまうことも多いため、
秋色アジサイになるには
さまざまな要素が重なる必要がある。
半ドライフラワーになり始めていくと
以外に強い。
アジサイの状態だと水落ちしやすく
水あげにひと手間が必要だが
立ち枯れ始めるとそこまで
神経質にならなくても安心で
色が抜け始めて紫から移りゆく
グリーンが美しい。
ブーケやアレンジメントでボリュームも
出やすく主張しすぎず
使い勝手が良いので垂涎の素材となる。
「花が終わったらすぐにカットしないと
いけないらしいのよ、来年のために」
というので、これは思い切って
たっぷり使えて嬉しい。
紅葉して色づき始めた枝と
グリーンのノイバラの実
ほんのりオレンジのノイバラの
組み合わせはまさに初秋の彩り。
パティオのテーブルに置いて
丘から吹き抜ける風を感じながらの
遅いランチタイム。
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