頑固爺の言いたい放題

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外国人観光客を避ける方法

2018-06-11 10:10:09 | メモ帳

外国人観光客が増えていることは、わが国にとって有難いことである。しかし、個人的には好ましくないと思っている。そのわけは、①観光地が混雑すること ②旅先で生活習慣の違いにより不愉快な思いをすること。

例えば、食べ放題の食堂で、客が立ち去ったあとに山盛りの食べ残しがある皿があると、見るだけで不愉快になる。韓国では少しだけ食べ残すことが礼儀らしいが、その礼儀は食べ放題では通用しない。また、大浴場で体を清めず、いきなり浴槽に入るのも気に食わない。

だから、行先を決める時、まず観光地としてメジャーではない場所を選ぶ。私は日本全国の有名観光地にはほぼ行ったから、もう二番手の観光地でいいということもある。

そして外国人観光客が少なそうな宿泊施設を選ぶ。その点で、“かんぽの宿”には外国人が少ないように感じる。“かんぽの宿”を利用したのはまだ数回だから、「傾向」として断定はできないが・・・。

こうした基準で最近選んだのは、恵那峡(岐阜県)の“かんぽの宿”。名古屋と長野を結ぶ中央本線には外国人が少ないだろうと思ったら、当たりだった。そして、恵那峡の“かんぽの宿”に外国人は全くいなかった。予想外だったことは、その建物が立派であること。一般論として、“かんぽの宿”は宿泊施設としては二流だが、恵那峡では“かんぽの宿”の建物が一番立派で、ローケーションもベスト(写真)。おまけに大浴場が巨大。2泊したが費用は平均一泊@11,500円(消費税込み)だから、安い部類に入る。綜合して、かなり満足度が高い。

かんぽの宿の客室からの眺望

恵那峡は木曽川の上流だが河口は別として、この辺りがもっとも川幅が広いらしい。ゆったりと流れる緑色の川の水と周囲の新緑の調和が素晴らしい。そして、随所に奇岩がそびえ、遊覧客を飽きさせない。恵那峡のベスト観光シーズンは紅葉の頃らしいが、新緑の今でも十分楽しめる。

ところで、恵那駅から歩いて数分のところに広重美術館がある。浮世絵に描かれている江戸時代の風景はいつ見てものどかで、当時の人々はそれなりに幸せな生活を送っていたのだな、と感じさせる。蛇足だが、ここでも外国人の姿はなかった。めでたし、めでたし。

中山道広重美術館 絵草紙屋再現コーナー