重篤患者の呼吸機能を維持するのに利用する体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ) 日経電子版より |
コロナに感染して重篤になると、 エクモという体外人肺装置を使って、治療するそうです。 昨日のTV番組で、これまでも、不足していたため、 救えなかったと思われる人もいたと言っていました。 現在増産を進めているものの、第二波が来て、 コロナ患者が急増すれば、その数は、絶対的に不足するそうです。 エクモの数が増えても、それを使用して治療するには、 多くの熟練した医療スタッフが必要とされ、 早急に育成することは、不可能なので、 重篤に陥った患者をトリアージすることは避けられないと、伝えています。 |
トリアージとは日本語で識別順位というのだそうですが、 何人かこの治療を必要とする人がいる場合、 どの人から治療するかの判断です。 指標となる大きな判断材料は、「年齢」です。 先着順、ではあると思いますが、治療中でも「若者に譲る」とか、 最初から、「重篤になっても、エクモ治療はしない」とかを、 元気なうちに家族に伝えておくことも重要だそうです。 私は、「延命治療はしなくてよい。ただし、寿命を縮めることがあっても苦痛を取り除く治療だけは希望する」 と思っていますが、コロナについては、ちょっと迷ってしまいます。 重篤になると、命は助かっても、肺に後遺症が残って、後々まで苦しむとも言われています。 とはいえ、今のところコロナに関しては、分からないことが多すぎるので、 最初から、治療を諦めるとは言いがたいです。 その時、自分がどんな状態かはわかりませんが、選択を迫られた時に決めたいと思います。 |