昨日は新宿京王プラザホテルで中学の時の同期会でした。
ほとんどの人が今年還暦です。
お互い変わっていないとか、若いとか言い合ってましたが、
客観的に見ると、全くジジババの集まりです。(真ん中の3人が先生です)
公立の中学ですから、それはそれはいろいろな人がいます。
子どもの頃を知っているので、どんな風に人生を送ってきたか、
それに、あの中学時代がどんな影響を与えたのか考えたり、
想像したりするのが私にとっての楽しみです。
たった3年間ですが、思春期のこの時期は
人生の中で大きな意味を占めている気がします。
「
青春時代」という昔の歌に
青春時代が夢なんてあとからほのぼの思うもの
青春時代の真ん中は道に迷っているばかり
青春時代の真ん中は胸に棘刺すことばかり
なんて歌詞がありますが、本当にそうだと思います。
友達が羨ましく思えたり、もっと素直に話が出来たらなんて
自分を否定することばかり考えて、
その時はそれほど楽しかったわけではありませんでした。
でも、あの時勉強したこと、あの時感じたこと、
それが今の私を作ったという感じははっきりとあります。
大企業の役員、パイロット、医師、大学教授もいれば、
夜間道路の交通整理員をしていて、
昼間は出られず、3次会のみ少しだけ顔を出した女性の方もいました。
「俺の人生は今まで幸せだったと思うよ」
と、言い切っていた男性がいました。
彼も、経営していた(正確に言うと奥さんが経営していたとか)
ゴルフ場がバブルがはじけてダメになったりして、
辛い時もあったそうです。
幸福感は他人が決めるものでなく、自分自身が感じるものです。
他人がみてすべて幸せになる条件が揃っているように見える人でも
幸福感がない人もあれば、
どう見ても、あの状態で私は幸福とは感じられないと言う状態でも
「私は幸せ!!」
という人もいる。
「こうならなければ、幸福になれない」なんて思っていたら、
そうならないこともあって、辛くなる。
「こうなったらいいな!」くらいの目標で努力すれば人生案外幸福感に浸れる。
これからの人生、最後に
「私、けっこう幸せだったなぁ!」
って思えるようになりたい。