写真は公式サイトより |
神の手を持つと言われた、脳外科医福島孝徳氏が、米国にて逝去された。 81歳だったそうです。 彼は、東大脳外科医師は、論文は書けるが手術はいまいちといわれる中、 徹底的に臨床現場にこだわり、日本の医学界に疑問を持って、 48歳でアメリカに渡って、患者の負担の少ない鍵穴手術など、低浸襲手術の技法を開発し、 生涯24000例を超える手術を行ってきたと言われている、スーパードクター。 TV番組でもよく取り上げられ、私もよく見ていました。 日本中のいろいろなところから、診てもらいたいといってくる依頼に応え、 診察して手術する姿が映されていました。 |
私は、杏林大病院で、くも膜下出血の手術を受けましたが、、 手術後、今、埼玉医科大学国際医療センター教授の栗田浩樹先生に外来で診ていただきました。 栗田先生は、Dr.福島に指導を受けていて、その技術のすばらしさをよく語っていました。 Dr.栗田が埼玉医大に転勤が決まって、外来診察をやめたとき、 ちょうど、私の親戚の女性(Tさん)に脳動脈瘤が見つかって、 コイル治療ができない場所で、開頭手術が適していると言われ、非常に悩んでいたので、 Dr.栗田に手術をしてもらえないかとお願いしたら、 「今なら、まだ杏林でできます」とおっしゃってくださって、 すぐに、彼女がかかっていた病院に連絡を取って執刀してくださいました。 血管が絡みついていて、破裂寸前の脳動脈瘤だったそうですが、鍵穴手術で、大成功!(「SICUで」) 鍵穴手術は、開頭手術でも傷が小さいので、手術後はうんと楽だし、傷口も目立たず、Tさんは大喜び! もちろん、技術は難しく、なかなかできないようですが........ 最近も彼女に会いましたが、相変わらず、元気いっぱいでした。 Dr.福島そして、Dr.栗田のお陰かな? 福島孝徳先生のご冥福をお祈りいたします。 |
大動脈解離の手術後は、榊原記念病院から久我山病院の循環器内科の先生に引き継いでいただき 定期的に診ていただく先生が脳神経外科の、藤塚先生ではなくなったため、 脳のMRIをしばらく撮っていませんでした。 小さい脳動脈瘤があることが分かっているし、最近頻繁に閃輝暗点が起きるので、 心配になって、一昨日(10月23日)、藤塚先生のクリニック、「勝ちどき脳神経外科」に行って、 MRIを撮って診ていただいてきました。 予約していけば、すぐに検査を受けられるし、検査の結果を見て診断していただけるので便利です。 結果は、3年前とほぼ変わっていないということで、心配ないとのこと。 閃輝暗点は、薬で以前より血圧を下げていることによる可能性がある。 頭痛もないなら、心配ないでしょうとのことで、一安心です。 診察が終わった後、以前から一度食べてみたかった、もんじゃ焼きを食べに 夫を呼び出して、勝ちどきの隣駅、月島に行きました。 |
土曜日で、コロナも収まってきたので、もんじゃ通りは、若い人たちで混んでいました。 ネットで調べて、美味しいという店、「もんじゃ蔵」は、店の外までいっぱい並んでいて、 お腹もすいていたので、すぐに食べられそうな「たまとや」という店に入りました。 居酒屋風の元気なお兄さんやお姉さんが迎えてくれて、 目の前で作ってくれました。 「海鮮もんじゃ」はいまいちだったけど、、「明太子もちもんじゃ」は、美味しかったです。 銀座の高級レストランと違った庶民の味。 これもまたいいですね~! |
11日、千代田区で起きたタクシーが歩道を暴走して、 6人が死傷した事故で、死亡したタクシー運転手の死因は くも膜下出血だったそうだ。 タクシーは信号が青になっても発車しなかったので、 後ろの車が、クラクションを鳴らすと、 いきなり暴走して歩道に突っ込んだということだ。 このニュースを聞いて、まず、運転手が急病を起こしたのではないかと 思いましたが、果たして思ったとおり、くも膜下出血でした。 今まで何度も書いてきましたが、 くも膜下出血は、ほぼ前触れなく、発症します。 出血の多少、部位などにより、意識の度合い、痛みの度合いは違い、 脳へのダメージも異なります。 |
|
いつどこで、どんな状況で、発症するかで、自身の命が助かるかどうかだけでなく、 こうして、他人の命を奪ってしまうことにもなります。 昔は、運でしかなかったけれど、今では、くも膜下出血の原因の多くが、脳動脈瘤の破裂によって起こり、 しかも、脳動脈瘤があるかどうか、検査で見つけることが出来るようになっています。 見つかっても、破裂するかどうかは、分かりませんが、 大きさや形状、位置により、破裂の確率は分かります。 自分のためにも、人のためにも、脳動脈瘤の検査は、受けた方がいいです。 特に、交通機関で働く人は、通常の検診の他に、脳ドックを受けた方がいいです。 費用については、もっと補助を多くして、受けやすくして、安心できる社会を作って欲しいです。 |
今年も杏は、たった4つ。 大きさも色つやもとってもいいのですが、 4つだけとは、あまりにも淋しい…… 花は少なかったのですが、 結構、実がなって、 「今年はいけるか?」 と、思ったのですが、 強風が吹くたびに、ボトボトと落ちてしまって、 これだけしか残りませんでした。 日当たりの悪いところだし、もう老木なので仕方ないのでしょうか? 梅は日当たりのいいところにあるので、 実が沢山なりますが、最近は、梅干しも、シロップも作りません。 梅干しは、減塩にするとうまく出来ないし、 蜂蜜を入れるのは、夫が好きじゃないので(私は梅干し自体が好きでない)。 関東は、まだ本格的な梅雨にはなっていませんが、 これからは、うっとうしい日が続き、 あの耐えきれない暑い夏が来ると思うと憂鬱です。 |
① |
② |
③ |
8月2日(日)フジテレビ 「日曜THEリアル!・ラストドクター 」で、 脳外科医 吉村紳一先生の巨大脳動脈手術が、 放映されました。 内容は、次の通り_ 女子高校生の患者さんの頭に直径3㎝もの 巨大脳動脈瘤が見つかり ―① いくつかの病院で、治療は出来ないといわれ、 最後にたどり着いた、吉村先生が手術を 引き受けて下さった(ラストドクター) 普通、脳動脈瘤は血管が枝分かれしている ところが膨らむことが多く、 |
④ |
その瘤の根元をクリップで挟んだり、瘤にコイルを詰めて 血流を止める手術で治療することが多い ―② その患者さんの瘤は、血管の途中が大きく膨らんでいたため、 クリッピングやコイリングしただけでは、 脳への血流が途絶えてしまうため、 バイパスを作って血流を保持した後、 クリップとコイルで瘤の破裂を防ぐというものでした ―③ 実際の手術の映像が映し出されましたが、 開頭してバイパス用に血管を取り出す手術は、 本当に細かい細かい作業で、見ているだけで息をのむほどでした ―④ |
⑤ |
巨大脳動脈瘤には、長さ8m以上のコイルが詰められたそうです ―⑤ 無事、手術成功して、女子高生だった患者さんは、 今では、看護師を目指して勉強中ということでした。 2000年に私がくも膜下出血になり、 開頭クリッピング手術をしたときは、 ようやくクリッピング手術を出来る医師が、 増えてきたときで、まだコイリングは始まったばかりでした。 20年経つうちに、こんなことが出来るようになったなんて、 医学の進歩には、目を見張るものがあります。 |
心筋梗塞といえば、即、死と繋がっていましたが、 今では、ステントを入れたり、バイバス手術をしたりで、 私の周りでも沢山、生還し、元気な生活をしている人がいます。 こんな手術は、今はまだ、吉村先生のようなカリスマドクターしか出来ないかもしれませんが、 誰でもが、脳の検査を胃カメラくらい気軽に受けて、 脳動脈瘤が未破裂のうちに様々な手術等で、治療できるようになり、 破裂して、くも膜下出血を起こすことが、なくなる世の中が来るといいですね。 |
今日は、父の40回目の命日です。 中学の教師だった父は、1980年3月、60歳で定年退職して、 わずか26日目に、くも膜下出血で亡くなりました。 5歳の娘を公園で遊ばせていた時に、 夫が走ってきて、 「お父さんが倒れたって!」 と言ったので、慌ててくるまで、病院に駆けつけると、 父は、ベッドの上で大声で、 「ウワー!ウワー!」 と、叫んでいました。 まず、医師に 「これだけ大きな発作で、助かった人は見たことがありません」 と言われました。 |
|
「呼吸が悪いので、気管切開します」 と言われ、切開したとたん、声は止みました。 それから、1時間くらいでしょうか? 全てが終わってしまいました。 ホントにあっけなくて、母と私は、呆然としてしまいました。 生きていたら100歳です。 あれから40年間!(綾小路きみまろじゃないけど…)、 本当に世の中は色々なことがありました。 バブルがはじけたり、阪神大震災があったり、サリン事件があったり、東日本大震災があったり…。 生活はIT社会になったりして、大きく変わりました。 色々問題はあるものの、よくなってきたことの方が多かったと思います。 私自身は、幸運にも、それほどつらい経験をせず、ここまで生きてくることが出来ました。 今、社会は新型コロナウイルスによる、パンデミックで大揺れに揺れています。 父は、大学卒業してすぐ、戦地に行って兵士となって、戦いました。 戦争中、戦後と本当につらいことも沢山あったでしょう! 父と同じ年に生まれ、今も健在で100歳を迎えられている方は、 つらい、戦争を経験して、戦後の高度成長経済を味わい、今のIT社会を見ている。 その変化を見られるってすごいことです。 そう思うと、私も長生きして、これから先色々見てみたい気もします。 でも、もしかして、ものすごい辛いことが起こるかもしれないと思うと、 その前に終わった方がいいかと、思い迷ってしまいます。 まぁ、運を天に任せるってことですかぁ~ |
昨夜遅く、私のブログにコメントが入って、気付いて読んでみて、
作家の伊集院静さんがくも膜下出血になり、病院に搬送され、
翌日、緊急手術を受けたことを知りました。
慌ててネットニュースを見たら、
「緊急搬送の伊集院静氏」
1月21日にくも膜下出血を発症して、病院に緊急搬送され、翌日手術を受け、
手術は成功したものの、予断を許さない状況だと
妻の篠ひろ子さんが発表したと書いてありました。
今朝のTVニュースでは、
1月15日に行われた直木賞選考会に元気に参加された様子が、映されていました。
医師の解説で、
「もうこの頃、予兆の頭痛があったかもしれない。
くも膜下出血では軽い頭痛で発症を見逃すことも多い」
と伝えていました。
くも膜下出血の怖いところは、突然起こるということです。
多くの場合、発症前は無症状です。
原因の大部分は、脳動脈瘤の破裂ですが、
瘤の形、大きさ、場所、最初の出血量等により、発症時の症状は色々です。
詳しくはMyブログ(「くも膜下出血の症状~アンケート結果と患者(62名)の体験談」)をお読み下さい。
最初から大出血を起こしたときは、激しい症状になるので、
(バットで殴られたような劇頭痛、痙攣、失神など)
もう誰でも、救急車を呼ばなければならないと思いますが、
それほど多くない出血の場合(私の場合も中程度と言われた)は、
頭や肩などに異変を感じて、何かが起こったと思っても、
本人も周りも、すぐに、くも膜下出血ではないかとは考えないことが多い。
しかし、この時点でくも膜下出血(脳卒中)を自覚して、手当を受ければ、
今日の医学の進歩の恵みを享受でき、命が助かり、後遺症も少なくて済みます。
でも、おかしいと思いながら手当をせずに過ごすと、
一度出血した場所から再度出血することが多いのです。
再出血は、最初よりも多くなり大出血となって命も危ない状態になることが多い。
くも膜下出血はどんな状態で病院に入るかが、鍵となります。
ひどい状態で入ったら、名医でも手術もできないことになりかねません。
発症から治療にたどり着くまでが、何より大事です。
この間は、医師はいないのですから、
一人一人が「くも膜下出血」を知ることが何より大切です。
伊集院静さんが、後遺症なく復帰できることを、心より願っています。
「診断推論 奥義伝授」という本が、日本医事新報社から出版されます。 著者は、名古屋第二赤十字病院副院長 第一総合内科部長 野口善令先生です。 この本は、 「若手医師がいかに重大な疾患を見逃さず治療につなげるか」というテーマで 書かれた医師向けの著作で、先生は医学会でも指導的な立場で、 多くの若手や後進を指導なさっていらっしゃるそうです。 少し前に、先生から、 私のブログに書かれていた、くも膜下出血の発症時の症状(生還者のアンケート)で、 痛みというより「ズンとした」「ピシッときた」など、 「突然、頭の中に衝撃が走る」という症状の訴えがかなりある。 くも膜下出血を見落とさないために、患者、医師双方に大切なことだと思うので、、 そこに書かれていた表とグラフを自著に使用させて欲しいとの連絡がありました。 このお話をいただいて、私はすぐにどの記事のことかわかりました。 「くも膜下出血の症状~アンケート結果と患者(62名)の体験談」 |
|
私が、くも膜下出血を発症(2000.11)しても、無事後遺症も無く生還出来たのはなぜか? 一番の決め手は、何といっても、いち早く「脳の病気」(脳卒中)だと思ったこと。 そして、安静を保って、救急車で病院に入ったことだ思いました。 でも、調べていくうちに、(当時は患者のブログやHPはほとんどなく、医師の書いたHPばかりでしたが)、 くも膜下出血の発症時の症状は「バットで殴られたような激痛」とほぼ全てに書かれていました。 これには疑問を持ちました??? 私自身がそうでなかったからです。私の父も(その場にいた母に聞いたら)、一番最初は 「ちょっと気分が悪い」(来客中でした)と言ったそうです。(その後大発作を起こして、数時間後になくなりましたが…) アンケートを採ってみたら、確かにかなり「バット痛」でない人がいました。 ですから、この、大激痛になる前に気がつくことができたら、もっと助かる人も増えるのではないか? そう考えて、本を書いてみたり、HPを作ってみたり、ブログを書いてみたり色々とやってきました。 TVで取り上げて貰えたこともありました。 「主治医が見つかる診療所①」、「②」、「アカデミヨシズミ」、「あさイチ」(ちょっとテーマが違っていた) 最近は、患者のホームページも増えたし、医師のサイトにも書かれるようになったし、 更新も怠っていたので4月にYahoo!のホームページサービスが なくなってしまいましたが、HPはそのままに放って置いたので、見られなくなりました。 でも、野口先生はHPも見ていて下さったのです!本当に嬉しくて私の思いが通じたと感謝感謝 くも膜下出血は、頭痛患者が多いため、見落とされることも多く、「地雷疾患」の一つだとこの本に書かれていました。 少しでも多くの医師がこの本を読んで、注意深く「問診」「検査」を行って、適切な治療をして助かる患者が増えますように 医師の方々に学んでもらうのは、勿論ですが、 この病気は、どのような状態で、医療にたどり着くかが、生死を分けるとも言われているので、 この、発症時の頭痛については、患者になり得る人々みんなに、もっともっと知ってもらいたいです。 |
診断推論 奥義伝授6章2くも膜下出血から |
私の脳血管画像 |
息子の脳画像 一昨日、勝どき脳神経外科で、私と息子の脳の検査を 受けてきました。 大江戸線 勝どき駅で待ち合わせでしたが、 青山一丁目から大江戸線に乗り、ふと前を見ると 息子が、何だか疲れた顔をして坐っていました。 「昨夜も自分の出向報告会のあと、飲み会で 帰ったのが一時過ぎだったんだ。大丈夫かな?」 「まぁ、その影響が今日頭に出るわけでもないしね」(笑) |
|
3月に娘の脳動脈瘤検査で、一度来ていたので、駅から、まっすぐに行くことができました。 |
先日の記事
「頭痛とCT検査とくも膜下出血」の事例が、
とても、とても辛い話しで、
もし、最初の頭痛で受診した時にCT検査をしていたら、助かっていたかもしれない
と思うと、こんな事例があって、家族がこんな気持でいることを伝えたくて、
有名な脳外科医 吉村紳一先生のブログ「脳卒中をやっつけろ!」に書き込んだら、
先生が記事にしてくださいました。
「脳卒中をやっつけろ!」ーくも膜下出血の診断ー
先生の意見も書いて下さいました。
くも膜下出血の頭痛は、始まりが突然だということ
そして、脳外科医以外の一般医師では、突然の頭痛だとしてもCT検査をしない医師もいる。
つまり、自分自身を守るためにも、突然の激しい頭痛の場合は脳外科医にかかること。
しかし、例えくも膜下出血だとしても典型的症状でない場合もある。
(私自身の場合も、突然の発症ではあったが、激しい頭痛でなく、頭の中に衝撃があって、耳が遠くなった)
先生は、典型的症状でなくても、疑わしい時は、CT検査をする。
そのように指導もなさっているとのことです。
吉村先生は、兵庫医科大学脳神経外科の先生で、日本でも脳外科では第一線で活躍中の超有名な先生です。
多くの脳外科医や一般の方々もこのブログを読んでいらっしゃいます。
息子さんを亡くされたお母さんも、息子さんの死が、少しでも医師の注意を喚起することに繋がり、
多くの方が、くも膜下出血を知って、何を気をつければいいのかを知るきっかけになれば、少しは心の痛みも和らぐのではと思いました。
先日、私のこのブログに、こんなコメントが寄せられました。
突然失礼致します。
SAHを調べている過程で「はじめはSAH」のブログに出会い、そしてすべて拝読させていただきました。
私の26歳になる息子は今年3月30日に前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血で4月2日に亡くなりました。
息子は、脳動脈瘤の破裂をおこす4週間前の2月28日に人生最大の頭痛と申し、救急外来を受診しました。
しかし、頭痛が突然ではなく、半日ぐらいをかけて徐々に増悪している。
発熱もあるということから脳とは関係のない頭痛との診断のもとCTを撮ることもなく痛み止めの処方のみで診察を終えました。
その際息子は、手の痺れを訴えていたこともあり「CTを撮らなくても良いのですか 手の痺れもあるようですが」
と言い寄ったのですが、担当医は「脳ではありません手の痺れは過呼吸によるものであり被爆のリスクもありCTは必要ありません」ということでした。
担当医は後期研修医という若い医師でした。
私は最初の頭痛と死亡は因果関係がありCT撮影を行っていれば脳動脈瘤が発見され息子は助かっていたのではないかと残念でなりません。
26歳で突然この世を去った息子の無念を、不憫を思い何もせずにはいられなくなり弁護士を立て戦うべきか悩んでいます。
まや子さんのご意見をお聞かせいただけてばありがたく思います。
読んでいて震えが出るほどでした。
くも膜下出血と診断され、亡くなった4週間前に
「人生最大の頭痛」といって救急外来を受診したとのこと。
しかし、頭痛が半日かけて憎悪していて、発熱もあるということで脳とは関係の無い頭痛と判断されたという。
そして、CT検査はしないで、頭痛薬のみの処方だったという。
「26歳の男性」「人生最大の頭痛」「救急外来受診」」という要素がありながら、
なぜ、他の要素を重視してCT検査を行わなかったのだろう?
以前、NHKの「ドクターG]という医療番組で、救急外来の医師は症状をきいて
「まず命に関わる疾病では無いかを疑い、その懸念を潰していく」
と、言っていた。
私は、医師では無く、単にくも膜下出血罹患経験者ですが、
今まで、くも膜下出血について色々調べました。
自分で調べたり、今までかかった脳外科医の話からすれば、
この赤字の3つの要素で、他はさておき、まず、「脳疾患」を疑うべきで、
なぜ、脳と関係ないと決めつけたか、本当に疑問です。
私は、この最初の頭痛のときにくも膜下出血は始まっていたのだと思います。
くも膜下出血になっても、かなり短い時間に出血は止まるそうです。
頭痛は流れ出た血液が、脳脊髄液の中に拡がり、
脳圧が変化することによって起こるそうです。
出血があるかないかは、CT検査で分かります。(難しい場合もありますが)
一度目のこの出血が止まった時に手術で、脳動脈瘤の破裂箇所を手当てせずにおくと、
再破裂を起こしやすく、再破裂は一度目よりずっと大きな出血となり、死亡率は非常に高まります。
この息子さんは、再破裂で亡くなったものと思われます。
親御さんの無念の気持、痛いほど分かります。
しかし、裁判となると、きっと、検査をして見落としたわけではないので、
検査をしなかったことが、どう影響したかを証明しなければということで、難しいこともあるのでしょう。
医師は、もっともっと勉強して、患者を救う使命を感じて欲しいと思います。
つい最近、私の友人が頭痛がひどく、吐き気もしたので、
念のため、近くの脳外科クリニックに行ったら、
CT検査をして、脳内出血の診断を受け、すぐにそのクリニックから救急車で病院に運ばれて、
緊急入院となり、治療を受け、ホントに軽い目の後遺症が遺ったものの、無事だったという話を聞いたばかりです。
4月の大相撲春巡業時、市長が挨拶中にくも膜下出血で倒れ、 土俵に医療関係の女性が上がって救命処置をしようとした時、 「土俵から、女性は下りてください」とアナウンスがあり、 緊急時に女人禁制とは、論外だと、物議を醸したことがありました。 その時の舞鶴市長が無事、公務に復帰し、 記者会見をしたというニュースがありました。 くも膜下出血だったというのですから、 その後どうだったのかと心配していましたが、 後遺症も無く、公務復帰で、本当に良かったと思います。 |
|
人が倒れた時の応急処置 |
大相撲の春巡業が、京都府舞鶴市で行われ、 市長が、土俵上であいさつ中に倒れた。 病院に搬送された時には、意識もあって会話もできたとのこと。 その後検査でくも膜下出血だったことが判明したそうだ。 手術を受け、幸い様態も安定しているとのこと。 まずは、よかった。 倒れた直後、何人か女性が土俵上に上がり、 駆け寄って救急処置をした女性もいた。 すると館内に 「女性の方は、土俵から下りてください」 とのアナウンスが数回流れた。 |
|
土俵は女人禁制とされ、過去に大阪府の太田房江知事が優勝力士に知事賞を手渡すことを見送ったこともあるそうだ。 相撲協会は、「慌てて不適切な対応をして申し訳なかった」と謝罪したとのこと。 こんな、人命に関わる大事な時にも、まだ、女性はダメだなどということが頭に浮かび、 実際に、アナウンスしてしまうということ自体驚きだ。 多くに人が、批判しているそうだ。 相撲だけでなく、時代に合わせて改革すべきことは山ほどある。 まずは、女性天皇がなぜ認められないのか、もっと議論して欲しいと思うのは、私だけではないはず。 |
今日は、娘の脳動脈瘤検査をするために、「勝どき脳神経外科」に行ってきました。 私がくも膜下出血になり手術した時、執刀医だった藤塚光幸先生が、 昨年10月に、東京都中央区勝どきに開院した、脳神経外科のクリニックです。 くも膜下出血は遺伝性の高い病気で、女性に多いと言われています。 私も、娘の年の頃には、もう、脳動脈瘤があったはずだと言われ、以前から検査をした方がいいと思っていました。 娘は私が発症したあの日のことは、克明に憶えていて、忘れられないと何時も言っていて、 くも膜下出血については、人一倍恐れていますが、仕事が忙しく、なかなか受けられずにいました。 でも藤塚先生が開院されて、検査も、診断も一日ですることが可能だと聞き、 受ける決心がついたみたいです。 娘は、血圧も低いし、性格的に私よりずっと、沈着冷静ですから、多分体質的に夫似で、大丈夫だろうと思いつつ、 もし見つかったら、案外気の弱いところもあるし、などと色々考え、 ちょっと緊張して、大江戸線、勝どき駅で待ち合わせて行きました。駅近で、すぐ分かりました。 ビルの3階で、「メディパーク勝どき」という医療モールになっていて、内科皮膚科、小児科(4月開院予定)、耳鼻科もあります。 明るい院内に入って、予診票を書くと、 診察を受けて、すぐに検査。そして診断。 結果はばっちりセーフでした。上の画像が娘の脳動脈です。 脳室の画像も見て、「20代の脳ですね」なんて言われたものですから、娘は大喜び!(笑) |
娘が検査を受けている間、丁度患者さんもまだ見えていなかったので、 先生が、院内を案内してくださいました。 最新MRI、CT、頸動脈超音波検査装置、動脈硬化測定装置、 有能な技師さんもいて、脳の検査、脳血管の検査は何でもできます。 頭痛、物忘れ、脳卒中、頭の怪我など心配な時、 大病院で検査を受け、専門医に診てもらいたいと思っても、 詳しい検査にも診察にも、なかなかたどり着けず、 |
心配がどんどん膨らんでしまうことも良くあります。
手術などが必要な場合は、先生の繋がりで、紹介して頂けるそうです。
頭の健康は、何よりも大切。
ちょっと遠くても病院に何回も通うより、早く話が通じるし、
病院と違って、担当医が代わることはありません(笑)
「勝どき脳神経外科」お薦めです。
ミュージシャンで音楽プロデューサーの小室哲哉さんが、文春に不倫疑惑記事を書かれて、 記者会見して、音楽活動から引退すると語り、多方面から色々な意見が飛び交っている。 私は何といっても「くも膜下出血」の恐ろしさを、知らない人が多いのにビックリしている。 妻のKEIKOさんは2011年10月にくも膜下出血を発症している。 それから、6年半の月日が経っている。 くも膜下出血は、死亡する人が3分の1、後遺症が残る人が3分の1、 社会復帰できるのが3分の1と言われている。 社会復帰可能の場合も、全く後遺症無く復帰できる人は少ない。 |
|
後遺症も、軽症から重症まで様々であるし、 |