秋澄むや 嫁ぎたる娘の 部屋の冷え 海音寺潮五郎
この句は私の祖父で歴史小説作家 海音寺潮五郎が長女である私の母が嫁ぐ時に
引き出物として客に配ったといわれる湯飲み茶碗に書かれたものです。
今、私は丁度この心境が一番ピッタリきています。
私は娘と息子が一人ずついます。
娘は嫁いではいませんが、独立心の強い子で
社会人になると同時に独立して家を出て別に住んでいます。
(私が、くも膜下出血になった時は一時、家にいてくれましたが…)
息子は娘が中一になって生まれ、娘と13才離れています。
親が年取っていたせいか甘えん坊で、学生時代も自宅通学。
社会人になって2年半ですが、ずっと実家から通っていました。
でも、ついにパートナーを見つけて、10月17日の日に、実家を離れて独立しました。
当世、なかなか親から独立せず、パラサイトシングルが多いと問題になっている中、
独立していくことは、自然だし、喜ばしいことだとは思うのですが、
昨日今日、ぐっと冷え込んできて、息子もいなくなった家を掃除していると、
「あ~~!もう、親業は完全に終わった…」
と、ついため息が出てしまいます。
そろそろ終活も始めないとと思って、今日は溜まった納戸の片付けをしました。
10月末なのに暑いくらいの陽気。 今日は、4月末に乳がんで亡くなった大学時代の後輩の女性(「友との別れ」)を偲ぶ会に出席しました。 場所は六本木の『花郷』。和食の美味しい彼女と最後に会食したレストランです。 彼女とはサークル(W・V)が一緒でした。 我が家もそうですが、同じサークル内で結婚しているカップルはすごく多く 彼女の連れあいも私の2年上の先輩。 今日は、その先輩と彼女のお姉さん(私と高校で同期)が出席してくださって、 彼女との思い出をいっぱい語ってくださいました。 結婚のいきさつを聞くと、その熱かったこと!びっくり! お姉さんによると、ある時から毎日毎日同じ人から手紙が来たので、すぐに分かったとのこと。 先輩も「勿論、同じだけ自分ももらいました」ですって! それで、彼女が卒業するとすぐ、結婚したそうです。 その手紙を今でも段ボールに大事にとってあって、息子たちに 「二人が死んだら読まずに捨ててね」って言ってあるとか… (私なんて夫から手紙をもらったことは一度もありません!!) お食事後、お店の奥にあるカラオケルーム(こんなお部屋があるとは知りませんでした)で、 思い出の歌を歌いました。 きっと彼女も一緒に歌っていたことでしょう! それにしてもあんなに愛されて、短いけれどホントに幸せな人生だったのね! 先輩は辛く淋しいことでしょうが、仕事も現役でバリバリだそうで、 きっと彼女との思い出を胸に生きていってくれることでしょう! |
今日は、駒込の東洋文庫ミュージアムで開かれた講演会に行ってきました。 まず、館内にある小岩井農場厳選メニューの揃ったレストラン「オリエント・カフェ」で軽く腹こしらえをしました。 鰹のカルパッチョのアミューズ。スモークサーモンのオードブル。メインはビーフシチュー。それにコーヒー。 以前にランチに来たことがあったので、すぐ分かりましたが、 知らなければ、ここにレストランがあるとは分からないひっそりとした、オシャレなミュージアムレストランです。 講演会前なので、眠くならないようにささっと済ませて会場へ。 今日の講師は鹿児島大学名誉教授で、NHK朝ドラ「あさが来た」の時代考証をしている原口泉氏です。 演題は「薩摩藩留学生と五代友厚」でした。 幕末から明治にかけての歴史の裏話。 (薩摩藩が蒸気船の燃料の石炭を佐賀藩から調達していたなんて知らなかった!) 政治の裏には経済がある。五代友厚は大阪商工会議所設立など、 東の渋沢栄一と並ぶ、日本の資本主義を育てた人。 さらに朝ドラの裏話等、泉先生らしい語り口で色々な話しがあふれ出てくる感じの講演会でした。 |
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安保法案も成立し、武器輸出三原則も撤廃され、 武器輸出を日本の産業の柱にしようとする、今の日本。 いったいどうなるのか?と心配しつつ、 昨日は贅沢ランチを頂いてきちゃいました。 場所は京橋の「シェ・イノ」。 姉妹店「ポンドール・イノ」には行ったことがあるけど、 本店は初めてです。 格式高く、ちょっと私には贅沢すぎるかと思いましたが、 ご一緒させていただいた皆さんは何度もいらして、 絶対に美味しく、雰囲気も良く、一流レストラン!と おっしゃるので、参加しました。 お店は11:30 ぴったりに扉が開けられ、 中に入ったら、ホントにゆったりとして格式あるレストランって感じです。 |
メニューはシンプル。スープが付くものと付かないものがありましたが、お腹も空いていたし、 せっかくだから色々味わってみたいと思って、スープ付きにしました。 飲み物は白ワイン。シャルドネだったかな?すっきりして飲みやすいワインでした。 オードブルは私は魚介オードブル。まず、量にビックリ! 日本のレストランはオードブルっておつまみ程度の量が多いけど、ここはメインディッシュ並み。 魚介好きの私は、最初でもう感激のお味。ゆっくり味わえました。 次はコーンのスープ。オードブルが美味しかったので、運ばれてきた時には写真を撮るのを忘れて、 すぐに、一口頂いちゃいました。暖かくてまろやかな味。こちらもたっぷりの量。 さて続いてメイン。イサキのソテーにあっさりしたコンソメ風のソースがかかっていました。 カリカリのあっさりしたお魚に、野菜たっぷりのソース。お魚は新鮮で大きな切り身なので、これこそメイン。 フランスパンを合間に頂いたら、もうお腹いっぱい。 おしゃべりしながら、ゆっくり出来ました。 最後のデザートのケーキは何切れでもいいと言われましたが、2切れしか入りませんでした。 巨峰ののったケーキと木イチゴの入ったピスタチオのマカロンケーキ。 上品な丁度良い甘みのケーキでした。 |
今月お誕生日の方がいらしたので、バースデイサービスプレートも最後に運ばれてきました。 すてきなデザインのお皿にのった紅白のソルベ。素敵! 恥ずかしくなるような盛大な見送りを受けてお店を出ました。 まだ話したりなかったので、東京駅のグランルーフ3Fにある 「フレンチ茶懐石 福寿園茶寮」で、蓮餅とほうじ茶を頂きながら女子トーク(婆トーク)。 心も身体もリフレッシュされました。 上品な奥様方とご一緒だと何となく、いつもの自分と言葉も変わってきてました(笑) |