最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

脳動脈瘤の破裂誘因

2007-11-22 14:31:36 | くも膜下出血
義母がどうしても今日、K病院にまた行くというので朝、車で送っていった。
私は外来診察の日だし、その後記念館に回らなければならないので、
義姉にK病院に来てもらうことになった。
義母は、タクシーを使えば一人で行ってこられるから大丈夫と言うが、
足が痛くて、シルバーカー(手押し車)につかまって歩かなければ歩けないし、
耳が遠くて、ドクターの言うことは半分も聞こえていないから、絶対介助が必要だ。
K病院は私の通うK大学病院までの通り道だから、病院の前でおろして、
私はそのまま車でK大学病院に行った。

病院はかなり混んでいたが、予約時間から、そう待たずに呼ばれた。
寒くなって少し血圧は高めだが、ほぼ安定している。
座骨神経痛もホカロンと腰痛体操でほぼ克服。なんとか、もう少しは保ちそうだと報告した。
来月、私の頭にあるベビー脳動脈瘤の成長具合をMRI検査をすることになった。

Myドクターに手術してもらったyuriさんは、今日退院したそうだ。
先週の月曜(12日)に入院して、水曜(14日)に手術でもう今日(22日)に退院だから、
本当に順調に治療できたということだ。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリップ手術もたった10日間の入院で出来るということだ。
なんて簡単にできるようになったのでしょう!

「やあ、でもMさん(私)にいいドクターなんて推薦してもらって
 ここで後遺症を残すような手術はできないと思って、
 手術室に入る時、Mさんの顔が浮かびましたよ。プレッシャーでしたね!」
と笑いながらドクターKが言った。
フフフッ

yuriさんが1月にくも膜下出血になり未破裂脳動脈瘤も見つかって
精神的にも凄くまいっていたそうだといったら、
未破裂脳動脈瘤が破裂する誘因に精神的ストレスも大きく関係するので、
精神的に動揺している人は、大きさ的には緊急を要するようなものでなくても、
手術した方がいいといえるでしょうとドクターKは言っていました。

コメント (16)
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ADR(裁判外紛争解決制度)

2007-11-21 17:52:52 | 医療と健康
今朝のNHKテレビ「生活ほっとモーニング」2007.11.21

和解 ~家族と病院が向き合った150日~

実に興味深い内容だった。
東京女子医大病院ではこのところ手術などの治療を巡って裁判など、
病院と患者のトラブルがいくつも起きて、
特定機能病院の指定が一時取り消されたりしていたが、
心臓手術で、子どもが死亡したり重度の障害を負ったりした8組の家族が、
集団で病院側と和解したそうだ。

番組で扱っていたのは2歳のまな娘を失ったご夫婦のケースで、
心臓の手術は成功と告げられたのに、翌朝心不全で亡くなったというケースです。
医療ミスがあったのではと思い、カルテを調べるうちに、
手術前に聞いていたのとはちがう、見知らぬ医師が執刀していたことが発覚、
「医療ミスではないか」という疑いが確信に変わっていったというものです。
両親は民事裁判にせず、当事者同士で話し合う制度ADRに臨みます。
話し合いの中で双方の認識のズレが浮かび上がります。

一つには、カルテにあった執刀医が自分たちが一度も話したこともない、
その手術をするのは初めての医師で、
自分たちに説明したその医師の指導的立場の医師は、
補佐役になっていたということだ。
病院側の説明では、そういうことはよくあることで、
どんな外科医でも初めて執刀することはあるわけだし、
普通、初めて執刀する医師を紹介すれば、患者は不安を持つのは当たり前なので、
患者に告げないでそうすると言っていた。病院の人だけでなく、
医療評論的立場の方も、そういっていた。
う~~~ん…!これは、そういわれれば確かにそのような気がするが、
手術はチームでやるわけだし、一緒にやる医師は全員紹介すべきだという気がする。
もし、不安にさせるのはよくないと思うなら、
リーダー医(というのかわからないが)が、
自分の指導の下でこのメンバーで手術を行いますと紹介したらいいと思う。
“見知らぬ医師”では、やはり問題だと思った。

また、心不全を起こす兆候を見落としたのでは?など、真剣に医療側の討論もあり、
その場に両親が同席できたことは、とても素晴らしいことだと思った。
「亡くなってしまったのだから、やはり失敗だった」という言葉も心に残った。
そして最後に執刀医が、自分が至らなかったことを両親に詫びていたことは
この和解が成り立った大きな要素だったと思う。
当事者同士が話し合える場となるADRは、素晴らしい制度だと思った。
医療側も「真摯に患者を救おうとして努力した、でも救うことができなかった。残念だ!」
ということを患者側に伝えられれば、多くの場合は分かり合えるのだと思う。
ミスだってあるかもしれない、人間だもの。
あそこで気がついていれば…、本当に残念だ。すまない。と謝れれば、
お互いの気持ちは、通い合える。
だって、患者だって自分にはとてもできないことを医師に頼んでしてもらうのだから…

しかし、ADRにも、まだ問題点はある。
朝だったので、書き留める暇がなかったが、
トラブルが起きた時、全部にADRを行うことはできない。どの範囲までするのか?
執刀医など当事者を強制的に出席させることはできない。転勤などでいない場合もある等。
まだ後3つくらい問題点があったけど、忘れました。
また思い出したら書きます。

長くなりましたが、人間関係は何といってもコミュニケーション。
話し合うことで心が通じ合えるのだとつくづく感じました。
裁判になれば、当事者同士で話し合う場など絶対にありません。
罪人として問われるのですから、医師に謝る気など起きるはずもありません。
医療トラブルはこうした話し合いによる解決が一番いいと思います。
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開頭クリップ

2007-11-19 22:28:03 | くも膜下出血
今日は午後、yuriさんのお見舞いに行ってきました。

yuriさんは、Myサイト「しぶとく生き残るためのヒント」のBBSを訪れた方で、
今年1月にくも膜下出血になったけれど、無事コイリングで後遺症もなく生還したそうです。
でも、その時にもう1つ4㎜くらいの未破裂脳動脈瘤があることが分かり、
手術を勧められたということです。
瘤の形や周辺の血管の状況からして、コイリングではなく開頭クリップの方がいいと言われたとか。
主治医の先生が開頭クリップ手術は自身では行わないとかでよそを紹介すると言われたけれど、
どうもその先生の説明がいまいちわからないし、yuriさんの不安な気持ちを理解してくれない。
「開頭クリップが得意でいいドクター知りませんか?」
とBBSに書き込まれたのです。
そこで、私はMyドクターKを紹介しました。
そして、ドクターKにセカンドオピニオンをもらいに行って
「とても信頼できるドクターを紹介してくれてありがとう!」
よろこんでくれたこと、Myブログ「嬉しかったこと、2連発!」(10/12)に書きました。

yuriさんは、結局、先週の水曜日11月14日(水)にドクターKに開頭クリップ手術をしてもらって、
入院中であることをyuriさんのご主人からメールで知らせて頂きました。
そこで、今日お見舞いに行ったわけです。

ビックリしたこと
その① 脳神経外科の病棟(外科病棟)がすごーく新しくてピカピカになっていたこと。
    (私が入院していた時は古くて狭くて「あれじゃ治るものも治らない」とドクターが言っていた)
その② 頭髪を全く剃っていなかったこと(これはこの頃はそうだと聞いていたが…)
その③ yuriさんの頭の傷が私のと比べるとずっと小さかったこと。

yuriさんは、とても元気で私も安心しました。
くも膜下出血を克服しながら、もう一つの未破裂のおかげで、
不安な状態がずっと続いて苦しんでいたこと。
K先生に相談して、説明して頂き手術をして頂こうと決心できたこと。
いろいろと話し込んでしまいました。

帰りにyuriさんが
「mayakoさんにいいものあげる」といってこれを渡してくれました。



頭痛封じ、ぼけ封じ ご祈祷済の枕宝布(枕カバー)だそうです。
これはいい!枕にして寝ましょうっと



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晩秋

2007-11-18 21:57:40 | Weblog


今朝は、前の家の屋根が真っ白になっていて
「ウワーッ、霜が降りてる!」と思わず叫んでしまいました。
メンバーの一人も風邪でダウン。全国的にインフルエンザも流行し始めているようですね。
でも、日中は青空で暖かくて風もなくテニス日和!
テニスコートの周りにある桜の木も葉がすっかり紅葉していました。

私はすねと膝の外側、そして腰にホカロン貼って何とか調子よくできました。
でも、やっぱり3時半には足がつりそうになって、一人先にリタイア!
朝10時半からやったのだから、ま、いいかっ!
“秋の日はつるべ落とし”という通り4時過ぎには一気に暗くなり、寒い風が吹いてきました。
今月まではいいけど、来月はきっと寒いだろうな!

今日は、何本か調子いいショットが決まって、ちょっとストレス解消しました。
心地よい疲れです。ネムネムZzzzzz...
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寒くなりました

2007-11-17 21:11:52 | Weblog
東京も急に寒くなりました。
ずっと暖かい日が続いていたので、急に寒くなると身体が適応するのが大変。

今日は息子のコートを買うのに付き合って(コートくらいは買ってあげるかと思って…)
おせち料理を予約して、12月2日にする義父の3回忌の法要のお返しにするのに、
義父が大好きだったお煎餅を予約しに行ってきた。
歯が丈夫だった義父は92才で亡くなるまでお煎餅が大好きで、
梅月堂(東京文京区向丘)の煎餅は硬くて有名なのにいつも
「ここのが一番美味しい!」と言ってポリポリとかじっていた。
私はどちらかというと甘いお菓子が好きなので、
お煎餅の美味しいマズイがいまいちわかりませんが、
梅月堂のお煎餅はとても美味しいと、ブログなどにも書いてあります。
昔ながらの手焼きで、堅焼き煎餅がとても美味しいと夫も言ってます。
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実母の白内障手術

2007-11-15 19:44:57 | 医療と健康
今日は、実母の白内障手術の日でした。
白内障の手術は今や手術ともいえないほどの手軽な治療になりつつありますが、
やはり、年も年だし両眼一度にするというので、病院に様子を見に行ってきました。
病院は相模原にある北里大学付属病院です。
昨日入院して、今日の午前中に手術するというのでちょうど正午に病院に行くと、
もう手術を終えて病室にいました。当然両眼覆われているかと思ったら、
なんともう、片目は覆いがとられしっかりと見えるようになっていました。
だから、昼食もちゃんと自分で食べることができ、
少し興奮して手術の様子をしゃべり散らしていました。
「まるで、美容院なのよ。三人の患者が三台の手術台に座って、いっぺんにするんですもの。
右目は男の先生だったけど、左目は女の先生だったわ。痛くなかったし、どうもなかった」
母の昼食が終わって、私と姉も昼食をとりに院内レストランにいって帰ってくると、
もう片側の覆いもとられていました。
「見え方はどう?変わった?」ときくと
「そうねえ!白が鮮やかになった感じがするわ」という。
そう劇的な変化ではないようだ。症状がそんなに進んでいなかったからかしら??
担当医がきてお話が聞けるかなと思ったけど、4時まで待っても見えなかったので、
義母の食事の用意もあるので家に帰ってきました。
相模原は遠いんですもの(>_<)
まあ、あれだけ元気なら大丈夫でしょう!

家に帰ってみるとショックなハガキが来ていました。
中学時代の友人からの喪中ハガキですが、
何と33才の娘さんが、わずか6ヶ月の胃ガンの闘病で亡くなったというものです。
娘や息子が万一そんなことになったらと思ったら、私自身生きていけない気がします。
どんな思いでいるのかと思うと、胸が締め付けられます。
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ストレス

2007-11-13 23:27:24 | 医療と健康
人間って生きていれば、必ずストレスはある。
私のように、人に対して「気にしない!前向きに、前向きに」なんて言ってる人でも、
時々、イライラして眠れなくなることだってある。
そんな時は、何から何まで、気に入らないことだらけになって、
人に対してもなかなかやさしくなれない。

ストレス解消のためにテニスをしに行っても、
上手くできず、ますますストレスがたまってしまったりする。

今日は朝の占いで、名前が「ま」で始まる人は絶好調のはずだったのに
全然うまくいかなかった。
(占いなんて馬鹿にしているくせに…)

昔、斉藤洋さんの子どもの本で、考えていることが文字になって
他人(何の動物だったかなぁ?)に見えてしまうので、
動物たちが物事を考えないようにする島の話しを読んだことがあったけど、
こんな日に私が心の中で考えていることが見えたら、
呆れられちゃうだろうな!意地悪なことばっかり考えている。
全く、自己嫌悪に陥ってしまう!

ストレスは溜めては危険!
明日は気分を変えて
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北原亞以子講演会

2007-11-08 22:02:59 | 海音寺潮五郎

今年度の(財)海音寺潮五郎記念館の文化講演会は下記の通り開催されることになりました。
お近くの方は、ぜひいらして下さいね!

北原亞以子講演会のお知らせ

  

       財団法人  海音寺潮五郎記念館

海音寺潮五郎記念館では、 海音寺潮五郎歿後三十年にあたり、下記のように記念講演会を開催します。講師の北原亞以子さんは、今、最も活躍されている女流時代小説作家の一人で、「慶次郎縁側日記」と「深川澪通り木戸番小屋」の連作はテレビドラマシリーズとして放映され、多くの人々に親しまれています。
12月の土曜の午後のひととき、ぜひ、ご来聴下さいますよう、ご案内申し上げます。




日時  12月8日(土)
        午後 1時30分 開場
        午後 2時     開会
         (午後4時 閉会)
場所  天王洲アイル
     JALビル2階 WING HALL
講師  北原 亞以子 さん
演題  「幕末の人たち」
参加  無料(先着150人)
往復ハガキ又はFAXで氏名、連絡先、人数を
明記の上、記念館までお申し込み下さい。
電話での受付は致しません。


海音寺潮五郎記念館
〒156-0052
東京都世田谷区経堂2-12-9
TEL : 03-3429-1338
FAX : 03-3426-5145


財団法人海音寺潮五郎記念館は故 海音寺潮五郎(1901-1977、歴史文学作家、「天と地と」「平将門」「二本の銀杏」「風と雲と虹と」「西郷隆盛」等がある)の文業を記念して、その旧宅を記念館として設置し、資料の整理・公開を行う他、研究会・講演会の開催などの文化事業、歴史研究の助成などを行っています。
講師紹介

          
          
北原 亞以子 さん

        

              (C)新潮社

東京・新橋で家具職人の娘に生まれる。千葉県に疎開。千葉県に疎開。県立千葉第二高校卒業。石油会社、写真スタジオ、広告会社等に勤務。1969年「ママは知らなかったのよ」で、第1回新潮新人賞受賞、「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作入選。その後20年を経て、1989年「深川澪通り木戸番小屋」で第17回泉鏡花文学賞、1993年「恋忘れ草」で第109回直木三十五賞、1997年「江戸風狂伝」で第36回女流文学賞、2005年「夜の明けるまで」で第39回吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に「まんがら茂平次」「埋もれ火」「妻恋坂」「物語新選組隊士悲話」「暗闇から―土方歳三異聞」「歳三からの伝言」「東京駅物語」等がある。
コメント (10)
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人体の再生能力

2007-11-06 11:22:33 | 医療と健康
昨夜のNHKスペシャルご覧になりましたか?

眠れる再生力を呼びさませ
 ~脳梗塞(こうそく)・心筋梗塞(こうそく)治療への挑戦~


脳梗塞で左半身麻痺になった人にその人の骨髄から骨髄幹細胞を採取し、
培養して数を増やして、倒れて1ヶ月後に体内に入れたら
(点滴で静脈に50分くらいかけて入れる)、
な、な、なんと5時間後には梗塞で死んだと思われた梗塞部分が小さくなり、
翌日には、今まで動かなかった左指が動くようになった。
画像所見とも一致しているので、明らかに治療の効果だそうだ!
その1回の投与とリハビリで3週間後にはまっすぐ歩けるようになり、
8ヶ月後、退院の時には見違えるほどの回復ぶりを示していた。

この骨髄幹細胞は血管を再生したり、傷ついた神経細胞を元気づけたり、
自ら、神経細胞になったり、まるで魔法のような細胞らしい。
自分のものを自分に入れるのだから拒否反応などの問題もないそうだ。

再生治療は脳だけでなく心臓でも行われていて、
ドイツの話しでしたが、心筋梗塞患者が骨髄の細胞で治療を行い、
傷ついた心筋細胞が復活し、スポーツが出来るまでに回復している映像が流れました。
骨髄移植は良く白血病で聞くけど、これは知りませんでした。

さまざまな病気で脳が傷つき、障害が残った人、まだまだこれから希望があります!

再放送:2007年11月7日(水) 深夜【木曜午前】0時25分~1時14分 NHK総合
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ホームページ

2007-11-05 14:32:08 | Weblog
ホームページを作ってみたいと思っている人は多いと思う。
私は、自分がくも膜下出血になる前には、作ってみたいなどと思いもしなかった。
だって、多くの人に伝えたいことなんて何もなかったから…
くも膜下出血を無事乗り越えた時も、天性呑気なせいか最初はそれほど、
大変だったような気がしなかったので、人に伝えたいとは思いませんでした。
でも、友人のお母さんがこの病気の後遺症で
本人も家族も大変な思いをしていることを知ったり、
医師に運が良かったといわれたり、会う人ごとに、
何で無事に後遺症なく生還できたかと聞かれ、
この病気について調べていくうちに、確かに運も良かったが、
自分自身、周りにいた人の処置などの影響も大きかったと思った。

そこで、自分の体験を良く分析して人に知らせることは意義のあることではないかと思い、
文章にして本にしてみた。でも私の本なんて買ってくれる人は限られている。
そうだっ!こういう時こそインターネットだと思い、ホームページを作った。
今、これは本当にいい思いつきだったと思っている。
一銭もお金もかからずに、自分の知らせたいことを世界中に知らせることができる。
そして、知らせるだけでなく読んだ人の意見まで聞くことができる!
こんな素晴らしいことはないと思った。

今また、私は、祖父 海音寺潮五郎の作品を読み返し、
とても素晴らしい作品が本当にたくさんあると思い
少しでも多くの人に読んでもらいたいと思って、
記念館のホームページを作ろうとしている。
しかし、これは難しく、暗礁に乗り上げている。
記念館のホームページとなれば、私の思いだけではできない。
館のみんなの思いを入れて作らなければならない。
しかし、根本が食い違っているようで、もう投げ出したくなってしまっている。

だいたい私は、小説家の記念館なんてものは見てもらっても、
作品を読んでもらわなければ意味がないと思っている。
画家や彫刻家などは、展示品が作品であるから、記念館に足を運んでもらうことが、
何より大切だ。しかし、小説家の作品は小説だ。
もちろん、記念館に来館したことがキッカケで作品を読むことになったり、
多くの作品を読んで、どんな人だったかを知りたくて
来館する人もいるので、来館者を拒むつもりはない。
しかし、記念館は海音寺の自宅であったところをそのまま(多少手は入れているが)
開放しているだけで、人的受け入れ体制も全くできていないので、
予約者だけにこちらの都合の良い時に見学頂いている状況だ。
予算からいっても、その状況を今すぐ変えられない。
となれば、ホームページは、記念館の紹介というより、
海音寺の作品と人となりを紹介するページをつくるしかない思うのだが、
わかってもらえない。
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義母の脊椎

2007-11-02 17:21:14 | 医療と健康
   

義母は、先週の日曜日(10/28)に朝起きあがろうとしてベッドから落ちたそうだ。
ズルズルッと落ちたそうで、激しく打ったわけではないけれど、胸のところを打ったようで、
「咳をしたり、押したりすると痛い」という。
「もし折れていたらいけないから、一度、病院で診てもらおう」と何回か勧めたが、
「大丈夫、少しずつ良くなってるから、じき治るでしょう」といって行こうとしなかった。

ところが今朝、8時過ぎにインターホンが鳴って、出ると
「やっぱり病院に行こうと思うの」と言ってきた。
「ひどく痛むんですか?」と言うと、
「そういうわけじゃないけど…」と言う。
洗濯もそのまま食事の片づけもそのままで、慌てて用意して下りていくと、
「胸は大したことないけど、足の痛いのを診てもらおうと思って」と言う。
例の座骨神経痛だ。家の前の老人病院は相変わらずイヤだというので、
K病院に車を走らせた。なんとか診察開始の9時に受付をすませ、整形外科に行ったが、
相変わらずの混雑ぶり。最初に問診をしてX線検査をしてくるようにと言われ、
それを済ませたら、またまた、長時間待たされた。
やっと名前を呼ばれて、診察室にはいると、
さっき撮ってきたX線検査の画像を貼り付けて説明してくれた。

胸のほうは7番目の肋骨が骨折しているようだ。でも、ズレもないので
それほど痛くなければ、このまま自然治癒にまかせましょうということ。
あまり痛ければ固定バンドを作るのでまた来て下さいとのこと。
画像を見ても、ヒビが入っているのかわからなかった。

座骨神経痛のほうは、骨の変形が進んでいるのと脊椎管狭窄による
神経の圧迫から来ているものだと思われるとのこと。
こちらは素人目にも、骨の変形がはっきりわかりました。
上がそのレントゲン画像です。見るからに痛そうです。
でも、歩けないほど痛いわけでなく、座っていれば痛くないと言うことだし、
年齢的にも、腹部大動脈瘤があることを考えても手術は無理だと思うとのこと。
結局、ビタミンB12を補う薬(メチコバール)と血行促進剤(オパルモン)と
貼り薬が30日分出ておしまい。
神経ブロックというのはどうかと聞いたら、効く人も効かない人もいるとのこと。
う~~ん、座骨神経痛は難しい!!!
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