2017.2.8 朝日新聞朝刊 ↑クリックで大きくなります |
昨日の朝日新聞の朝刊に「脳動脈瘤 抑える薬へ期待 京大仕組み解明」
という記事が掲載された。(朝日デジタル記事「脳動脈瘤、薬の治療に道 京大、炎症の仕組み解明」)
この記事によると、今まで、破裂するとくも膜下出血になる脳動脈瘤の発症については不明であったが、
京都大学の青木友浩准教授らが、白血球の一種であるマクロファージュ(よく聞きますね)という細胞の
表面にあるタンパク質が血管内に炎症を起こす物質を活発化させて、動脈瘤を作ることをラットで突きとめたそうだ。
そして、このタンパク質の働きを抑える薬を、人工的に脳動脈瘤を発生させたらラットに飲ませたら、
瘤周辺のマクロファージュが減り、瘤は大きくならなかったということだ。
ただ今回使った薬は、他の病気の治療に使って、副作用が見られたため、まだ安全性の高い薬を開発しなければならないとのこと。
脳動脈瘤の発生のメカニズムがわかって、それを抑える方法がわかったということは、くも膜下出血克服の第一歩!
期待しましょう!
遺伝リスクの高いくも膜下出血。
我が家の娘と息子に脳動脈瘤の検査を受けるように薦めているが、
忙しさを理由にまだ受けていない。
見つかった場合の不安も大きいに違いない。
以前「大動脈瘤が薬で治せる!?」なんて記事があったけど、未だ進んでいる様子はない。
この話どんどん進んで、早く薬が出来て、例え脳動脈瘤が見つかっても、大きくならず、さらに消失させることができる日が来ますように!