乳幼児がひどくお腹を痛がったら、「腸重積」という怖い病気の症状であることもあるとは、
育児書に必ず書いてある。我が家の娘も息子もいまだにしょっちゅう腹痛を起こすが、
小さい頃には、二人とも腹痛で、もしかしたら「腸重積かもしれない!」と思って、
医者に連れて行って、結局、ただの腸炎だったことはあった。
腸重積
腸の一部が同じ腸の中にもぐり込んでしまう病気。
ちょうど望遠鏡の筒のように腸の一部が二重(場合によっては、三重にも!)に重なり合ってしまうのです。
多く見られるのは小腸の終わりの部分(回腸)に大腸が入り込むというもの。
最初は赤ちゃんの機嫌が悪かったり、ぐずったりすることで気づきます。
痛みが強いと、ふつうの泣き方とは違うはげしい泣き方をしたり、
いきなり吐いてしまう場合も!
こうした症状はしばらくすると一度おさまりますが、5~15分ぐらいすると、
また不機嫌になり、泣きだしたりします。そして数分後にはウトウト……。
こうした様子を繰り返すのが腸重積の特徴で、
繰り返すうちに赤ちゃんはだんだん泣き疲れてグッタリとしてきます。
この繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。
ほうっておくと重なった腸の内側に血液が届かず、壊死を起こしてしまうことがあります。
gooベビー 3才までの病気百科より
昨日、姉に電話したら、名古屋に住む姉の娘(姪っ子)から
「『Mちゃん(姪っ子の娘)が、腸重積かもしれない』って電話があったの」
と言った。
「それは心配ね!でも、うちの子も小さい時、ひどくおなかを痛がって
医者に言ったことがあったけど、そうじゃなかったし、
実際、腸重積になった子は身近には知らないから、きっと大丈夫よ」
「そうよね」
と話しあった。
しばらくしたら、また電話で
「Mちゃん、やっぱり腸重積らしいということで、最初の病院ではダメで、
愛知医大の救急センターに運ばれたっていうの」
「えーっ!それは大変」
常々、ばばバカで、Mちゃんの自慢ばかりしている姉は心配で寝られなかったみたい。
今朝、あわてて名古屋に行ったら、Mちゃんは、
1回のバリウム注入で無事重なり合ってしまった腸が元にもどったそうで、
高度救急救命センターのHCUにいて点滴が痛々しかったけど、
もうお腹が空いたと言って、食事をとっていたそうです。
今夜一晩入院すれば、明日は退院できるだろうということで<ホッ>
この姪っ子の娘Mちゃんは3才9ヶ月ですが、生まれてすぐ新生児マススクリーニングでひっかかり、
先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)と診断され、皆をビックリさせましたが、
生後9日目から薬を飲み(現在も飲んでいます)、無事、全く正常に育っています。
また今回、腸重積だなんて驚かせたけど、これまた難なく乗り越え、
これから先どんな大波がきても、スイスイ乗り越える波乗り名人として生きていけるでしょう!