最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

腸重積

2008-11-26 21:08:22 | 医療と健康
子育てをした人なら誰でも、「腸重積」という病気は聞いたことがあると思う。
乳幼児がひどくお腹を痛がったら、「腸重積」という怖い病気の症状であることもあるとは、
育児書に必ず書いてある。我が家の娘も息子もいまだにしょっちゅう腹痛を起こすが、
小さい頃には、二人とも腹痛で、もしかしたら「腸重積かもしれない!」と思って、
医者に連れて行って、結局、ただの腸炎だったことはあった。

腸重積
腸の一部が同じ腸の中にもぐり込んでしまう病気。
ちょうど望遠鏡の筒のように腸の一部が二重(場合によっては、三重にも!)に重なり合ってしまうのです。
多く見られるのは小腸の終わりの部分(回腸)に大腸が入り込むというもの。

最初は赤ちゃんの機嫌が悪かったり、ぐずったりすることで気づきます。
痛みが強いと、ふつうの泣き方とは違うはげしい泣き方をしたり、
いきなり吐いてしまう場合も! 
こうした症状はしばらくすると一度おさまりますが、5~15分ぐらいすると、
また不機嫌になり、泣きだしたりします。そして数分後にはウトウト……。
こうした様子を繰り返すのが腸重積の特徴で、
繰り返すうちに赤ちゃんはだんだん泣き疲れてグッタリとしてきます。
この繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。
ほうっておくと重なった腸の内側に血液が届かず、壊死を起こしてしまうことがあります。

                    gooベビー 3才までの病気百科より


昨日、姉に電話したら、名古屋に住む姉の娘(姪っ子)から
「『Mちゃん(姪っ子の娘)が、腸重積かもしれない』って電話があったの」
と言った。
「それは心配ね!でも、うちの子も小さい時、ひどくおなかを痛がって
医者に言ったことがあったけど、そうじゃなかったし、
実際、腸重積になった子は身近には知らないから、きっと大丈夫よ」
「そうよね」
と話しあった。

しばらくしたら、また電話で
「Mちゃん、やっぱり腸重積らしいということで、最初の病院ではダメで、
愛知医大の救急センターに運ばれたっていうの」
「えーっ!それは大変」
常々、ばばバカで、Mちゃんの自慢ばかりしている姉は心配で寝られなかったみたい。
今朝、あわてて名古屋に行ったら、Mちゃんは、
1回のバリウム注入で無事重なり合ってしまった腸が元にもどったそうで、
高度救急救命センターのHCUにいて点滴が痛々しかったけど、
もうお腹が空いたと言って、食事をとっていたそうです。
今夜一晩入院すれば、明日は退院できるだろうということで<ホッ>

この姪っ子の娘Mちゃんは3才9ヶ月ですが、生まれてすぐ新生児マススクリーニングでひっかかり、
先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)と診断され、皆をビックリさせましたが、
生後9日目から薬を飲み(現在も飲んでいます)、無事、全く正常に育っています。
また今回、腸重積だなんて驚かせたけど、これまた難なく乗り越え、
これから先どんな大波がきても、スイスイ乗り越える波乗り名人として生きていけるでしょう!

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不思議な花 サフラン

2008-11-25 21:18:28 | Weblog
地中海沿岸原産で紀元前16世紀、古代エジプトですでに

薬用として使われていたというサフラン。

ヨーロッパでも紀元前から

薬用、香辛料として使われていたそうだ。

スペイン料理のパエリアの黄色い色はサフランよね。

食用や薬用に使われてきたのは、

サフランの雌しべの「柱頭」と呼ばれる部分で、

乾燥したものは暗赤色~赤褐色で長さ3cmほどの

曲がった糸状をしている。

と書いてありますから、左の写真のひょろっと長く出ている赤い

のがそれですね。

香りもとてもいいです。生薬としては、番紅花と呼ばれ、

鎮静、鎮痛、通経作用があるそうです。

このサフランは布を染めて楽しんでいる知り合いの人から、

球根をもらったものです。

「土も水も何もいらないのよ。ただおいておけば花が咲くの!」と教えてもらい、

「これはものぐさな私にピッタリ」

と思いました。でも本当に咲くのかちょっと心配していましたが、昨日今日で急に咲きました。

不思議!?球根の中に全部花が咲くのに必要なものが入っていたのね。

クロッカスに似ているなぁと思ったら、同じ、アヤメ科で学名がCrocus vernusですから、親戚ね!

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京都にいってきました!

2008-11-19 21:19:48 | Weblog

東福寺
母と姉と3人で秋の京都を堪能してきました。

16日東京を出る時は、雨が降っていました。
天気予報でも雨は西からあがってくるということなので、
京都に行けば、あがっているかもと思って、
新幹線を降りると、どんよりとしてはいるものの
もう雨は上がっていました。

まず、駅に近い三十三間堂にいって
居並ぶ千体の千手観音像を見て、
東福寺に向かいました。東福寺は京都屈指の紅葉の名所。
つく頃には空も晴れて日が差してきました。
通天橋という橋廊を渡ると、もうすっかり色付いた紅葉が、
私たちを待っていてくれました。夕日が当たって
「秋の夕日に 照る山紅葉~♪♪」歌そのままです。
一日目から、ここまで良い天気で
紅葉を楽しめるとは思いませんでした。

仙洞御所 北池

仙洞御所 紅葉橋
二日目は、仙洞御所見学。後水尾上皇の御所として江戸時代に建てられたもの。
仙洞御所は1854年に大火で焼失し、再建されていない。
今ある御所は、皇太后のための大宮御所で、
1867年に造営されたものです。
現在も天皇皇后両陛下、皇太子殿下や外国元首等が入洛された際には使用されています。
宮家はここを使わず、ホテルにお泊まりになるとか…
「でも、きっとホテルのほうが快適だと思います」なんて案内の方が言われてました。
その後、お茶漬けを食べて、御所の北にある相国寺で八方睨みの鳴き竜を見て(ちょうど公開されていた)
太秦の広隆寺の弥勒菩薩に癒され、錦市場を楽しんで、
町屋を改造したおばんざい懐石料理「百足屋」で美味しい京料理をいただき、
ライトアップされた高台寺を見てホテルに帰ってきました。
学生時代の友人が車で案内してくれましたが、かなりの距離歩きました。
83才の母はよく歩けたと思います。

桂離宮 松琴亭

桂離宮 天橋立
三日目はホテルの目の前の二条城(↓)見学。
二条城は徳川家の京屋敷。
大政奉還で有名な建物は二の丸御殿で
誰でも知っていますが、
奥へ進むと本丸御殿があります。
ありますと言っても元の家光の建てた天守閣も殿舎も
火事で焼失し、今ある建物は
京都御苑内にあった旧桂宮邸だそうです。
庭の清流園は、江戸初期の豪商角倉了以の屋敷から、
建物の一部と庭石約800個を譲り受け、これをもとに
1965年に完成したもの(新しいものなのね!)だそうです。

そして、午後からは桂離宮。
一度見学したいと思いながら、
わざわざ申し込まなくてはいけないので、
見学したことがなかった。
1615年頃から1662年にかけて八条宮家(桂宮家)の
別荘として建てられたもの。

桂離宮 古書院 中書院

二条城 清流園
ここは他と違って、建物は火災などにあうことなく、
建てられた時のまま(改造などはあったようだが)である。
桂離宮は小堀遠州作と歴史で習った気がしますが、
最近では八条の宮智仁親王(としひと)と
その志しを受け継いだ子息の智忠親王(としただ)の
自らの構想、設計とされているそうです。
それにしても、どこから見たらどう見えるかを
考えに考えた神経質過ぎるほどの庭の設計。
日本庭園の美の極
日本料理と何か相通ずるものがある。

ここでも天気はついていて、
到着した時は小雨が降っていたが、
歩き始めて10分くらいでさ~っと晴れて、
青空の下で見学できました。

何とも素晴らしい母娘京都旅行でした!

コメント (2)
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脳動脈瘤検査

2008-11-13 21:11:14 | くも膜下出血


今日は、MRIで私の頭のベビー脳動脈瘤の成長具合を調べました。
△印のところです。

「大丈夫変化ありませんよ」っていわれました<ホッ>

今日はMRIが特別うるさい感じがしました。
いつもは工事現場にいるようですが、半分寝てしまうのに、
今日はうるさくて眠れませんでした。
検査が終わって4階の脳外科外来に行くと、ものすごく混んでいました。
外来はいつも混んでいるけど、日によって混み具合が違います。

ようやく呼ばれて、診察室にはいるともう、さっき撮ったMRIの画像が見られました。
3Dでいろいろな方向から見られて、

「この方向が一番わかると思います。プリントアウトしてあげましょうね」

と言って、渡してくれました。

「わたしのサイトにきた人で、2㎜で破裂したって書き込んだ人がいましたけど…」

と言ったら、

「あります!でも、やはり一般的には破裂の可能性はうんと低いです。
やはり、5㎜以上になれば高くなりますね!」

ですって。

寒くなってくるといろいろと脳卒中の引き金になる要因が増えるので、
血圧あげないよう、疲れすぎないよう皆さん気をつけていきましょう

コメント (29)
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妊婦の脳卒中

2008-11-05 21:43:35 | 医療と健康

脳出血妊婦を6病院が受け入れ拒否 意識不明の重体

今年9月、妊産婦が脳卒中を起こし、
かかりつけの病院から救急搬送要請があったものの
杏林大学病院はじめ、6病院が受け入れを断って、
数時間後に都立墨東病院で手術を行って無事出産したものの、
妊婦は現在も意識不明の重体だということだ。

最近話題になっている、救急搬送要請を断られた妊婦はみな脳出血だ。
妊産婦の脳卒中ってどれくらいあるのだろう?
ネットで調べるといまいちわからない。

昔から妊婦の死因で怖いといわれるものに、子癇がある。

子癇とは

子癇前症における高血圧と腎機能障害が重症化した結果として、
脳の血管が攣縮し、てんかんが起こると考えられている。
症状だけからは、妊娠中に発生した脳卒中との区別は非常に難しい。


と書いてある。

つまり、妊婦が、脳卒中になる率は低いといわれているが、
子癇で亡くなったとされる妊婦が脳卒中であった可能性は十分あると言うことだ。
子癇の治療は産科の分野かもしれないが、
脳の血管攣縮、てんかん、脳卒中は脳外科の分野。
総合周産期母子医療センターに産科医を2人以上配置しても、
脳外科との連携がなければ、脳卒中の妊婦は救えないと思う。

妊婦は若いので自分が脳卒中になる心配があるとは考えないと思う。
私も上の子を妊娠して、臨月近くになった時、妊娠中毒症になって、
血圧が上がり、浮腫が出て、塩分制限と言われた。
でも、自分が脳卒中になるとはあまり心配しなかった。

妊産婦の脳卒中についてもっと詳しく調査して、
体制を作って広くしらせるべきだと思う。

コメント (6)
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原口泉講演会

2008-11-03 16:37:31 | 海音寺潮五郎

 今年の 海音寺潮五郎記念館の講演会は、鹿児島大学教授の原口泉氏です。
原口氏はNHK大河ドラマ「篤姫」の時代考証を担当していますが、
今や鹿児島に関するあらゆることの歴史研究の第一人者です。
そのほか、時代考証を担当した大河ドラマの過去作品は「翔ぶが如く」「琉球の風」があります。
お近くの方、ぜひぜひご参加下さい!

 

原口泉講演会のお知らせ


  


                財団法人  海音寺潮五郎記念館


「家老」は普通、藩主を補佐し、藩政を主催する責任者です。幕末維新に揺れる薩摩藩小松帯刀と、戦国動乱期を生き抜いた米沢藩主直江兼続を中心に、この「家老」が歴史をどのように動かしたかを考えます。講師の原口泉氏が時代考証を担当しているNHK大河ドラマ「篤姫」も大きな盛り上がりの中に、直江兼続が活躍する「天地人」に引き継がれようとしています。
12月の土曜の午後のひととき、是非、お誘いあわせて、
ご来聴下さいますよう、ご案内申し上げます。


                  記


日時  12月6日(土)
        午後 1時30分 開場
        午後 2時     開会
         (午後4時 閉会)
場所  天王洲アイル(東京モノレール,りんかい線)
     (JAL ビル)WING HALL
講師  原口 泉 氏
演題  「歴史を動かした家老力
         ―小松帯刀と直江兼続」
参加  無料(先着150人)
     往復ハガキ又はFAXで氏名、連絡先、人数を
     明記の上、記念館までお申し込み下さい。
     電話での受付は致しません。

海音寺潮五郎記念館
〒156-0052
東京都世田谷区経堂2-12-9
TEL : 03-3429-1338
FAX : 03-3426-5145





財団法人海音寺潮五郎記念館は故 海音寺潮五郎(1901-1977、歴史文学作家、「天と地と」「平将門」「二本の銀杏」「風と雲と虹と」「西郷隆盛」等)の文業を記念して、その旧宅を記念館として設置し、資料の整理・公開を行う他、研究会・講演会の開催などの文化事業、歴史研究の助成などを行っています。
               講師紹介
          
          原口 泉 氏

        
              

1947年鹿児島市生まれ、アメリカのハイスクール卒業。鹿児島県立甲南高校卒業。東京大学文学部国史学科卒業。同大学大学院修了。鹿児島大学法文学部助手、講師、助教授をへて1998年より教授。
専門は日本近世、近代史。特に沖縄・北海道・韓国・中国等、東アジア諸地域とのつながりの中での南九州と薩摩藩の歴史研究。
著書に共著の「かごしま歴史散歩」「鹿児島県の歴史」「かごしま検定」などのほか、近著に「篤姫ーわたくしことー命にかけて 徳川の「家」を守り抜いた女の生涯」「龍馬を超えた男 小松帯刀」(いずれもグラフ社刊)がある。 海音寺潮五郎記念館理事。

      
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肉離れ

2008-11-01 21:15:53 | 医療と健康

今日は、くも膜下出血記念日。8周年です。
もう8年も経ったとは…
どうも、11月1日はあまりよくない日かもしれない!?

一昨日の試合で痛めた足が、良くないので、
今日、整形外科で診てもらった。
レントゲンを撮ってくれたが、骨には異常が無く、
「これはどうですか?」ってふくらはぎを触られたら、
「痛っ!!」って飛び上がっってしまった。
脛もふくらはぎも内出血で真っ青。太い足がさらに太く腫れ上がっている。
「これは肉離れですねぇ。すっかり治るには1ヶ月はかかります」
って、いわれてしまいました。
ふくらはぎの筋肉が攣って痙攣を起こした時点で止めていれば、こうはならなかったのだそうだ。
「でも、試合だったんです…」
「まぁ、しかたないですね。これは手当と言っても湿布を貼るくらいで、あとは自然治癒を待つだけです」
ですって… ショボッ

しかたない、しかたない。でも、こうなっても、あの時頑張ってよかった気がする。
いいもん、1ヶ月なんてすぐ、すぐ。
少しでも、早く治りますように

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