先日、姉から電話で、 「NHKのEテレで、『幕末維新メシ』ってやってるの知ってる?」 と聞いてきました。 名古屋の姪っ子が、facebookに姉の義弟にあたる、原口泉氏が そのテレビ番組に出ていると、書いてあったのをちらっと見たけど、 テレビは見てないし、姪っ子の記事もよく分かってなかった。 すると姉が、 「あの番組のテキストを買ってみたんだけど、 それが、すごく面白いのよ!ぜひ読んでご覧なさい」 とのこと。 丁度水曜日で、番組の放映があり、見てみたけど、たった25分の番組です。 篤姫が白インゲンの甘煮が好きだった話しで、その味を再現してみるというもので、 豆は大好きだけど、料理下手の私は、ちょっと興味があった程度でした。 次の日、姉の薦めに従って、早速近くの本屋さんでテキストを購入。 篤姫の回が3回目だったので、テキストも本屋さんに尋ねなければ分からない奥に並んでいました。 家に帰って、読んでみると、これが面白い! |
|
西郷隆盛、大久保利通、篤姫、井上馨、勝海舟、徳川慶喜、福沢諭吉の7人について、 年表付で、幕末維新にどんな役割を果たしたかが書いてあって、それぞれの食にまつわる話が載っている。 私が特に面白かったのは、「幕末維新コラム」で、 ペリーが浦賀にやってきて、幕府が日本食で饗応するが、米国人には全く不評。 一方、お返しにボーハタン号で行われたアメリカ側の饗応食、 「パン、カステイラ、牛の舌、豚、鶏丸煮、饅頭、獣腸、キウリ、インゲン」はいずれも絶品だと、日本の資料にあるということだ。 驚きは、ペリーの日記では、牛や羊などを船の中で飼育していたとのことです(本当かな?)。 さらに驚いたのは、徳川慶喜の将軍就任直後(1867.3)、英仏蘭米の公使の拝謁後、 大阪城でフルコースのフランス料理でもてなしたという話し。 細かいメニューや食材や準備方法など、興味深く読めました。 幕末期にフランス料理のフルコースとは!!!! その他にも、面白い話しがいっぱい載っていて、テキストと言うより、一冊の本として読めます。 オリンピックを見るのも忙しいけど、もうすぐ終わるし、ぜひ、ご一読を |
「寒い寒い」と言って、何となく書く気にならず、ブログは冬眠していましたが、 あっという間に、2月半ば過ぎになってしまいました。 このところ、お日様も、長く出ているようになり、日差しも急に強くなってきて、ちょっと元気も出てきました。 今日は、テニスばかりでなく、少しは文化的生活もしなくてはと思って、 夫と二人で、前から行きたかった世田谷区岡本にある「静嘉堂文庫」に行ってきました。 我が家からは、環八を南にまっすぐ行けば、30分くらいで着きます。 電車では行きにくいところですが、駐車場もあるので、車で行きました。 ここは岩崎彌太郎の弟の彌之助と、その息子である小彌太の父子二代で収集した東洋古美術品があり、 国宝、重要文化財もザクザクあって、流石、三菱宗家のお宝!!!ってところです。 今は錦絵「歌川国貞展」を開催中です。 音声ガイドを聴きながら、ゆっくり見て回りましたが、 江戸の役者絵や庶民の暮らしなど見られて、とっても楽しめました。 庭に出ると紅白の梅と水仙が咲いていて、春の香りがいっぱいに拡がっていました。 立派な岩崎家廟もあり、そばにしだれ桜の木があり、 池のそばには大きなギンモクセイ(金木犀は知ってるけど…?)があります。 美術館の隣には民家園、近くには砧公園など散歩に良さそうなところなので、 また、違う季節に行ってみたいと思ってます。 |