2022年6月~7月16日
刃物研ぎで、苦手でもあり難しいのは『カンナの刃研ぎ』です。
理由は、ナイフみたいに柄が無く、刃のみを持って研ぐので、20cm位の前後のストロークで角度がなかなか安定しないのです。
色々と考えた挙句、長いボルト・ナット・長いナット・ベアリングを買い求めました。
完成イメージは、こんな感じです。
刃を乗せる台(板金)に、長いナットを溶接し、長いボルトを通し、ベアリングを通し、同じ角度(28~30度)の前後のストロークで研ぐ!
問題になったのは、刃を乗せる台(板金)に、長いナットを溶接しても、六角の角がベアリング径より飛び出し、砥石に当たることでした。
そこで、ロッキングプライヤーに挟んで、グラインダーで角を取りました。
これで、ベアリングの径より小さくなりました。
今度は、溶接です。
ロッキングプライヤーにガッチリ挟んで。
バッテリー溶接機を繋ぎ、溶接しました。
危ないので、準備したところです。
上手く溶接出来ました。
鉄板が薄いので、穴あきを心配しましたが、溶接棒を小さなものでやって正解でした。
研ぎ角度(28~30度)のガイドの台が出来ました。
長いボルトは、左右の取っ手となる長いナットのを通すためです。
2022年7月16日
今日は、大雨を予想して一日家に居ましたが、一転して晴れてきました。
妻にいろいろ言われる前にと、庭の草取り等済ませて、自分の時間を作りました。
カンナの刃研ぎガイド作成の続きです。
小さなクランプを使い、カンナの刃を研ぎ台に固定して、いざ、研ぎ始めました。
ところが、どうもオカシイ?
研ぎ台の先が研がれていると直ぐに分かりました。
研ぎ台の先を3mm程、短くしなければなりません。
グラインダーで短めました。
今度は上手くいくでしょう?
また、クランプで固定します。
これは上になる面です。
これは下になる面です。
グラインダーで短めた台が、こんな感じになれば、砥石に当たる事はありません。
今度は上手くいくでしょう?
中砥石の面直しをしているところです。
カンナは特にまっ平でないと、切れる刃にはなりません。
角度を28~30度になるように、というか、元の刃面が綺麗に砥石面に当たるように調整し、クランプを締めます。
砥石面をベアリングが転がっていきます。
ピッタリ当たっています。
ガイドのおかげで、手・腕・肘の伸縮に限らず、同じ角度で研げていきます。
改良点は、スプリングワッシャーも削って、もう少し径を小さくすること。
ベアリングをもう2つ調達して、2連タイヤにすれば、砥石から脱輪することが無くなる。
仕上げ研ぎは、手で研ぎましたが、ともかく、今までの不安定な研ぎよりも安定して、スピーディーに研げました。
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