Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

カンナの刃研ぎガイドの作成

2022年07月16日 23時53分31秒 | 日曜大工

2022年6月~7月16日

刃物研ぎで、苦手でもあり難しいのは『カンナの刃研ぎ』です。
理由は、ナイフみたいに柄が無く、刃のみを持って研ぐので、20cm位の前後のストロークで角度がなかなか安定しないのです。

色々と考えた挙句、長いボルト・ナット・長いナット・ベアリングを買い求めました。




完成イメージは、こんな感じです。
刃を乗せる台(板金)に、長いナットを溶接し、長いボルトを通し、ベアリングを通し、同じ角度(28~30度)の前後のストロークで研ぐ!


問題になったのは、刃を乗せる台(板金)に、長いナットを溶接しても、六角の角が
ベアリング径より飛び出し、砥石に当たることでした。
そこで、ロッキングプライヤーに挟んで、グラインダーで角を取りました。



これで、ベアリングの径より小さくなりました。



今度は、溶接です。
ロッキングプライヤーにガッチリ挟んで。




バッテリー溶接機を繋ぎ、溶接しました。
危ないので、準備したところです。



上手く溶接出来ました。
鉄板が薄いので、穴あきを心配しましたが、溶接棒を小さなものでやって正解でした。



研ぎ角度(28~30度)のガイドの台が出来ました。
長いボルトは、左右の取っ手となる長いナットのを通すためです。



2022年7月16日

今日は、大雨を予想して一日家に居ましたが、一転して晴れてきました。
妻にいろいろ言われる前にと、庭の草取り等済ませて、自分の時間を作りました。

カンナの刃研ぎガイド作成の続きです。

小さなクランプを使い、カンナの刃を研ぎ台に固定して、いざ、研ぎ始めました。
ところが、どうもオカシイ?
研ぎ台の先が研がれていると直ぐに分かりました。




研ぎ台の先を3mm程、短くしなければなりません。
グラインダーで短めました。
今度は上手くいくでしょう?



また、クランプで固定します。
これは上になる面です。




これは下になる面です。
グラインダーで短めた台が、こんな感じになれば、砥石に当たる事はありません。
今度は上手くいくでしょう?




中砥石の面直しをしているところです。
カンナは特にまっ平でないと、切れる刃にはなりません。




角度を28~30度になるように、というか、元の刃面が綺麗に砥石面に当たるように調整し、クランプを締めます。



砥石面をベアリングが転がっていきます。



ピッタリ当たっています。
ガイドのおかげで、手・腕・肘の伸縮に限らず、同じ角度で研げていきます。



改良点は、スプリングワッシャーも削って、もう少し径を小さくすること。
ベアリングをもう2つ調達して、2連タイヤにすれば、砥石から脱輪することが無くなる。



仕上げ研ぎは、手で研ぎましたが、ともかく、今までの不安定な研ぎよりも安定して、スピーディーに研げました。




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瓦塗装

2022年06月08日 23時14分30秒 | 日曜大工

2022年5月14日~下旬

我が家を建てたのは平成5年3月だから、2022-1993=29年前。
これまで、窓の二重窓への交換、壁の塗装等の住宅維持のメンテナンスそれなりにやってきました。

気になってきたのが、瓦の劣化?
瓦といっても、
コロニアル(化粧スレート)という、平たい板瓦です。


いつしか黒っぽさが無くなり、粉が吹いたようで、北側の湿気が溜まる所には、苔が生えていました。

それに、2面の屋根面が重なる切妻部分の、棟板金(むねばんきん)と呼ばれる金属製の板金を固定している釘が浮き始めていました。

これらの事は、 天日の修理 で登った時に気づいていた事でした。 

さ~て、業者に頼むとすればいくらかかるかインターネットで見積もってみました。
経過年数・足場を組む・下塗りをするとか条件によりけりですが、戸建て2階建て100平米だと、31万円から51万円と分かりました。

給料も激減した我が家では、それはキツイ出費となります。
考えた挙句、自分でローラー塗装をやってみることにしました。
インターネット通販で、14リットル・水性タイプ・黒 を3缶 で約4万円 それに、ローラー塗装用具2セットを購入し準備しました。

竣工期限は、梅雨入り前まで!

いよいよ結構日!

一番の難関は、トップの屋根に上がる時です。
ベランダに垂直に梯子をかけ、ロープで固定して登るのですが、最後の梯子段から屋根に移る時、空中に身を乗り出すが一番怖い
落ちたら死ぬ高さです




実は写真を誤って消してしまったのですが、苔や汚れを落とすために、事前に高圧洗浄機で綺麗にしていました。

その時のfacebook投稿

綺麗になったものの、乾いてみると瓦の塗装が剥げて、石膏的な白い粉が吹いていました。
延長コードを屋根まで引いて、ブロワーで粉を吹き飛ばしました。
(このままで雨が降れば、かえって瓦自体に染み込みそうです。)
早く塗装をしなければ
屋根の上で、ペンキ塗り作業をするのは、バランスを崩しやすく怖いものです。
不安定な屋根の上で安全に作業するには、命綱(ハーネス)が必要になりますが、市販のハーネスは持ちません。
ロープをもやい結びして腰に巻き、雨どい受け金具にロープを通して端っこを左手で引き、テンション状態を保ちます。

ペンキの缶は、14リットルの1斗缶ですが、比重が高いので1斗缶で20kgくらいあります。
これが瓦を滑り屋根から落ちたら大変なことになりますので、予め水平台を作っていました。
事前に、水平台を作りましたが、勾配はトップの屋根と2階では違っていました。
トップの屋根が急こう配で傾きがあり不安定となりました。


この日は夏日で、30度とか言ってましたが、すでに屋根の上は35度以上、瓦面は50度くらいにはなっており、汗がひっきりなしに落ちました。    
脱水症は目まいを招くので、水分補給は絶対です。
下にいる妻に水筒を結んでもらい引き上げて、一日合計3本水筒を飲み干しました。

瓦の塗装にかかる前に、棟板金(むねばんきん)の釘を打ち込んで回りましたが、地面作業と違い、恐る恐るで30分もかかりました。
特に先端は怖い


そうこうしているうちに日は高くなり、瓦面は50度を超えて、手も尻も付けなくなりました。
玄関マットを取りに降りて、これで断熱しました。
ローラートレイも水平になるように、角材を取り付けて準備しました。



【戦場カメラマン】ではありませんが、撮影と命を天秤にかけるようで、スマホで撮影するのも命がけで、枚数も少なく、あまり良い写真は撮れていません。
ロープを持ったり、ローラーを置いたり、手袋を脱いだりと、写真撮影もままなりませんでした。


設計図面で計った屋根の面積は、約100㎡あり、ローラーではなかなか捗りません。
が、地道にやり遂げるしかありません。

ここはトップの東向き屋根で、広くて傾斜も急な屋根です。
しかも命綱を結ぶ、頼りの雨どい受け金具は無く、天日(太陽熱温水器)の金具に結んで塗りました。



今思えば、命を預けたこの命綱のロープが一番危なかったようです。

たるんだロープに足を引っかけたり、踏みつけると、クルッとバナナの皮のように足をすくわれました。

頭で重心が移動するのをまじまじと感じたのは、雨どいのある先端側と、棟板金の先端塗装の時です。
手を伸ばし塗ればどうしても前のめりになり、尻が上がると頭から転落しそうになります。
ロープをピンと張り、前のめり体重を後ろに固定します。

棟板金は、この様に鉄板を折ってあるので、刷毛塗りです。
サビや釘もしっかり塗り込みました。
昼飯で下に降りた時に撮影した途中の状況です。
トップの屋根の1度塗り完了。
2階部分の屋根の一度塗り半分段階です。
 
午後から気温も最高に上がって来ました。
休憩やペンキの補給をする時には、ローラートレイの穴に刷毛の柄を突っ込みました。

ここはトップの屋根の寄棟(よせむね)的な部分で、左側の屋根は特に急こう配です。
天日の骨組み台に命綱をかけてヒヤヒヤ塗りました。
右下の白い線は天日を固定する針金(ステンレス番線)で、これに足を引っかけて怖い思いをしました。

1度塗りが終わったのは、すっかり夕方となりました。



2022年5月24日

この日は火曜日でしたが、雨前になんとか早く二度塗りをやっつけようと仕事を休みました。
でも午前6時には、涼しいうちにとすでに屋根の上に居ました。

残念ながら、二度塗りの写真も誤って消していました。

同じように繰り返しただけですので、完成写真のみです。
 
二度塗り完了のfacebook投稿
夕方、屋根の上から妻にラインしました。

『刺身買って来て!ニンニクの丸揚げ、皿うどん食いて~!ビール飲みて~!』
妻は準備してくれました。

さて、素人塗りかもしれませんが、確かに何十万円かの節約になりました。

後日の雨が楽しみになりました。
その後の雨では、玉のように転げ落ちる雨粒が筋になって見えました。

あと、10年後とかに再び塗装の必要がやってくるかもしれませんが、70歳超えて自分で塗装する自信はありません。


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アイロン取っ手修復

2022年06月07日 22時30分34秒 | 日曜大工

2022年6月5日

雨による自宅待機の一日でやったもう一つの『宿題』

それはアイロンの取っ手の修復です。
信頼ある、T-fal(ティファール)のアイロンでしたが、取っ手の白いプラスチックがボロボロと崩れて、白い粉までポロポロ落ちて不快極まりない状態でした。
(欠陥商品だろ!)
これはボロボロ箇所を取り除いたところです。

さて、本体のアイロン機能は良いので、捨てる事は考えず、この窪みをどうして埋めようか?と考えました。

①紙や粘土でも詰めて、ビニルテープで巻く?
②コーキングを流し込み、固まったら成形する?
③木を形に合わせて削って填め込む?
ディベート結果 
①は、しばらくしたらビニルテープがベタベタしてくるだろう。
②コーキングは流動性があるので、この形で固まるまで待つのは難しいだろう。
③適当な木が見つかれば、当て木(あてぎ)が良いかも。



ということで、薪ストーブの薪のストックから、《焚き付け》 部類の枝を物色。
クヌギでは固すぎる・センダンは柔らかすぎる・・・・・

『これは、太さもちょうど良さそう。このまとまりはあの時の伐採だから、幼木楠?』



と、引き抜いてアイロンに充ててみました。
太すぎず、細すぎず で決まり



決まれば、後はカンナで削って、嵌る様に削るだけです。
おや~いい匂いがしてきました




問題の凸凹接地面は、【自在ゲージ】の出番です。



象った形を材に線引きし、概ねの削り取る見当をつけます。
ただ、三次元の形なので、ちょっと厄介です。




普通のノコでは切りにくいので、糸鋸の出番です。
バイス(万力)にしっかり固定しギコギコ。




取っ手に入り込む凹凸部分の象りですが、この局面は複雑です。



もはや、切り出しナイフでの微妙な削りこみです。
結構粘りがある材で、薄くなっても杉みたいにポロッと欠ける気配がありません。
『適材適所!』




う~ん、奥まで入りません。
下の弧を描いた赤い線で当たっていますので、ここを削ります。




前には詰まりました。
もう少しかな?でも、右側を入れてみないと。




後ろを入れるために、切り詰めます。



今度は、この赤い線で削ってみます。



バイスに挟んで、削って、当ててみて、またバイスに挟んで、削って、また当ててみてを繰り返します。
『こんな時に、3Dプリンターがあれば、簡単に出来るだろうに・・・』と思いながら、何度も微調整します。




だんだん、追い詰めました。



今度は彫刻刀の出番です。



入ってくると、『あちらが入れば、こちらが入らず』的な個所が次々と。
バイスに挟んで、削って、当ててみて、またバイスに挟んで、削って、また当ててみてを繰り返します。




微妙な段階になったので、次は 『カーボン紙』 の出番です。



この黒い箇所が出っ張り個所と分かりました。
ここを削って、また嵌めてみます。




ラッキョウの皮むきではありませんが、次々と黒い接点は新たに出てきます。
キリが無い訳ではありませんが、接点の黒が平面的になってきたら、それだけ接地面がフィットして来たと判断し終了宣言。

う~ん、この木目は何だろう
それに、甘く様でいい香り




本当に楠かな樹皮と甘い匂いは朴ノ木(ほうのき)みたい
取りあえず、散らばった切りくずを掃除して仕上げです。




仕上げは、バイスで挟まれ傷だらけに汚れた面を、サンドペーパーで滑らかにしました。



固定方法は、ネジ止めはやめて、クリヤー(透明)ボンドでの接着としました。
包丁研ぎから、アイロン取っ手修復でずっと駐車場で過ごした一日でした。
辺りはすっかり夕方になってしまいましたが、宿題をやり遂げて満足の休日でした。




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100年前包丁リストア

2022年06月06日 22時38分40秒 | 日曜大工

2022年6月5日

今日は朝から地域の環境美化活動でした。
終わった途端、天気予報どうり雨が降り始めて、自宅缶詰となりました。

こんな時には、かねてよりの『宿題』に取り組みます。
(この日は、2つの宿題を片付けました。)

その一つ、『100年前包丁リストア』です。

以前報告の、草刈りモアのボルトナットを探していて、出てきた錆だらけの変わった形の包丁です。
刃渡り27cm、肉厚1mmの薄い包丁です。
100年前の根拠は、これと似たような古い包丁をリストアした時、その取っ手には〇義の焼き印があったからです。
私の祖父:義人の義の焼き印です。
祖父は明治生まれの人で、祖父の子=親父が生きていれば明日で97歳、祖父が包丁を握ったのが壮年期からと数えても、ざっと120~130年くらいになります。



幸い、穴あきや柄の腐れ、柄に入っている金属:中子(ナカゴ)の折れはありません。
先ずは、荒砥で錆を落としていきます。

これが、なかなか シツコイサビ です。
平(たいら)の部分は、薄い鉄板に叩きのばしてあるので、凹のへこみがあり、平らな砥石面では窪みのサビは落とせません。



さらに、中央部の刃が欠けています。
刃こぼれを消すには、その欠けの凹底面まで刃を削り落とし、直線の刃にして、そこから刃を研ぎださねばなりません。

そこまで拘る時間も無いので、砥石の角を 三日月型の刃こぼれの 底に当て、鎌の刃的に研ぎました。
研げば出てくる砥石のクソ(泥)は、出来るだけ流しません。
このクソが研ぎの効率を良くしてくれます。
それを知らない素人は、汚いと頻繁に流します。



荒砥工程がだいたい終わった段階です。
三日月型の刃こぼれは、鎌の刃的に、それなりの刃が付きました。
実は、砥石の方減り(かたべり)防止のため、荒砥でも3回、砥石の向きを手前と向こうの向きを入れ替えています。



今度は、中砥に進みますが、砥石の寸法が違いますので、押さえをずらしてキッチリ押さえます。
砥石は大小20丁(砥石を数える単位)位持っていますが、長さは6種類ありましたので、釘より少し大きな穴を6パターン対に空けています。
左右の赤い ● が対



桟木に釘を刺しただけで、これを抜き差しして、どの砥石もコレ一つの砥石台が使えるようにしています。



さて、中砥はダイヤモンド粒子を樹脂で練りこみ焼きつけてある、赤い焼結タイプの砥石です。
荒砥では無数のひっかき傷が付いていますので、それを研いで消すのと、後半では切れる刃を付けます。
ここでもクソは出来るだけ流しません。
『また、クソを流しよる!すぐ流す!これが研ぐとばい!』と師匠から叱られたものです。
中砥でも3回、砥石の向きを手前と向こうの向きを入れ替えています。



ここまで90分位研いでいます。
いよいよ、仕上げ研ぎです。
お気に入りの天然砥石の仕上げ砥石は、厚さ1cm程になってしまいました。

日本の天然砥石の成分は、石英を含んだ粘土の泥岩・粘板岩で、吸い付かれるような抵抗感が好きです。
これは京都産の青砥石で、師匠から貰ったものです。
もったいないので、平の研ぎは中砥に任せ、刃先の仕上げを中心に使っています。



腰が痛くなったのもあり、仕上げ砥を諦めて、真鍮製の口金を磨きました。
流石に古い口金で、今では売られていないような口金です。
元の黄金の様な光を取り戻しました。



錆びは、菌糸を張るように横に広がると、次は深部へ降りていきます。
そうなると研いでも研いでもピカピカには出来ません。
諦めた仕上がりです。



研ぎあがると、上にしたり、下にしたり、斜めにしたりと鑑賞タイム?賢者タイム?です。



誰でも研げば、切れ味を試したくなるものです。
これは昨年度作った(芸能人は歯が命 農業は刃が命!)『刃物研ぎマニュアル』からの抜粋です。



左の青龍刀みたいな包丁も3年ほど前に実家から出てきたもので、やはり真っ赤に錆びていました。
スイカを割るには薄刃の包丁は先割れしない優れものです。
さて、今回の包丁の出番は

とりあえず、乾かして、サラダ油を塗って、新聞紙に巻いて出番を待ちます。



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単管パイプ倉庫づくり③ 完成編

2022年05月16日 20時59分08秒 | 日曜大工

2022年5月GW・ゴールデンワーク

今年のGWは珍しく良い天気です。
この貴重な休み中の完成を必死に目指しました。

いよいよ側面の波板張りです。
垂木固定のために新たに単管を垂直に入れました。

一人作業はつくづく効率が悪いと実感しました。
4mの垂木を直管パイプに固定しようも、向こうの端を持ってくれる人はいなく、とても片手で水平には持てません。
ヒモを使い、概ねの高さ・位置に固定し、サドルで固定しました。



まず、片方のサドルの穴一つだけ止め、向こう端に移動して平行(4mで5cmの傾斜なので水平では無い)を見ながら、こっちは穴2つを止め、また最初の端に戻って、残りの一つを止め決着・固定しました。
こうして新たに入れた単管に垂木2本を取り付けていきました。




南側は、5尺(150cm)の波板で良かったのですが、規格がありませんでしたので、

9尺(273cm)波板3枚を半分の長さに切って、136.5cmを6枚作りました。
傘釘打ちです。
傘釘はこの様に、クッション部分が繋がっており、全部千切って切り離して使う人も居ますが、繋がったまま打つ方が、指を叩く可能性が無く角度も直角に打てると思います。




もう一つのテク
傘釘は、必ず雨水が入らないように波板の山部分に打ち込むのですが、実は滑ってなかなか一番高い所に垂直には刺さらないのです。
ツルッ・ツルッと滑って、これにはイライラします。
そこで予め、キリで山の頂点に凹窪みを付け、すんなりと打ち込みました。
二度手間の様ですが、すんなり一発で打ち込めると快感です。



千切る時にはただ引っ張ると、今打ち込んだ傘釘のスポンジ系クッションが一緒についてくる場合がありますので、右手の爪先で押さえて引っ張ると千切れます。



南側が終わりました。
中古の雨どいがありましたので、はめてみました。(写真は固定前)




200リットルタンクを雨水タンクとして、高さを調整して利用。
ここに誘水します。




雨水タンクを設置すると、雨もまた楽しみになります。



北側面の垂木3本固定も終わりました。



これで、雨はしのげます。



2022年5月8日

GWもとうとう最終日。
ミッションは今日で完成させねばなりません。
左側の屋根高の高い方に、ボブキャットを収納しますが、タイヤの位置を決めました。
凸凹の地面を鍬・スコップで、平面&(4mに5cmの傾斜)に削っていきました。




使うブロックは、中古のブロックばかりです。
1列目を並べました。



1列目の水準器は、この気泡で構いません。
(右が奥なので高い、左が手前方向で低い)




2列目と1列目は水平でないといけませんので、水準器で確認しながらです。



2列目を並べ終えました。まあ、多少の凹凸ありますが、これで十分です。
熊本弁(う~ばんぎゃ!)ではなく、これは許容内という妥協です。




待ちきれず、ボブキャットを入れてみました。
天井も大丈夫。思いどうりです。




次は、右半分。
管理機と、モア、資材棚のスペースです。
ブロック総数100個をこの改造ロングボディ一輪車で運び並べました。



あるだけのブロックを並べ終わると、進入路のブロック高さの段差をなくすため、一度廃土した土を再び戻し、スロープ的にしました。
一輪車で運ぶこと10数回分の土量。
やはり、土いじり運搬はキツイです。



これまた待ちきれず、管理機とモアを入れてみました。



手狭ですが、メインの機械は入ります。
これで、トラクタ以外はここに収納出来るようになり、母屋横の納屋(カモングラ)のスペースが空きました。




右奥の角部分は、90×180×高さ180cmくらいの容積があります。
ボチボチと収納棚等を作ろうと思います。

まだ100%完成ではありませんが、GWをゴールデンワークに集中して、構想から約半年で完成することが出来ました。


単管パイプ倉庫づくり① 準備編

単管パイプ倉庫づくり② 整地・天井編



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単管パイプ倉庫づくり② 整地・天井編

2022年05月14日 09時16分00秒 | 日曜大工

2022年2月~4・5月ゴールデンウイーク(ゴールデンワーク)

今年の「春一番」は2月20日とも、九州北部では、まだ観測していないとも言われていましたが、2月23日天皇誕生日に行ってみると、半壊状態に傾いていました。
この辺りには「春一番」が吹いたようです。

八重桜が咲く頃、南側の屋根が落ちていることに気づきました。
中に管理機や一輪車、肥料もありましたので、救出作業開始です。



南側の、白い波板を取っ払っていたら、支えを無くしたのか、『ギーギードーン!』
全体がペシャンコに潰れてしまいました。
危ない危ない!これでもタイミング悪く下敷きになれば圧死の可能性がありました。



倒れてしまえば、片づけ作業は上から順に取っ払うしかありません。
バール、くぎ抜き、番線切り クリッパー、
ペンチ等で格闘すること1ケ月(4日間)
釘や針金、ガラクタにまみれて、手袋必着で撮影どころではありませんでした。
やっと敷地が現れました。



2022年4・5月ゴールデンウイーク(ゴールデンワーク)

この連休で完成を目指しました。

計画では、排水のために手前から奥にかけて、4mにつき5cmほどの登り傾斜をつける予定です。
また手前の通路から15~20cmくらいの段差があるために、このままではボブキャットを納機する時、ウィリー状態になりかねないと、進入路の高さに合わせて削ることにしました。



ボブキャットのおかげで、約3立米位の土を廃土できました。




廃土途中では、柿の木の根やニッキの木の根が、結構はびこっていました。



平面が出来たら、いよいよ柱の位置を決める【くい打ち】です。
昔習った、【ピタゴラスの定理(三平方の定理)】を活かす時です。



ピタゴラス数から、3:4:5  9+16=25 を選びました。
紐にメジャーを当てて、長さを区切っていきます。
区切りを結び目にしたら、先ず起点に杭を打ち、左右2方向に引っ張れば、直角三角形が出来ることになります。



次は〘水準器〙づくりです。
建物とかには、直角と水平を作りだす・使う ことが非常に大事になります。
水平は、角棒に気泡管が埋め込まれた水準器もありますが、何メートルにわたっての水平を測るには、この様な透明パイプによる、(気泡ではなく)水面で水平を知る方法があります。



市販品のウオーターレベルというものもありますが、自作で透明ホース5mを買いました。
2リットルのペットボトルの側面に穴を開け、接着剤チューブの付属品のノズルを突っ込み接着しました。
製作費 ホースのみで数百円!



使い方
基準となる起点を柱のクランプ下としました。
この場合10cmの位置にし、排水して水面を調整します。
(二人作業なら、ペットボトルを傾けて水面を調整しますが、この写真は調整前です)




このホース先を、奥の柱(5cm高の傾斜を付ける計画)に持っていった時の水面、写真の定規5cmのところが水平の位置になります。
5cm高の傾斜を付け上げるなら、基準となる起点がクランプ下が10cmの位置だったので、水面は5cm下の位置まで上がるよう固定ベースを5cm上げて、調整します。
でも、一斗缶の固定ベースは重たくて、テコで持ち上げたりして、缶下に土や小石を打ち込む等して、5cm高の傾斜を付けました。
水平のほうがズッと楽です。




こうやって、6本の柱が立ちました。
まだ左右3本の柱はグラグラで、倒れやすい時です。




基準の柱が決まれば、後はどんどん単管パイプを連結していきます。
が、一人作業なので4mパイプを、2mの高さに乗せるのも大変。
乗ったと思ったら、スルスル・コロコロと滑り落ち・・ギャーン・・と音を立てる
ついには紐で結んで、クランプを噛ませるという効率の悪いやり方でした。
直交クランプと自在クランプを使い分けて、ラチェットレンチでどんどん固定していきます。




斜めの鎹(カスガイ)を取り付けたら、ぐらつきが無くなりガッチリとなってきました。



次は、屋根の波板を支える垂木の取り付けです。
7尺(2120mm)の波板2枚を中央で重ねますので、中央の垂木を先に決めます。
あとは、均等配置になる様間隔をとり、マジックで印を付けます。
こんな時、垂木の芯・芯に印を付けるか、左右のどちらかに印を付けるか、迷ったりしますが。
これに限らず、芯・芯に印を付けるのが、間違いが少ないと統一しています。



ちゃんとした垂木クランプは1個240円もしましたので、塩ビ管固定用のサドル(売り場は別)を使う事にしました。



垂木の取り付けが終わりました。



傘釘で固定する前に、波板を並べて、重なり部分を山・谷いくつにするか決めました。



波板の傘釘止め作業は、奥の方+下の波板から順に固定していきます。
脚立に乗って、手を伸ばし傘釘を打ちます。波板の規格は幅65.5cmで、長さは各種と、幅だけは統一されています。
何故か?これは人が手を伸ばして傘釘を打つ時、力が入る限界だと思いました。




天候に恵まれ、屋根波板の傘釘止め作業は順調に終えることが出来ました。


さて、次は側面張りと床面作業です。
近日公開予定、乞うご期待!

単管パイプ倉庫づくり① 準備編

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単管パイプ倉庫づくり① 準備編

2022年05月13日 22時54分13秒 | 日曜大工

2021年12月中旬~2022年2月

親父の49日を済ませると、実家は本当の空き家になり、家・菜園や農地や山の管理も全てのしかかってきました。
親父は菜園横に掘っ立て小屋を、私が高校生の頃ですから45年ほど前に建てました。
固定資産税がかからないようにと、木や孟宗竹の柱を地面に直接立ててあります。
さすがに老朽化し、今ではいつ倒れてもおかしくない状態です。
柱に寄り掛かっただけで、グラグラです。




具体的に建て直しを考え始めたのは、年末休暇になってからです。
建材を木にするか、単管パイプにするか考えました。
木だと、軸組み工法で木材の切断・刻みに時間がかかるので、規格ものの単管パイプで立てることに決めました。

大きさは元の敷地に収まる事と、規格ものの単管パイプが4mである事から、4m×4mとし、エクセルで図面を描きました。



高さは、左側が2mの柱、右側が1.5mの柱とし、南抜きの傾斜の屋根としました。
2mは、ボブキャットの屋根高が1.8mである事から決まりました。



図面を元に、パイプの数、単管パイプどうしの連結クランプや波板の大きさ、数量・枚数を数えました。

12月の晦日や大晦日にかけて、ホームセンターでの単価調査です。




単管パイプを連結するクランプには、直交クランプと自在クランプがありますが、屋根が傾斜であること。
入り口から奥にかけて、4mにつき5cmくらいの傾斜を付ける計画でしたので、自在クランプが多く必要になる事が分かりました。
屋根の波板は、垂木が必要ですので、その垂木クランプも必要です。




屋根や側面に張るのは波板とし、ガラスネットの透明タイプとしました。



材料一覧表に、数量・単価等整理し、必要な経費を算出しました。
『12万円か~。単管パイプ、クランプは中古部品も使うから、安上がりじゃあるけど、お金の準備しなきゃ~。』




2022年1月

新年早々、図面をにらめっこしていましたが、縦柱と横の梁や屋根の垂木を止めるための単管パイプの前後の順番や、クランプの掛け方が良く分かりません。
そこで、竹ひごでビジュアルな模型を作ることにしました。
ただ、竹ひごの連結に困りました。(糸やヒモで縛るのは厄介・接着剤はやり直しが出来ない)

そこで、電気コード(VVF2芯ケーブル)を剥いた、外皮(ビニルシース)でクランプを作ることにしました。



カッターナイフで切込みを入れて、単管パイプに見立てた竹ひごを突っ込む穴をキリで開けました。



こんな感じで、『穴、あけましておめでとうございます!連結です。』



時節柄、ちょうど おせち料理の蓋がゴミとして出ました。
箱の辺20cmを4mと見立てて、4m・2m・1.5mの20分の1に竹ひごをカットし、単管パイプを組み立てました。
(安定のため箱に差し込んで立てているので、高さが低く見えます!)



2022年1月下旬

固定ベースを10個買いました。
直径10mm×長さ80
mmのボルトナットも40組。
これに単管パイプ柱を突っ込み立てます。



固定ベースを固定する、セメント・砂利・砂の2セットでしたが、結果的にはもう1セット足りませんでした。



固定ベースを固定する土台の敷石づくりです。
石、小石、割れ瓦を屋敷中から集めて、1斗缶に詰めました。



生コンの作成に活躍したのは、以前復活させたこのミキサーです。

コンクリートミキサーのレストア




良い比率で、生コンクリートが出来ました。
1斗缶に流し込んで、棒で石の間に突き詰めて、落ち着いたところで、固定ベースを置きボルトを埋めました。

ところがハプニング!
ズブズブと沈んでいくのです!



たまたま庭先に、柿の伐採枝を放置してましたので、急いでY字の枝を切り出し支えを作り、染み出して上がってくる水を雑巾で吸い取り、沈まない硬さに調整。
ベース下に、コンクリートを突きこんで固めると共に、枝で水平と垂直を調整し丁度良い高さで安定させました。
最後に、表面をコテで出来るだけ平面に均しました。




1週間後、実家に来てみると、綺麗に固まっていました。



全部で8個の固定ベースアンカーが出来ました。
ただ、1個50kg位になり、ちょっとそっとでは重くて動かせない頑丈さになりました。




2022年2月下旬

さ~て、この頃、市場?は戦時下となっていました。

コロナ禍もありますが、ロシアによるウクライナへの 軍事侵攻 2022年2月24日 の影響が、さまざまな資材・建材に出始めていました。
それ以来、各種の生活用品・食料品・建材の値段がジワジワと上がっていました。

『ボーっとしていたら予算内で買い物出来んばい!』

土台のアンカーが出来たので、いよいよ長物資材の購入となりました。

が、しかし法律(道路交通法)の壁が!

2022年3月上旬

4mとかの長物は、ホームセンターでの運搬もやってくれないし、お店の軽トラックも貸してくれないのです。
余計な時間を費やしましたが、急きょ作ったのが、コレ!
単管パイプを組み合わせ、水平に4mの長物も積める台を作りました。




2022年3月12日

ともかく3月の内には材料を買っておかないと、予算オーバーしてしまうと買い物決行
リストを元に、店員を付けて次々と積み込みました。
ナガモノについては、頭と尻の飛び出しは、30cm以内にするよう指示して、積み込んでもらいました。




ホームセンターから実家まで、県道を走り無事に到着しました。



早く建てた~い。

でも、年度末となり、なかなか忙しい時期に突入してしまい、とうとう年度をまたいでしまいました。
しかも、この歳で職場を異動することになってしまいました。

単管パイプ倉庫づくり② 整地・天井編

単管パイプ倉庫づくり③ 完成編 - Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!


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職場の電子レンジ台づくり

2022年04月26日 22時40分42秒 | 日曜大工

2022年4月下旬

63歳になって新しい職場に異動するのは辛いものがあります。
唯一?の楽しみはお昼の弁当!
前職場では、一番にレンジでチンしていました。
ところが、この職場では《届かない



なんと、この冷蔵庫の上に乗せてあったのです。
《足(手)が届かない!・下手すると弁当を頭からかぶってしまう!》
『こんな設置の仕方ってある?みんな不便は感じないのか?』

床には椅子が置いてあり、使う人は椅子を踏み台にしてチンしている!
『自分の家なら、誰でも何か改善するだろう。職場だから、ちょっと我慢して使えば、それで済む!』

おそらく、そう思って誰も何もしないに違いない!
『でも、俺はガマン出来ない!台を作ればいいじゃないか!誰も改善しないなら、俺が作ってやる!』



見ると、流しと冷蔵庫の間に40数センチの隙間があります。
消火器の勝手な移動はウルサイから、この位置に置いたまま、ここに電子レンジの台を置こう!




それから、自宅からメジャーを持ってきて計測開始。
大まかな図面をエクセルで作成しました。

作成の注意点を整理すると。

①流しのドアの取っ手の張り出しがあるので、台の縦板の間隔(流しと冷蔵庫の間)は、40cm以内にする。
②電子レンジの台面と流しをフラットに合わせる。
③消火器をそのままの位置に置けること。



問題は材料ですが、自腹のお金は出来るだけ遣いたくない!
心当たりがありました。
子ども(3男)が使っていた、ベッドを解体して実家に(そのうち何か出番があるだろう!)と、置いていたのです。

早速引っ張り出し、軽トラックの荷台に広げました。(高さが丁度良い!)



2段ベッドの材木は、硬い木が使われています。
つまり、割れや変形の無い木材で結構重たいんです。

図面に従って、丸鋸でジャンジャン切ります。




図面の下の横板は縦板2枚を繋ぐ役割がありますが、どう連結するか悩んだところです。



組み立て式ベッドは、結合器具で柱の内蔵フックに引っ掛けて連結する方式が多いです。
これを活用できれば、鑿(ノミ)でほぞ穴を開ける必要が無い!
でも、40cm幅の横板の両端にどうやって取り付ける?




切り離したフック部分の板を割ってみました。
ちょうど良い穴が2つありました。



金属フックをはめた状態で、穴をあける位置に印をしました。



ドリルで穿孔し、幸いにもちょうど良い、蝶ナット付きボルトのストックがありました。



こんな感じで、横板は柱になる縦板2枚とガッチリ繋ぐことが出来ました。



さて、次は天板です。
これは、ベッドの簀の子(すのこ)受けの材です。
これを天板受けに使うことにしました。
穴をあけているのは、持参したコーススレッド(ネジ釘)が ”帯に長し、タスキに短し”
だったので、穴を掘り下げてネジが届くようにしました。




鉋をかけて天板と接する面を平らに調整しました



天板の固定です。
穴あけ理由は同じですが、ネジの頭は埋めたほうが引っ掛かりが無いのも兼ねました。



穴が一直線でないのは、柱になる縦板2本にも打ち込むためです。



形は完成しましたので、ここからは自宅に持ち帰りました。
次は、切断面(木口)の白いところを茶系のスプレーで塗装しました。



これは天板に敷く、フロアタイルです。
カッターナイフでも切れますが、以前指を切ったPTSDがあり極力使いたくありません。

手作り特性ナイフで天板と同じ大きさに、叩いて切り出しました。   3本目のナイフ



カンナで角の面取りもしました。
天板とピッタリです。



2022年4月25日(月曜日)午前7時30分

まだ人気の少ない時間帯で、けっこう重たい台を2階まで運び込み、いよいよ設置しました。



流しと冷蔵庫の隙間に、ちょうど良く収まりました。
これで椅子に上る必要がありません。
電子レンジのドアの開閉も問題ありません。

消火器も取りやすくなりました。

メデタシめでたし




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筍掘り

2022年04月24日 19時30分50秒 | 日曜大工

2022年4月筍掘り

毎年3月から4月になると、憂鬱な筍を掘らねばならない。
※憂鬱なら、掘らねばいいじゃん!と聞こえて来ますね。
掘らないと、濃密な竹山になり、手が付けられなくなります。
掘れなければ、切り倒し捨てる作業だけは付きまといます。

実家の竹山はテレビで観られるような、平ら、なだらかな竹林ではないのもその理由ですが、写真の様な急傾斜地(傾斜角80度)もあり、体力との勝負です。




もともとここは、戦中戦後にかけての食糧難時代に、先祖が山を開墾した畑でした。
地形に沿って、馬蹄形に5m×30m位×6枚の扇型の段々畑でした。
平らな地面で、筍も早く出るのですが、5年程前から全てイノシシ🐗にやられています。



人間さまが預かるのは、4月になりイノシシも食べ飽きた頃です。
それも生えるのは(元)畑と畑の段の土手(傾斜角90度)や、開墾できなかった50~80度の山の斜面です。




(元)畑と畑の段(傾斜角90度)の絶壁の筍は、イノシシも諦めたようです。
平面よりも土は掘りやすいのですが、切り離しの時には唐鍬を打ち込むために、土手に登り、下向きにならないと打ち込めないため別の掘りにくさがあります。



切り離せました。
土手は崩れやすくなりますので、穴を埋め戻すのが一苦労です。
筍掘りのマナーである、穴の埋め戻しは、イノシシは決してしません。




(写真は45度傾いています:白い袋には収穫した筍を入れています)
畑から畑の移動は、端っこの土手にジグザグ踏み固めた道?を使いますが、高低差約2mの畑の段を、8kg位の袋を持って6m位ジグザグに歩きます。
この日は小雨が降って、笹の葉が滑ってズルズル・ツルツルと力が奪われて体力を奪います。



一番下の段から軽トラックの位置までの高低差は、約20mくらいあります。
1袋に大小の筍5~8本入れた重たい袋を、8~10袋運び上げるのはハードな特訓で、フーッとなります。



これは別の日の収穫物ですが、荷台に広げたところ。
もし農協等に出荷するなら、根の赤いイボ根を付けないと値が付きません。
今は出荷はしないので、もっと上で切っても良いのですが、この掘り方がクセとなっています。



持ち帰ると、新鮮なうちにすぐに茹でる準備です。
牛の餌を切っていた『ハミキリ(食み切り)』を使います。
赤いイボ根を1~2列残して、切り落とします。



次に、頭を切り落とします。
切りすぎると、先端の可食部を切り捨ててしまいますので、2回位繰り返して、ギリギリ切り詰めます。



次に、半割りです。
この縦の半割りは、筍を握って指を添えるので、上の親指や下の中指から小指まで切り易いので注意が必要です。




茹でる時に、皮を剥くかどうかの論議はあります。
皮つきで茹でた方が、アクが抜けやすい・旨味成分が残る・・・とかありますが、うちは昔から皮を剥いて茹でてます。
手袋作業で、白い剥き筍も汚れてしまいますが、特に洗うことはしません。
茹でると綺麗に落ちてしまうし、どうせ長時間の熱湯消毒もされます。




夜な夜な集めた新鮮な米ぬかです。
この時期は、コイン精米機の米ぬかは争奪戦的になりますので、夜間の収集となります。
米ぬかの量は目分量ですが、むき身筍100kg当たり、1キロ位入れてます。
唐辛子(タカノツメ)は、一握り位入れてます。
新鮮な筍と、新鮮な米ぬか、タカノツメ、大量のお湯でゆでるのが、確実にアク(エグミ)が取れます。




大量のお湯のためには、大鍋と薪による火力が一番です。
沸騰するまでは、孟宗竹の薪が一番火力が強く、その後は木の薪でジックリ2時間。
竹串や箸を刺してスッと通れば、後は熾の余熱で3時間、トータル5時間位茹でてます。



米ぬかとタカノツメと筍もグルグルと動いて対流しています。
生や半生の筍は沈み易い比重の様で、対流により移動します。
この対流に泳がせるためには、大量のお湯と火力・大鍋が理想的です。



米ぬかはあく抜きのために入れますが、その米ぬかには、ぬか層(果皮)(種皮)(糊粉層)と、胚芽が混じっています。
どの部分が一番あく抜きに効果があるのか分かりませんが、コメの研ぎ汁も効果があるので、(糊粉層)の粘着性がアクを吸着していると思っています。
特に、一番外側の果皮は軽く、沸騰すると表面に洗濯の泡みたいにダマとなって浮かび上がり、浮かび上がったタケノコに纏わりつきます。
コイン精米機のぬかのことですから、多分、汚れやゴミも混じっているので、アクを取るように、そのダマを掬いとります。



1回目のダマの掬いとりからしばらくすると、また水中の果皮がダマになって来ますので、白っぽい煮汁になるまで2~3回アク取りをします。
ラーメンのツユを作っている感じです。
完全に煮えたので、薪焚きを止め、後は熾の余熱で十分です。
この煮汁のまま、ひと晩放置するのが大事です。
お湯が冷める間、アクが完全に抜けると共に、お湯に溶け出た栄養成分・旨味成分(チロシン、パントテン酸、食物繊維、アスパラギン酸、グルタミン酸、亜鉛)等が、タケノコに戻ると言われています。




ひと晩放置して、食べる時には、節と節の空間に入り込んでいる米ぬかを洗い落とします。
時間が経つと、白いものが付いてカビと思われがちですが、あれはチロシン(やる気や集中力を高める効果)で洗い落とすのはもったいないです。



一晩過ぎて、今回は『メンマ』を作りました。
使うのは、歯ごたえのある中部と下部です。




時間がある時には、節をそぎ落とし、スティック状にしていましたが、今回は節も食べます。



3~5ミリにスライスして、ごま油で炒めます。



酒・みりん・醤油・ウェイパー・トウガラシ等で、味を調えたら完成です。
今夜も晩酌の量が増えて仕舞ます。




タケノコの掘り方は、こちらのブログを参考に。

筍の掘り方 7つのテクニック教えます(笑)




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スプレー缶の創造的復活(SDGs)

2022年04月15日 22時00分00秒 | 日曜大工

2022年4月14日

機械いじりが趣味というわけでもないけど、メンテナンスでパーツクリーナー等のスプレー缶は、毎年数本買います。
そして、その空き缶が数本出ます。

自治体の環境美化委員で違法ゴミ出しの後始末もやっている手前、スプレー缶のゴミ出しは別個に扱う仕分けとなりますが、出来たらゴミにも出さずに済むならそれが1番です。

そもそもスプレー缶(エアゾール缶)は、噴射剤を圧力によって送り出すための、噴射ガスが充填されているのですが、中の溶液剤や噴射剤が無くなれば捨てる運命です。

その噴射ガスと噴射剤(溶液剤)を補給すれば、缶はずっと使えると見込んだ取り組みです。

先ずは、噴射ガスの代替えは、空気としました。
自転車の空気を入れる部分、バルブ(バルブステム)を古いチューブから取り外します。バルブベースはチューブゴムに接着剤で着いているので、このゴムを外します。



ゴムを完全に取るには、焼いて燃やすしかありません。
火力のあるバーナーで焼きたいところですが、バーナーは実家に置いていましたので、ライターで焼きました。



バルブステムは真鍮製で、バルブベースはこんな断面H型でチューブゴムと接着されていますが、これから缶に埋め込むことを考えると、突っ込む先は、径が小さい方が入り易いです。



その加工として、小さくちびたディスクの出番です。
旋盤は持ちませんので、バルブステムを電気ドリルに噛ませて、回転させ、ディスクを先の方だけに当て径を小さくします。



旋盤のごとく、正円の小さな径に削られました。



ノギスでバルブベースの径を計ってみると、元の径が8.4mm。
削って小さな径が7mmとなりました。



ドリルで直径7mmの穴を開けたいのですが、曲面の缶にドリルを当てても、刃先は泳いでしまいます。
キリで突いて小さな穴を開けます。
平面で固い(厚い)鉄板なら、ポンチを打ち込むのですが、柔らかい缶はベコッと変形してしまいます。



6mmのドリルで穿孔しました。



この多段ドリルに7mmがありましたので、ピッタリの孔を開けました。



缶の切り口を磨き、基部の金属を出します。

バルブベースをハンダ着けする前に、缶の孔の縁にハンダを付けます。
フラックスを塗ります。
ハンダと基剤の相性が良く、綺麗に着きました。




バルブベース側もあらかじめハンダを付けると、いよいよ缶に接着です。
熱くて手で持てないので、ラジオペンチで持ち、ハンダ付けを360度溶接します。



こんな感じで、綺麗に付きました。

空気を入れて、充填出来るか確かめます。

本当に空気が漏れない様にハンダ付け出来ているか、バケツの水に沈めて確認します。
空気漏れはありませんでした。

缶の中に入れる防錆、潤滑材のWD-40(超浸透性防錆潤滑剤)です。
インターネットで買いました。
ホームセンターにはスプレー缶のWD-40はありますが、充填する液体の溶剤が欲しかったのです。

実は、WD-40を缶に入れる事が難しいのです。
バルブ弁体(プランジャー:虫ゴム)の径が小さいので、

最初は、プリンターインクの充填で、インクと共に付属されている注射器を使ってましたが、1回10CC位でしたので、何度繰り返しても溜まりません。
これでは埒(らち)が開きません。


そこで、ファンヒーターの灯油抜きに使っていた、手回しポンプを使いました。
何cc入れたら良いか分かりませんでしたが、新品の缶の重さが無難であろうと、実験的に180ccか200cc入ったと思います。

プランジャー、袋ナットを取り付け元どおりです。
再度空気を充填しました。
空気圧ですが、自転車の一般的な空気圧300KPa(キロパスカル)をセットしました。




完成です!
こんな感じです。

さあ、上手く噴射できるでしょうか?
リアルな噴射瞬間の撮影タイミングが合わず上手くいきませんでしたが。
立派に噴射が出来ました。(何度も噴射して、コンクリートまでポタポタ)

新品のパーツクリーナーは1本200~300円なので、あまり意味のある工夫だとは思いませんが、これはSDGs的な取り組みだと思います。

他にも、KURE5-56も良く使いますので、SDGsスプレー缶を増やしたいと思います。




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ダイコン漬け作りました!

2022年02月12日 16時53分54秒 | 日曜大工

2022年2月11日(建国記念の日)

母は漬物づくりが好きだった。
タクワン漬けは、市販のよりも美味しかった。
母が入院~亡くなっても、漬け込み仕掛けたのはずっとそのままだった。
それを処分し、綺麗に樽を洗ったのは、つい先日の事・・・・・臭い匂いと、汚物的な変質物を処分しながら、洗いながら、食品加工の継続性・技術伝承とかいろいろ考えた。



2022年2月上旬

とやかく思いながらも、残された者には時間は過ぎていく。

菜園の大根は育っていく。
そこで食べきれない大根を漬けることにしました。(母の死後、2回目)
『つの字』に曲がるまで、縁側で干しました。




2022年2月10日
決行日の前日、コイン精米機から夜な夜な米ぬかを集めました。




2022年2月11日、3連休の晴天日は今日しかありません。
冬の寒風と日に晒されて、みずみずしかった大根が皺皺です。




『つの字』や『くの字』に曲がるモノもありましたが、今日しかありません。
午前中は、別の工作をして、午後まで干してました。




前日の内に準備していた買い物です。
左上から、利尻昆布30cmくらい、沢庵漬素、ザラメの砂糖、唐辛子、食塩。




これは、母が使っていた重石で、石臼挽の上部の回転臼の方で、穴には親父がしてやっただろう、VVFの電線を通して運べるようにしてあります。(下の固定臼は穴が無い)
これも埃だらけでしたので、高圧洗浄機で綺麗にしました。



回転臼は、10キロ・15キロ・17キロの3つあり、他にも自然石の重石もありましたが、今回使うのはこの3つにしました。



失敗しない美味しい漬物は、指定の分量を守る事だと、経験しています。
『目分量で、つかみでいくつ・・・とか、10年早い!』

干しダイコン重量は、10キロありましたので、『調味ぬか』60kgの表示数値の6分の1で計算しました。(参考にするサイトにより、分量は色々有)
利尻昆布30cmをハサミで刻み。
沢庵漬素=13g ザラメの砂糖=700g(1kg入れました) 唐辛子=6本分位 食塩=670g(長期保存として700gにしました)




庭先での、計量風景。



柑皮(カンピ)は、ユズがたくさんあるので、皮を薪ストーブで乾燥させたものです。



天日乾燥は品質があてになりませんが、薪ストーブでの乾燥は確実です。
ダイコンも干しダイコンにしています。
5~6個分の柑皮ですので、風味が出ると期待します。




米ぬかは、単純計算では500gですが、計算どうりでは隙間だらけになり、とても足りません。集めた米ぬかはたくさんあるので、2kg使いました。



左、漬物袋の漬け樽。
向こうから、干しダイコン、調整ぬか、干しダイコンの葉をそれぞれの樽に入れて、準備が出来ました。





先ず、漬物袋の底に、調整ぬかを敷いて、外側に大きな(長い)ダイコンを、頭・尻・頭・尻で円周に並べ、内側に行くほど、小さな(短い)ダイコンを並べます。
中央とか空間が出来るので、そこに乾燥葉を丸めて詰め込みます。




調整ぬかをふって、またダイコンを並べます。



何層かこのサンドウィッチを繰り返し、最後は中途半端な空間が出来やすいので、残りのダイコン葉を押し詰め、出来るだけ空間を無くします。



残った調整ぬかを全部入れて、表面をヌカで覆ってしまいます。
乳酸菌は嫌気性菌ですので、出来るだけ手で圧をかけて空気(酸素)を抜きました。




寝技的にぎゅうぎゅうと押さえ込んで、素早く袋の口をネジリ、ヒモで縛りました。



重石は、干したダイコンの約3倍が目安の様ですが、回転臼は、10キロ・15キロ・17キロの3つで、42kgを乗せました。
重すぎが、吉と出るか凶と出るか?
来週の観察で調整したいと思います。
今年の4~6月が楽しみです。

総重量は、60kg近くになりましたので、さっそく午前中作った台車で運びました。

重量物(石)運搬台車を作りました! - Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!






健康にいい!沢庵(たくあん)に含まれる栄養と健康効果9選について - 健康にいい! (hatenablog.com)


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重量物(石)運搬台車を作りました!

2022年02月12日 15時08分43秒 | 日曜大工

2022年2月11日

肉体労働がキツイ年になって来ました。
腰痛とは長いお友達です。
極端に重たい石は、ボブキャットに乗せて運搬移動します。



100kg超えるような石は、チェーンブロックで吊り上げて少しずつ移動します。




去年手掛けた木戸口の拡張ではね出した石がずっと芝生に転がしたままでした。
あの頃は人力で動かせていたのに、間があくと重くて動かせなくなっていました。



『どぎゃんか、せんといかん!』
と、実は年が明けてからずっと、運搬台車を作る計画を練っていました。

材料の板は、納屋にあった廃材・歯切れのストックです。



長く広い一枚板から、45×75cmを2枚切り出しました。
他の板は、補強的に使い、縦・横目の3枚重ねの荷台の台車にします。



自在キャスターを固定する、ボルトナット類です。



自在キャスターは、1個160kg耐重の物でブレーキ付きを2個、自在キャスターを2個買いました。
が、あとで4個全部自在にすると真っすぐ進めず、勝手に尻を振りだし牽引に苦労することが分かりました。
後日、交換するつもりです。



本体の台を組み合わせると、いよいよキャスターの取り付けです。
配置を決めた所で、穿孔箇所に印を付けます。



10mmドリルで穿孔しました。



10mmボルトだから、10mmドリルで穿孔したのですが、4カ所の穴に少しでもずれがあると、1
~2本のボルトが入らなくなる事がわかりました。
つまり、『アソビ』が必要なのです。
結局、11mmドリルでアソビのある穴を作りました。




ボルトを通して、ナットの締め付けです。



杉板の締め付けのため、ワッシャー(座金)と共に、杉板にめり込んでいきます。



16カ所の締め付けが終わり、ギッチリと固定が出来ました。




この穿孔は、引っ張るヒモを通す、金具の穴です。



手近にあった、単管用クランプをロープ通しにしました。
左右2つです。
午前中で、完成しました。



さっそく放置の石を乗せて引っ張ってみました。



実際使ってみて、市販の台車のタスターが、2つは自在キャスターで、他の2カ所が固定の一方向かということが分かりました。
4個全部自在にすると真っすぐ進めず、後ろのキャスターも地面の状況で、アチコチに向きを変えて勝手に尻を振りだす事が分かりました。
後日、一方向固定のキャスターを買い交換するつもりです。



この石臼は納屋に押し込んであったもので、昔は穀物の精米・精麦等に杵でついていた石臼です。(餅は木の臼でした)
おそらく100kg超えで、重たくて搬出できずにいました。



これも台車に乗せ、ここまで20m引っ張って来ました。
乗せる時と設置する時には、チェーンブロックを使いました。



実はこの日の午後、ダイコン漬けをしました。
一つの樽の重さは、重石も含めて60kg位になりましたので、計画的にこの台車の上で漬け込み、そして土間に運んで来て設置しました。




いろいろと、多用途出来る台車が完成しました。

台車を作る動機となった作業です。
もっと早く作っておけば良かったとも思いましたが、『必要は工作の母!』
これからも重たいものはこれに乗せます。


①木戸口(門)拡張工事(No1)

②木戸口(門)拡張工事(No2)

③木戸口(門)拡張工事(No3)

木戸口(門)拡張工事(No4)

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木戸口(門)拡張工事(No4:完成)

2021年12月29日 09時47分09秒 | 日曜大工

2021年12月18日

おお、もう1週間しか余裕がありません。
この敷石は、前回12日にやりかけていた作業でもあります。
拡張し地面が切られ、新たに現れた部分は、コンクリートを打つかどうか舗装をしなければなりません。(タタミで約6畳分)
でも、一方で崩した石垣の石をどうするか? が、新たな問題でした。
石畳で利用すれば、問題解決と思いました。
この日の昼食時のNHKののど自慢放送(熊本市会場)を楽しみにしていたのですが、茨城県南部の震度4 の地震で中断したので、食後の昼休み無しで試験的にやってみました。



2021年12月18日

さて、『敷石や石畳にしよう!』と思ったものの、石垣の丸石を平面に埋めるには、大きな石となると20cm位の穴を掘らねばなりません。
形状に合わせた穴の形を一個一個合わせての穴掘りになり、これまた大変な作業でした。
手袋は泥だらけで、写真を撮る余裕もありませんでしたので、埋め終わったところです。



写真が前後しますが、盆栽を乗せていたコンクリート製の石板です。
無用の人(盆栽の趣味が無い俺)には邪魔でしかない。
これも重い!無用の長物ですので、丸石も無くなったので敷石としました。




やっとこさ敷終えました。泥汚れの敷石、石畳を水で洗い、地固めします。



ホームセンターから買ってきた、隙間埋めの玉砂利と、さらに小さな隙間にホワイトバラスです。



玉砂利50キロ、ホワイトバラス50キロでしたが、まだ少し足りない感じです。



内から外側方向を見た所です。



外から内側方向を見た所です。
雨の時には、庭の雨水がここを流れ出ますので、砂より流されないバラスや玉砂利の大きさが適しています。



今日の本命の仕事を捗らせるために買っていた、幅広の鏨(タガネ)と、石の切断用のディスクです。



石の再生利用、寄せ集め石組みの面倒くさいことは、はめ込みたい部分での縦横の大きさが合わない事です。
飛び出る所、幅が広すぎる所はカットしなければなりません。
17番の石の、幅を6センチ、頭を8センチの切断です。




ディスクグラインダーでの切断作業は、キックバックも起こりやすく片手では危ないので、止めての撮影です。
この凝灰岩は、集落内の石切り場原産で、阿蘇Ⅲ期の12万年前の火砕流の固まったものと思われます。
タガネで斫る時も少し匂いがしてきますが、ディスクグラインダーで舞い上がる粉塵は独特のガスが匂いたちます。
当時閉じ込められた火山性ガスかな?と思いながら作業すると不思議な気分になります。




切断の溝に鏨2本を打ち込んでいきますが、一度に深く打ち込もうとしても跳ね返されて入りません。
見えない小さなヒビが入っていると想像して、2本のタガネをずらしながら何度も打ち込んでいきます。



1kgのハンマーを延々と諦めずに叩き続けます。
300回ほど叩いたでしょうか?

その時が来ました!
薪割りと違い、なんの予兆もなく割れる時は突然来ます!
左右の石と高さを揃えることが出来ました。



ここは今回の石垣の築き始め部分、この角を取ります!

同じように、ディスクグラインダーで切り目を付け、鏨を打ち込みました。



切り目にタガネを打ち込むと、簡単に思いどおりに斫(ハツ)れます!



玉砂利の部分が広がった面積です。
道からの入り口は、内輪差のため広めの約500cmを確保。
狭い所で、390センチ幅!

これで外車も、ダンプも難なく入れます。



期限もあり、いろいろ痛い思いをした拡幅工事でしたが、大した怪我も無く何よりでした。

『親父見てたか!』

宿題は、石垣の上の竹垣ですが、来年にします。




皆様、良いお年をお迎えください。

①木戸口(門)拡張工事(No1)

②木戸口(門)拡張工事(No2)

③木戸口(門)拡張工事(No3)

木戸口(門)拡張工事(No4)

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木戸口(門)拡張工事(No3)

2021年12月27日 09時26分02秒 | 日曜大工

2021年12月5日

さて、3週間後は完成しておかねばなりません。
今回も早朝から実家に着きました。
実家の立地は山の西斜面であり、山陰で東の朝日が遅く、はまって到着したものの、石と土が凍り付き離れない!
仕方なく日が差すまでと菜園の手入れするも、冷たくて手がかなわなくなりました!
やっと日が当たって、それから気合いを入れ取り組みました!
(気合い入れないとケガします!)

ところが、前回の続きの土台・地均しの整えで出鼻をくじかれました!
松の木の根元周辺からは大量のボロボロ廃ビニールが?(写真右)
この想定外の掘り出し、分別作業に小1時間もかかりました!
もしかして親父が『俺の目の黒いうちは、扱かわせん!』と言ったのは、このブシマイの後ろめたさが発見されるのだったのかと思いました。
スッカリやる気を無くして、スタート地点に戻りました↩️



一段目の最後の石のやる気を無くし、気分転換で動かしやすい短い石柱をテコや転がしで、2段目から取り掛かかりました!



見た目が大事で、面は出来るだけぴったりと合わせたいのですが、なかなか寸法と面が合わず2段目もさっそく難航!
前回の1段目最後の石をやっと据えたのに再び外してバック!
門の入口までチビチビと6メートル移動しました!フーッ。




ここなら面が合うと見込みました。
チェーンブロックで吊り上げ、重力、中心垂直移動の法則?を利用して出来るだけ楽をするように考えて据えます。



ここはちょうど道のカーブになる所。
一段目のつなぎ目と2段目のつなぎ目を合わせるために、丁度良い短い石を選び出し、コロを使い丁度カーブの継ぎ目を合わせました。






前回のやり残し、冒頭写真の1番デカいのに取り掛かりました。ここでも気合いを入れ直します!
『さあ、来い!親父見てるか!』
仕掛前の石の位置は、左側にあるように、三脚を立てます。
この位置で長石の中心にチェーンを掛けて吊ります。



振り子の落ち着きは、垂直地点ですので、吊るだけで石を右に移動出来ます!
が、欲張って急いで移動させたりすると、振り子反動で三脚が倒れたり、石が自分の足に当たったりするので、慎重にズル感じでチェーンを引く作業です。
1段目の最後の石が座りました。




その後も2段目を頑張りましたが、既に疲れてきました。
マチュピチュやクスコの巨石石垣とはいきませんが、まあ素人はこんなところです。
※日本のお城の石垣や世界の巨石遺跡を観ると、作った人の技能に感心するばかりです。




写真は明るいですが、もう薄暗くなったので、今日はここで止めました!
次回は2段目最後の石です。



2021年12月12日

さて、この日も朝8時には到着しましたが、大勢の消防団員が家の前に来ていました。
『もしや火事!』 ではなく、防火用水の水の定期交換作業でした。

タイムリミットは2週間を切りました。
団員の目も気になるものの作業にかかりました。



頑張れば四十九日法要までに間に合いそうです!
ただ消防団が帰った頃、三脚が倒れて下敷きになり、左の肩甲骨をブロックに打ち、左の鎖骨をパイプに挟まれて、しばらく唸ってました。
でも1番に気になったのは、右尻ポケットのスマホが大丈夫かでした。
止めるわけにもいかず、続けました。
【倒れた原因は、石の移動方向に、三脚の▼の尖がりを向けておく基本をおろそかにしたせいでした。】



カーブ部分は、四角🔳の石柱の付き合わせは絶対に隙間が空きます。
一方を鋭角三角形に削って出来るだけ合わせます。
ちなみにテクニックですが、タガネは5ミリ位持ち上げて叩く方が目的の角度にヒビが入って削れます!
(頭どうしをゴリゴリ20キロの重さで押し付けるよりも、同じ20キロの頭突きの方が衝撃が大きいのと同じ理屈です。

加速度の運動エネルギー

質量M[kg]の物体が、速さV[m/s]で移動する時に物体が持つ運動エネルギーの公式は

運動エネルギー 公式  速さVが2乗されるので、全然破壊力が違ってきます。



慣れないとこんな鋭角三角形には、削れません!



とりあえず、面が合いました。



1本の石柱が折れた物の様です。これでアフリカ大陸凸と南アメリカ大陸凹が合いました。(プレートテクトニクス)
微調整は、裏から石を打ち込んだりして、動かない様にします。



端っこをどう収めるか色々考えて居ました。
在庫の石を見たり、測ったりして出来上がりの想像図を何通りか考えました。



庭側の面を優先したいのですが、そうすると28センチの隙間が出来ます。
丁度良い大きさの切り石はありません。
仕方なく34センチ幅の石を入れて隙間を詰める事にしました。



大き過ぎるなら、切るしかないです。
最初は元の石を積み直す予定だったので、番号を全部の石に書いてました。
この17番の石は思いがけない使われ方だったことでしょう!
次回は、幅を6センチ、頭を8センチ削らないといけません。




①木戸口(門)拡張工事(No1)

②木戸口(門)拡張工事(No2)

③木戸口(門)拡張工事(No3)

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木戸口(門)の拡張工事(No2)

2021年12月26日 22時50分16秒 | 日曜大工

2021年11月下旬

前回投稿 の続きです。

盆栽を乗せていた石柱の台を次々に出します。
これは、頭を下げて地面に着け、次に尻(写真上)をぐるっと時計回りに押し出し、1本目の右に並べるところです。




何しろ1本300kg位ありますから、そう思いどうりには動いてくれません。
それに長物となると頼りの三脚自体の脚が邪魔なのです。
それに石の据え付けでは、水平レベルをとったり、敷石をしたりと、助手が居ないと捗りません。




盆栽の鉢をどかして、3本目の石柱の運び出しです。
ワイヤーは基本的に石柱の中心でバランスが取れる位置に巻きます。
チェーンブロックで吊り上げた空間に、コロを敷いたところです。
この後、ゴロゴロと前に押し出しますが、同時にチェーンを緩めないと、ただの振り子になり戻って来ます。
前に押し出すと同時にチェーンを緩めて、地面に接触させ下ろす。
それで前進できます。




チェーンブロックは、荷物を吊り上げるフックの付いたチェーンと、ギア(歯車)を回転させる無限ループチェーンがほんの1cmの間隔の接した溝の位置にあります。
無限ループチェーンを緩める時に指がゴム手袋と一緒に巻き込まれて痛い思いを何度かしました。



3本目の石柱は、1本目に上に運び出す予定でした。



段差のある所から下に下ろす時には、非常に危険を伴います。
重力と、石の重さ、足場の三脚の傾きも加わって、思わぬ反動で倒れ易くなります。
わざと吊り上げの位置を、尻(上:次の写真左)の方にあらかじめずらしておき、ズルズルとずらしながら平面地に下ろします。




先に降りた方に、コロを敷いて、上手く2本目の上に並べ、左側にもコロを敷きます。
この石は左にずらし、1本目の上に重ねるつもりでした。
が、端っこの角(右端)が欠けて、尖がっていることに気づきました。
『ここには使えない!』




新規の石だったら、現場の形に合わせて石を切り出したり、加工してもってくれば、現場に合います。
でも、別の場所に使われていた石の再利用だから、至極当たり前の不一致です。

テトリスやブロック合わせゲームではありませんが、『どこの断面と合うのか?アフリカ大陸凸と南アメリカ大陸凹・・・』なんて独り言を言いながら面(つら)を見つけます。

その結果、1段目の2番目と3番目の付き合わせ部分が、ちょうど道のカーブ部分に当たり、そこは直角の石柱ではかえって隙間が空く事が分かりました。
乗せていたものを下に下ろすと共に、先だった右が左側になるように180度向きを回転させなければなりません。

平面で回転させるのは、要領を得ていると難しい事ではありません。

①1段目の2番目と3番目の面が合う様に、既に90度尻を右に振ったところです。
②石が地面に着いている時に、三脚の左端に石柱を着かせる様に三脚を合わせます。
③ワイヤーは石柱の中心でバランスが取れる位置で、チェーンブロックで吊り上げた空間にはいつもコロを並走させます。



④ここでチェーンブロックで吊り上げ、地面を離れると、重力の力で石は吊られた三脚の中心に向かって動きます。
⑤その動きを利用し、石頭を右に振ると同時に、コロの並走と吊ったチェーンをジワッと下ろします。
⑥これを繰り返すと、石柱の向きは反転・回転させることが出来ます。
 



自分の足を三脚に挟まないこと、チェーンに指を巻き込まないこと、一度に大きく角度を稼がないこと。



微調整は、バールでギシギシと寄せて合わせますが、同時に水平と面合わせもしなければなりません。こうして1段目の3番目が並びました。



あとは、面を合わせる事とレベル・水平を合わせる事です。



この垂木(たるき)は、レベル・水平を合わせるための定規です。
吊り上げのチェーンは外していますので、木の柱と違い石の柱は重さのためにそう簡単にレベル調整は出来ません。バールでギシギシと微調整です。
ランマー(地固め機)があればあらかじめ水平の地面づくりをするのですが、道具も時間もありません。
敷石を打ち込んだりしてレベルを調整しました。




再利用石の寄せ集めで、面合わせの難しいところは、凹凸が上手く合うことはなく、凹と凹、凸と凸の場合が多い事です。
写真の様に断面の中ほどで乳首みたいに飛び出た部分があるために、どうしても大きな隙間が空きます。




仕方なく、鏨(タガネ)を使って、凸を斫(ハツ)って出来るだけ密着出来るようにします。



前回、山芋を掘った穴を放置している所に来ました。
雨水の地中浸透も兼ねて、割れた鉢やコンクリート片を埋め立てゴミに出さず、ここに埋めました。



いよいよ1段目の最後に近くなりました。




もう、日没となりました。筋肉の力が出なくなるとケガの元です。
体力の限界を感じて、ここで作業断念。


次回は、この石の設置と、2段目の長石を積み重ねます。




①木戸口(門)拡張工事(No1)

②木戸口(門)拡張工事(No2)

③木戸口(門)拡張工事(No3)

木戸口(門)拡張工事(No4)


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