2014年2月11日(建国記念日)
先日、犬の散歩中に、カラカラと音をたてて回っている、アルミ缶を使った風車を見つけました
不審者みたいに佇み、観察すること数分~
これだったら僕にも作れるって思い、休日の午前中に取りかかりました
なんで、竹を切るのでしょう
アルミ缶の側面に、弧を描いて切れ目を入れる方法には、ハサミもありますが、綺麗に開けるのは、なかなか難しいと判断しました
そこで、カッターナイフの刃を突っ込んで、切る道具づくりから始めました
この竹は、暮れに作ったミニ門松の残り~それに、鋸を入れ、カッターナイフの刃だけを出すスリットを作りました。
鉈で必要な幅に割って、竹ヘラにします。
半径15cmか10cmかで、弧の角度が変わってきます~
この穴の位置でネジ止めする事により、弧の描きが変わってきます
とりあえず、10cmの位置にしました
アルミ缶を固定する枠を作りました
この時、アルミ缶の尻(底)の部分の形が違うことを意識しました
飲み口側と違い、カーブが着いているので、もっと高い受けに変更しました
キリで回転軸穴を開けます
プルトップの留め金が中心なので、そこを開けます
押し込まれている、タブを元の位置に戻します
(バランス良く回転するようにです)
雨水抜きのため、底の2ヶ所に対角して穴を開けます
ここまでの、缶への穴あけは、最初にやっておかないと、羽の切り目を入れた後では、グシャッとつぶれて出来ません
350CCのアルミ缶の円周は、21cm
これに1.5cm幅の羽を付けるとすれば、ちょうど14枚の切れ込みを入れたら良いことになります
マジックで、上部側に印を付けます
カッターナイフの刃が入りやすいように、キリで突きますが、薄く柔らかいので、手の腹でブレーキをかけながらちょこっとだけ刺します
さて、羽づくりです~いよいよ切り開きます
ナイフの刃先を、缶に開けたキリの穴に突っ込んで開始位置を確定~
ジリジリジリっと手前に引けば、綺麗な弧を描いてカットできます
1缶、14回の切れ目を入れますが、これをハサミでやっていたら大変です
一番危ないのは、この最後の位置です
力任せに引くと、シャッと回転して、缶を支えている左手をザックリ切り裂くことになりかねません
缶の底に近づくと、抵抗が増しますので、そこで止めて、握った拳を向こうに倒して、テコの原理の様に、グイッと刃を手前に上げ切り上げたら、綺麗に缶底の縁まで切れます。ここを気を付けたら、怪我をすることはありません
14枚の羽が出来ると、ラジオペンチを使って45~50度くらいの角度で曲げると、だんだんと羽が丸く開いてきます
風車部分の完成です
今度は、吊し針金材の作成です。
細い針金を60cm位に切り、中央で曲げ、大きなハート型を作ります。
このトンガリ部分が、缶の底を点で支え上げます
ハート型のトンガリ部分になるように2本の針金をまとめ、1本は中心部の軸のために、真下に折り下げます。これが缶を上から支える芯棒になります
もう1本は軸を巻きます。
プルトップに開けた穴に、上から支える芯棒を差し込みます
木とかに吊すフックも針金で作れますが、不要になったカーテンフックがあったので、これを使うことにしました。
完成です
玄関先の薔薇のアーチに吊してみました
この日は晴天でしたが、冷たい風がピューピュー吹いて、カラカラと良く回りました
右のハート型の吊し針は針金が長くいるので、試しに真っ直ぐな直線芯棒方式を作ってみたのが左側です。
でも、抵抗が大きくて弱い風では回りませんでした
一番の驚異は、強い風ではなく、妻の強制撤去でした
吊してから10分もしなうちに、撤去されてしまいました
『田舎のオッサンのモグラの風車じゃあるまいし、ぎゃんとば作って~玄関先にみっともない』がその理由でした。
僕も抵抗して反論しましたが、まあ、ここではよしましょう
せっかく作ったので、ミカンの木の枝に下げることにしました。
ホントに冷たい風の日で、カラカラと良く回りました
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