Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

イノシシ食害防止、栗落下受けネット設置しました!

2021年08月23日 23時49分10秒 | 日曜大工

2021年8月21~22日

今年も栗園は豊作で、イノシシ🐗は大変喜んでおります。
方や、土日作業の私は、休みもない栗地獄の憂鬱な時期となっています。
早起きして、実家により準備して栗園に着いてみると、落ちた栗のほとんど全部は綺麗に食べられています。
おまけに、大粒のブルーベリーみたいな黒い置き土産までしてる!




特に今年のイノシシ🐗は行儀が悪く、低木の栗にはよじ登って枝まで折っています。



それと、例年に無い10日以上の雨、大雨が続き、園内のいたるところで出水があり、ジュクジュクの足元での栗拾いです。



さて、『みすみすイノシシに食われるばかりに黙っちゃいないぞ!今年の俺は去年の俺とちがうぞ!』
とばかりに考えた対策に取り組みました!
電柵設置?園全部の金網囲い込み?
去年から準備したソーラーパネル電源による人感センサーラジオ設置も諦めました。
いずれの策も、
費用対効果の無い事と分かり取り組みません!
材料は迫りくる竹利用と、お役御免のネット活用です。




チェーンソーで、ジャンジャン切り倒しました。
ところが、枝を落として運び出すのに、半日もかかってしまいました。



約40本の枝を落とし、準備完了。
すでに、腰・腕痛~。




柱になる竹は170cmにカット。
根拠は20cm位打ち込み、140cmの位置にネットを張る。



鉈で杭状に尖らせます。



残念ながら、打ち込む写真を撮る暇はありませんでしたが、こんな感じで柱を立て梁を渡し、それにネットをヒモで取り付けていきました。



約15cmおきにヒモを通して、縫うように両脇の竹に固定していきます。



張っているそばから、自然落下のイガや栗がネットにかかります。



とりあえずネットにかかった栗を集めると、すぐに籠にたまっていきました。
その時わかりました。
最初は面積を広げたいと出来るだけピンと張っていましたが、落ちる瞬間を見ていると、トランポリンのように跳ね上がり落ちてしまうのです。
ある程度の弛みが必要と分かりました。



こちらのネットにもたまり始めました。

栗は風でも物理的刺激でアエますが、24時間自然と落ち続けているのが分かります。
あちこちで、バサバサーっと落ちています。




まあ、虫食い、枯れたイガとか、実以外も混じってはいますが、これらの栗は確実にイノシシにお預けです。



下の段の栗園。



一人での作業と、二人居ての組み作業の違いって痛感します。
一人作業は何度も行ったり来たり、倒れた柱を起こしたりと捗りません。

ネットのカバー面積、約135平米、竹に固定したネット縁の総延長158m、縫った箇所15cmおきとして、約1,050箇所。



家(実家)に昼飯に帰る時間も惜しくて、朝から午後7時くらいまで、あり合わせのおかずを詰め込んでの弁当持ち込みの2日間でした。



こうして、まる2日間のイノシシ食害防止、栗落下受けネットの設置が終わりました。

不安はいくつかあります。
①枝まで折る🐗イノシシのことだから、ネットを食い破ってめちゃくちゃに踏み壊すかも?
②壊さないなら、重みで倒れて、かえってイノシシは大喜びするかも?
③仮に無事だとしても、冬の枝の剪定や落葉時期の落ち葉の処理は大変だろう?

終盤、
ヘロヘロと作業しているところに、隣のH集落からの出作で下の田んぼを作りに来ている知らないオッサンが来ました。
忙しくネットにヒモを通しているところに、なにか話しかけてきます。

オッサン:『あんた、〇〇さんとこの息子さんかい?』

俺:『ハイそうですが、何か?』

オッサン:『栗を拾ったなら、イガはイガで別に集めて下は綺麗にしとかんと、殻と新(あたら)しゅ落ちたつとの区別はつかんばい!』

俺:内心(なんてや、こんオヤジはわざわざ下からそんな事を、ご教授に来たつかい!分かっとるくさ!でもそれはイノシシもおらん時代の話で、毎日栗拾いに来られるもんが居る時たい!イノシシも分からんごつ地面をイガばかりにしていると、食いこぼしの確率も高まるとたい。新たに落ちたのが一目で分かるなら、イノシシも大喜びたい!わざわざ余計な事言いにこんでよか!)と、疲れているのもあって内心ケンカ腰!

俺:
『親父は高齢でここに来れなく、私も働いているもんで、来ても土日しか来られんで、ともかく拾い集める事が優先です。殻のイガだけを集める余裕はなかです。』と言い訳。

俺:内心(こんオヤジは物見遊山の暇人かい?それとも、誰も来ないからいつも落ち栗を拾いに来ている常習犯か?・・・何か他に言いたいことがあって下から上がって来たんじゃ?)と勘繰った途端、来た来た来た~!

オッサン:『・・・ここに上がってくるまでの道は、みんなの道だもんな。あたもここを通って上がって来ているけん、たまには道周りの草ば切らやんたい。みんなで管理せんとな!』

俺:内心(ハハ~!なるほど、それ言うのが目的だったつばい!まあ、俺もそんな村の道の維持管理の連帯意識はあるから・・・これには反論は出来ないなあ。)

俺:『分かりました。帰りに切って帰ります。』
オッサン:黙って帰って行った。



もう既に7時になっていて、早く帰ってゆっくりしたいところだけど、今しておかないとまた来週に延びてしまう。
この気象、来週は台風か雨かもしれん。
その間、水稲の管理に毎日来るだろうあのオッサンに『やっぱり、たまにしか来ん〇〇さんとこの息子は、いっぺん言うたっちゃ、分からんごたるなあ!』と思われるのが嫌だった。

入り口の公道から、ここまでの水田沿いの狭い道は中山間地等直接払い制度による関係農家の出役でのコンクリート舗装したもので総延長約200m。
途中の水田耕作者は約5人、水田と関係ない畑・樹園地の人はうちを含めて2人。
200m÷7人とすれば、一人29mも切れば文句言われないだろう。
軽トラックに積んでいる七つ道具の刈り払い機を起こすと、結果的には、右側の土手のみキリの良い所まで、合計50m位は刈った。
左側は、イノシシ・鹿の防護柵の鉄メッシュなので、そこの水田耕作者がすべきだろう!

私的な栗園とそこに至るお世話になる道の利用者の公的義務。
まあ、親父が出来ないなら、どっちもしなければならない。





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スクリュージャッキのレストア(トヨタ RR16-91100)

2021年08月11日 22時56分20秒 | 日曜大工

2021年春~

実家の畑には、親父手作りの納屋(掘っ立て小屋)があり、農具や管理機が押し込まれています。
あまりにも汚いから、今年の春に整理をしました。

その時、地面に寝て半分埋もれているスクリュージャッキを見つけました。
当然全体が錆びだらけで、可動部はガチガチに固まっていました。

《鉄の塊で重いから、地金なら幾らかになるかも?》
くらいの調子で、掘り上げたまま放っておきました。



ちなみに、スクリュージャッキとはこの図の様な構造で、横っ腹の回転部を回すと内部の傘車がネジ棒を動かし、受け台に乗せた重量物を軽い力で持ち上げるというものです。
建物の持ち上げや、溝に脱輪した自動車の持ち上げに使われていました。




2021年夏 7月~

梅雨時期の雨で雨宿りした納屋で、再び放置状態にしていたスクリュージャッキが目に入りました。
《雨で仕事も出来ないから、これを磨いて綺麗にするか・・・・》

が、レストアの始まりでした。
それからは、暇暇をみての錆び取りです。
フレキシブルシャフトをモーターに繋ぎ、ワイヤー回転ブラシでガンガン汚れを落としました




錆が落ちてくると、凸文字が見えてきました。
『トヨタ RR16-91100』
《トヨタって、トヨタ自動車? ジャッキも作っていたの?・・・・》

後日、facebook友達からの情報で、トヨペット マスターラインピックアップ・シングルシート 車両型式 RR16 (1453cc)というトラックにこのジャッキが装備されたことを教えてもらいました。
1957年の発売で、僕より2年先輩となりますから感慨深いレストアとなりました。



『 1ton 』
《 1tonも持ち上げられるって凄い! 》




作業しながら『トヨタ RR16-91100』をググってみると、次の英語ばかりのサイトがヒットし、その中に全く同じのスクリュージャッキが表示されていました。
《 wanted って、指名手配?不具合が問題になり、リコールの対象品か?》

それ以上分からなく、作業を続けました。
窪みには、泥と油の塊が貼りつき、鏨(タガネ)を使ってこそぎ落としました。


2021年夏 8月~

この頃、ボブキャットの油圧シリンダーの復活もメインでやっていました。その傍らで、ちょこちょこと、錆び取り作業も続けました。
元の塗装は、オレンジ色みたいです。
ピストンを伸ばして、中のサビ、泥も綺麗にしました。
拭きながらピストンが油っぽいのは、油ではなく、水と分かりました。



案の定、ひっくり返すと、水が染み出始めました。
夜なべ作業次いでに、一晩逆さまにしておきました。



サンドペーパー500番⇒1200番で、さらに綺麗にしていきました。



内部の傘歯車を回す、この回転軸は丸い穴にクランク棒を突っ込んで回すのですが、錆びついて固いのです。
注油穴にも泥が詰まり、注油も出来ません。
キリで欠き出し、注油をしました。



実は、もう1個の小さなスクリュージャッキも出てきて、同じ作業をしていました。
ここから登場させます。




凸文字の表記は何もありませんが、300kg揚げ位の力だと思います。



底、底も綺麗にしなきゃと、徳利を突っ込むように、ブロックの穴に立てて、ディスクグラインダーで磨きました。



さて、綺麗に塗装をしたいのですが、さんざん磨き、さんざん油もさしましたので、このままではペンキの乗りが悪いと思い、油分を洗うことにしました。

世の中には脱脂シャンプーがあることは知っていますが、手持ちの『無リン酸塩工業用洗剤』 を使うことにしました。



園芸用の鉢敷をちょっと拝借し、洗い桶に転用。



ゴシゴシ擦って、油脂分を落としました。



8月初めから猛暑日が続いていました。
37度くらいの熱中症アラートの駐車場で、夕方にはスッカリ乾き、夜というのにさっそく塗装にかかりました。
色は、元の色に似せて、黄色にしました。
1回目の塗装をして、朝を待ちました。




朝になり、新聞紙を敷いていたのは間違いと分かりました。
ペンキと貼りついて、ナイフでこそぎ落とすはめになりました。
昼間に2回目の塗装、底は1回目の塗装をして、夜を待ちました。




夜、3回目の塗装、底は2回目をして、朝を待ちました。





2021年8月11日

朝には塗装は乾いており、完成です。
大小のペアで、可愛い仕上がりです。




『伸びろ、如意棒~!』

力強く、凛々しい姿です!




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ボブキャット TCM315の作動油交換・エア抜き

2021年08月08日 11時24分17秒 | 日曜大工

2021年8月1日

毎日のように熱中症アラートが出る今年の暑い夏。
暑さにもめげず、休みには油まみれになる今年の夏。

前回ストップした原因、28ミリのソケットレンチを手に入れて、さっそく作動油を排出するボルトを緩めました。




ドロドロと流れ出る作動油を見ながらふと!
『作動油は31リットル、この洗い桶は15リットル!あふれるジャン!』

慌てて28ミリボルトを締めてストップ。
2回繰り返して、古い作動油を出し切りました。



さて、インターネットで調べるも、TCM315の作動油を入れる所のサイトが見つかりません。
ここのどこかにあるはず!
4本の作動油の管、中央右手の丸い所か?
イメージは6角のボルトだったので不安が付きまといました。



丸いキャップを外すと、まるで冷却水のキャップです。
(冷却水は手前のエンジンの所だったし?ともかく中の液体が何か調べてみよう!)
と、細い棒を突っ込んであげてみると、作動油が着いていたので確信が持てました。



ちなみに最初にイメージで思ったこの6角のボルトは、コントロールバルブで、これを弄っていたら大変な事になっていました。
(銘板の説明があって良かった!)



作動油の給油口が分かったので、新しいオイルを入れたら良いのですが、ともかく重いんです!
そこで、熱帯魚の水替えに妻が使っていた更新のポンプを使うことにしました。
一時はジョッキで8回(4リットル×8回)入れることも考えましたが、サイフォンの原理で、楽でした。




さて、作動油20リットルは全部を入れたら良いのですが、次の缶は途中で適量でストップしなければなりません。
インターネットで調べると、右側のタイヤの間の、この2つの斜めのボルトの穴から漏れ出る事を確認して、その間の油面が適量とありました。
(エンジンオイルだったら、引き抜きのゲージ棒で確認出来るのに、これは面倒だ!)




下のボルトの穴から漏れ出たので締めて、給油開始。
上のボルト穴からも溢れて流れ出しました。
一人で、油いれたり、穴を見に下に降りたりと、何度も繰り返しました。
(これから、エア抜きで油が漏れるし、ちょうど中間位の適量になるだろう!)




作動油は入った!
苦労して外した連結パイプを再び繋ぎました。
エンジンをかけてみました。
そして、いよいよブームシリンダーとバケットシリンダーの油圧ペダルを踏みました。




『全くの無反応!』

事前の下調べで、インターネットで、『エア抜き』を調べていましたが、同じ機種でのやり方が見つけられずにいました。
ただ、『エア抜きが不十分だと、油圧系統を壊すことになる!』

とありましたので、エンジンを切り、来週まで勉強をすることにしました。



2021年8月7

『一週間のご無沙汰でした・・・・』
この一週間、あちこちのYouTube等で、そもそもの油圧の勉強をしていました。
また、道具一式を広げて再挑戦です。




注射器や水鉄砲で説明すると、ピストンで作動する、先の針側の空間だけでなく、手前の手で押す部分の空間も部屋になっており、INとOUTの油の移動でピストンを移動しロッドが伸び縮みしているということです。



作業をした時に、どの位置でピストンが止まっていたか?
つまり上の図で言えば、INで油を充填しようとしても、OUT側のパイプを繋いでおれば、OUT側の空間に空気が充満しており、油が入れない。
解決策は、OUT側のパイプを外してまず空気を追い出し、それから繋ぐ。
今度は逆向きに、ピストンを縮める時にはIN側のパイプを外し、パイプ内の少しの空気を追い出し、油が噴出したらパイプを繋ぐ。



その様な構造原理をブームシリンダーとバケットシリンダーに当てはめて、手順を考え直しました。



注射針から空気を押し出すときに、針の先から薬液がぴゅーっと飛び出させる様なものです。
エンジンをかけ、油圧レバーを踏むと、あちこちから空気油が吐出しました。




連結パイプの口元まで作動油が来ていたら、パイプ内の殆どの空気は出されたということです。



手は油だらけで撮影どころではありませんでしたが、エア抜きはなんとかやるだけやり終わりとしました。



エンジンをかけ、油圧ペダルを踏んでみました。
先ずはバケットシリンダーのテストです。
ペダルを踏みこむと、空気と油の混じった様な(おなかのグルグルみたい)グルグル感が伝わります。
(まだどこかに空気が残っていたのか?もう一度やり直しはキツイなあ~)
と思ったら、コンクリート床に突き立てていたバケット先の引っかかりがガクン外れて、バケットが動きました。
角度も全部の角度で曲がりました。



次はブームシリンダーです。
こちらもグルグル感の後、上りました、上がりました。
喜んで、2階の梁までぶつけてしまいました。
そしてちゃんと、下がりました。



そもそもの作動油の漏れだった、4カ所のシールからは一滴の漏れもありません。
夏野菜を片付けたら、秋からの堆肥作りに、頑張ってもらいます!



これでボブキャット4回シリーズは終わりです。
同じ機種をお持ちの方の参考になれば嬉しいです。

① ボブキャット TCM 315 電装レストア

② 油圧シリンダーの作動油漏れ

③ボブキャット TCM315 油圧シール交換


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太陽熱温水器(天日)の水漏れ修理

2021年08月04日 12時57分46秒 | 日曜大工

2021年8月4日

先週の事、妻が『水道料金高い?ぎゃん使うかな?』と言った。
(まさか、また天日の水漏れ?)とよぎった。

今日はある行事のために休みを出してましたが、コロナで中止となってしまいました。
休みはそのままだったこともあり、早朝から修理をする気でいました。
今朝、屋根を見てみると『濡れている!』やっぱり漏れている!




それに梅雨は空けているのに、雨どいの集水器にセイタカアワダチソウが生えていてビックリ!
(いつからだろう?屋根の上なんて日頃見ないし・・・・ひと月くらいか?)



ともかく、屋根に登る事じたい年中危ないのですが、夏と冬は危険が増します。
考えられる修理を想定して、一度登ったら足りない道具を取りに降りる出戻りが無いように、余計な七つ道具をウェストポーチに入れました。

2階ベランダから屋根に垂直に梯子をかけて登りました。



日の出はやや遅くなったものの、既に屋根の上は燦燦と照っていて暑い!
そして触るもの全てが熱い。




供給用(お風呂へ落ちる)パイプの付け根から、ピューピューと噴出していました。
(ねじ込んだ内部のパイプの亀裂か?)




ともかく、ホースを締め付けているキャップを外さなければ!
と右手にウオーターポンププライヤーを持ち、左手で黒いパイプに体重をかけ掴んだとたん、『ジリ・ズリッ』と、引きちぎれバランス崩壊!
前のめりに態勢を崩して、ステンレスのカバーに頭を打ち青ざめました。
パイプの老朽化で、ポロポロと脆く崩れる状態でした。




解放されたパイプからは既に温まったお湯が一気に流れ始めました。
濡れることから避けることも出来ず、あっという間に下半身ずぶ濡れです。

(早くパイプを繋がねば!)
パイプの脆い部分をナイフで切り詰めて、可塑性のあるパイプらしい部分まで切り詰めました。




傾斜の屋根での不安定な態勢は続き、既に足がしびれ始めています。
パイプを突っ込む青銅製ジョイントに、シールテープを巻きました。




ジョイントにパイプを突っ込み、ウオーターポンププライヤーで締め付けます。



しばらく見ていましたが大丈夫、水漏れはありません。



作業は完了しましたが、登山と同じく、屋根から降りる時が危ないのです。
ひと月?あまりの漏水で屋根にはコケが生え薄い緑色を呈しています。
さらにさっきの水噴出で、ヌメリが増しています。
(落ちたら死ぬかも?こんな事でニュースにはなりたくない!)
と、ずっとつかまり立ちして危険地帯を抜けました。

平成5年の設置から、29年あまり経ってます。
これから先、あと何回登ることになるでしょうか?

※人は傾斜地で怖いと這いつくばりの前かがみになりがちですが、これはベクトル的に屋根に沿って斜めに滑り落ちやすい方向に重力が向きます。
体を垂直に立てる方が滑りにくいのです。



これまで修理したブログ記録です。

2011.2の修理

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ボブキャット TCM 315 油圧シール交換

2021年08月02日 22時10分12秒 | 日曜大工

2021年7月

ボブキャット TCM 315 の油圧シール入荷の連絡がありました。
終業前のエムエスケイ農業機械株式会社(大津町室)にぎりぎり着きました。
西日本支社とあって、大きな事務所でした。




向かいの機械庫・倉庫には、垂涎の大型の各種農業機械がたくさんありました。



事務所に入ると、シールの入った袋を持って事務員さんが来ました。

さらにその手には、エムエスケイさんに送ったメールと共にボブキャット本社に送ったメールの打ち出しまでありました。
(業務提携だから情報共有されているんですね!)
僕の経緯の確認と、会社の説明までされた後、シールの入った袋を渡され請求された金額は、
『税込み5,500円』
安い!
約13分の1で必要なものだけを手にできました。




その週末は、さっそくの取り付けです。

ヘッドの溝にもグリスを塗りこんで押し込みました。
これがなかなかきつくて入りませんでしたが、シールを 8の字に潰したりしながら、綺麗に溝に収まりました。



グリスを塗ったロッドを通すと、しごかれたグリスのダマが出来、密着度が分かりました。



ナットの締め付けは40N・m(ニュートン・メートル)で、トルクレンチを使い、4本とも均等に締め付けました。



ピストンとロッドをシリンダにおさめたら、ヘッドの締め付けです。
K先生の手伝いを得て、緩めた時と逆・時計回りに、ポンチを使って息を合わせた叩き締めです。(1・2・3、カーン!



4本とも出来ました。




必要な規定のオイル類を買い込んで、いよいよ勇んで実家へ。
(後日、作動油は31リットル必要と分かり、また追加購入)




ところが、作動油の排出ボルトの場所が、他の人のブログ投稿内容と違い
ます?
たぶんここしかないと思うボルトも大きさが28mm!
実家の道具箱じゅう漁って探すも、そんな大きなソケットレンチは持ちません。
どうにもならず、この日の作動油の交換は断念しました。




そこでエンジンオイルの交換を先にすることにしました。
エンジンをかけしばらくの暖機運転でオイルの粘度を下げます。
排出のドレインボルトを緩めると、真っ黒いエンジンオイルが、ドロドロっと出てきました。
あまりにも真っ黒なので、洗い油として取っていたミッションオイルを3リットル入れて、残っている汚いオイルを流しました。



エンジンオイルの規定量は、3.1リットル。
ジョッキで計って入れました。



次は、冷却水の交換です。
ところがドレインコックが固く素手では回りません。
仕方なく、ペンチを使うことにしました。
が、真鍮製のコックが折れそうに固まっていました。
やっと(開くの位置に)90度動いたのですが、一滴も水が出てきません?
長い間ドレインコックを開かないと、沈殿物でドレインの穴に栓をしてしまう事があるのは知っていましたので、針金を探しました。
案の定、しばらく突いていると黒い泥水の様な詰まり物が数秒出て、何年前のか分からない薄緑色のクーラントが出始めました。




新しいクーラントを満杯に入れて完了です。



今回は作動油の交換は出来ませんが、ピストンシリンダー4本の取り付けをやっておく事にしました。
スペーサをロッドの先に入れて、そこにボルト・ナットを通せば良いのですが、シリンダーが重くてちょっとした角度のズレで一人の作業には苦労しました。




先ずは、短いバケットシリンダーの2本を完了。



次に、長いブームシリンダーですが、これがまた1.5倍位重くて重くて難航しました!
腕はピクピク震えるも、ともかくピカピカのロッドに少しでも傷を入れたら、交換したばかりのシールはロッドの傷により、すぐに切れ目が入りダメになります。



下に落とさない様に、スパナ等金属を当てない様に~必死!
ようやく左右のブームシリンダーの取り付けが終わりました。




ロッドと新しいシールの密着度は良好の様です。



さあ、次回はいよいよ作動油を入れた報告です。

① ボブキャット TCM 315 電装レストア

② 油圧シリンダーの作動油漏れ

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