2019年9月末日農業大学校に『研修交流館』が完成し、もうすぐ半年が経過しようとしています。 順調に利用実績は伸び、9月末で大小会議利用82回、利用者数6,372人、宿泊者数 40名でした。 さて、会議準備をする立場では、会議室1の演台が重たく、移動は仕方なく絨毯床を引きずるものの摩擦抵抗の大きさに苦労していました。
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『こんな重たい演台!どうしてキャスター付きの演台を購入しなかったのか?』と言っても始まりません。 いろいろ考えて、これまた手作りでキャスターを取り付けることになりました。 前提①演台本体には、ネジ込み固定等で傷を付けない。 ②取り外し式にする。(無許可の工作の為、撤去に備えて) ③異質の木材使用でも目立たぬ色(黒っぽい茶系)にする。で、採寸してイメージを固めました。
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それから材料を探すも、我が家では見つからず、震災後の復旧工事で出た家材を実家に持ち帰ったのを思い出し、そこから見つけました。これは確か、どこかに使われていた、L字型の柱のカバー。このL字が使えそうです!動かないように、クランプで挟み、3cmを維持します。
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5cmの垂木を裏からネジ止めすれば、隙間の3cmに演台の脚板の厚さ3cmがスッポリはさめるはずです。
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さて、自在キャスターをどうするか?4カ所固定の自在キャスターは、この大きさだと1個4~500円×4個・・・・自費というのもあり、手持ちのキャスターを使うことにしました。ノギス計測で軸径=8mm !
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直径8mmの穴をどこに空けるか?ロック付きは、足下に見える位置でないと、レバーを操作できません。となると、・・・・・この位置かな?で穿孔開始!
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写真の左側が、ロック付きキャスター側。この位置が限界的に外側に出しました。
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白木のままでは目立ってしまいます。手持ちの茶系のペイントで、塗装をしました。9月28日は天気も良く、良く乾きました。
今日9月30日は、いよいよセッティング! 誰も居ない始業前に、一人唸りながら演台を持ち上げ・・・ 1本の腕ではうまくできないため、演台に潜り込み、背中で持ち上げ、『カプッと』はめ込みました! ジャストフィットです!
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両脚にはまると、なかなか良いバランスで、自在に楽々移動が出来ました。位置が決まると、ロックします。色も落ち着いて、目立ちません。
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手前のキャスターは、ロックのセット、解除がスムーズにし易い出っ張りです。
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聴衆(受講者側)には、キャスターの出っ張りは見えません。
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左側が講師の立ち位置です。キャスターに躓くこともありません。
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完成です!みんなは喜んでくれるでしょうか?さて、自身は還暦真っ最中ですが、「ツナグ」と言う邦画の中で樹木希林さん(渋谷アイ子)が、ヘルマン・ホイヴェルス神父の『人生の秋に』の中の「最上のわざ」が最後に朗読されました。ひっそりとした会議室の逆光の中で、はいつくばってこの写真を撮っていた時に、『俺は人生の秋なんだ・・・』と、 思い出しました。
http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/poetry/p_thebestact.htm
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