Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

タコの八郎君~完成!完結篇

2010年04月22日 00時00分42秒 | Weblog

前篇よりつづく~

●4日目((2010年3月20~22日:土日月)


春分の日の連休~今回くらいは帰省しないと行けないと思い~、イルカの『メロンちゃん』と、タコの『八郎』を連れて帰ったもちろん道具も一緒(笑)
作業は吸盤の続き~

 妻は、『珍しく帰って来て、また自分の好きな事ばかりして~』と、タコ見たいに、あきれ顔

連休最終日を前に赴任先に戻って来て、またまた朝から吸盤の穴開け作業~脚先になるにしたがってドリルでは大きくなり過ぎになり、今度はキリを使っての作業~でも、木がもろいためせっかくの吸盤がいくつかは欠けてしまった

  
あまりもの大変さに後悔しながらも、全部彫刻等で削り出していたのだが、今回の休日でやっと全部彫り出した 。タコの『八郎』の吸盤は、数えてみると大小合わせて約266個もあった



22日の午後からは、サンドペーパーで仕上げの磨き作業を続けた

  

夕方、だいたい完成だっと、イルカの『メロンちゃん』をタコの『八郎』に腰かけさせようと探すが、居ない 家に忘れて来たのに、この時気付いた イルカの『メロンちゃん』と、タコの『八郎』のコラボは、またの帰省の時となってしまった
~あっという間に日暮れとなった

   

(MIXIやっている人用の関連日記)
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●5日目(2010年3月27~28日:土日)
この日は、磨きに専念~外周はサンドペーパーで出来るが、窪みや穴の空間は、電気ドリルに取り付けて使う回転式コーン型のサンドペーパーで行った。

夜はテレビ(イ・サン)を見ながら飯台の上まで持ち込んでの、仕上げに近い作業

   

●6日目(2010年4月10日:土) 
年度も変わったのに、まだタコに吸いつかれている~早くけじめを付けたい一心で半日だけやった。 気になっていたのが、吸盤の中のささくれ~ドリルの芯が回った跡が、檜の繊維をささくれ立たせている~これを彫刻刀で削るのはボーっとなる。果たしてどうしたものかと思案していたら、『目には目を~木には木を~』で、木の枝を削って、火起こし棒みたいに穴に突っ込みドリルで回した。以外にもこれでささくれが取れたり、元の場所に押し込められた状態となった。写真の上部が処理済み~下部がこれから~。




●7日目完成(2010年4月17~18日:土日)
メロンちゃんとタコの『八郎』を段ボールのベッドに入れ、ドライブがてら帰省の自宅まで連れ帰った。土曜日の夜、夜な夜な倉庫から“との粉”を取り出し、皿に水溶きして、『は~いメロンちゃんの後は、八郎だよ、泥パックしましょうね~ヌルヌルテカテカのタコ肌になりますよ~』って言いながら、との粉を全身に塗った。

  

翌日の天候は晴天。メロンちゃんと一緒に日向ぼっこさせて十分に乾かしたら、乾いたタオルで拭き取り作業~

『八郎は複雑で困るわ~メロンちゃんはあんなに滑らかお肌なのに、お前は凸凹ばかりじゃないか~』って言いながら、脚の穴にタオルを通しては、ゴシゴシ~舞いあがるとの粉にむせながら拭き取った。

  

眼球の窪みに詰まったとの粉は、ピンで描きだして、目元くっきりに仕上げた。




その日の午後、いよいよ仕上げの塗装~つやだしニスで念入りに塗った~またまた『ほ~ら、メロンちゃん、キレイキレイにお化粧したぞ~凸凹のお前も、メロンちゃんと釣り合うようにピカピカのお肌にならんと~』って、庭先で独り言、言いながら二度塗りをして完成した。

   

 これで3ヶ月も要した、タコの八郎も完成した

でも、技術的に困難なゆえに八郎には勉強させられた事が多数あった

思えば、山の中に朽ち果て捨てられる切り株の丸太~それからこんな姿に現れい出て、今は、メロンちゃんを後ろから優しく抱っこして、くつろぐ僕を見ている。

魂が籠るとまでは言わないが、作品に多くの時間を費やすと、確かに愛着は出てくる



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タコの八郎君~完成!前篇

2010年04月20日 23時29分42秒 | Weblog

2010年2月20日~4月18日まで、イルカのメロンちゃんと同様、3ヶ月も暇を見つけては削り出したタコの『八郎君』が、やっと完成した

イルカのメロンちゃんを無傷状態で置くためには、なんらかの台座が必要になり急きょ作り始めたタコ途中からイルカと同時進行したために時間がかかった。

それは2月7日以降、イルカのメロンちゃんを支えるには、何がいいかとずいぶん考え続けたカニ・伊勢海老・小さいイルカが背中合わせにメロンちゃんの脇を支える~考えるの自由だが、制約は材の大きさ形~どの案もストックには適材が無い

~あるのは、横から見るとやや斜めに伐採された根元部分の丸太~海洋生物の色々をインターネットで調べた。途中わき道に逸れ、葛飾北斎にも出会ったが、これは、『そんなの関係ない(古い)』~そして、自由に脚をくねらせる蛸・タコに決めた
先ずは、材の材の大きさ形の範囲で、どのように脚をくねらせるか~職場に余っているカレンダーを3年分持ち帰り、その裏紙の白地に~夜な夜な、あーでもないこーでもないの39枚のタコのデザインを繰り返した

これから20枚→四方と上から見た図の5枚を絞り込み、いざ、丸太に向かった

 





 

 

 


 





 

 


●1日目(2010年2月20日:土)

休みの朝から、シートを広げ、ピクニックと思いきや、怪しい刃物と食えない丸太を広げた。

  

材には、木材用のチョークで下絵を描いた。大まかに、チェーンソーでカット開始。メロンちゃんが腰かける部分を大胆に、えぐり出す。ざっとカットした所で、イメージを付けるために、メロンちゃんに登場してもらった。これで、過不足の削り具合をチェックしていく。タコの脚がヌリュッと湾曲した部分には空間が出来るので、そこは電気ドリルやノミでガンガン削った

   
  

●2日目(2010年3月6~7日:土日)
土日の休日は、住宅にはほとんど人影がいなくなるのでラジオをガンガンならせて、昼飯も忘れて没頭
ナイフやノミ・彫刻等の使いながら『あっ!削りすぎた!やっべ~』とか独り言を言いながらの作業。シートには削り屑が見る見る溜まるので、レジ袋に収納~檜は香りが良いので、部屋に持ち込んで芳香剤として活用(笑)

       

●3日目(2010年3月13~14日:土日) 
今回も帰省しないで、タコの『八郎』と一緒に過ごす

















今日はタコの細部の空間をドリルを中心に、穿っていく。昼飯も2時くらいになったりと不定期~実はこのころ、心の葛藤が始まっていた

タコの吸盤をどうするかだった。なにもそこまでリアルにする事は無いだろう~が、本音だった。そんな時、包丁の会の岡秀の本棚の“ナイフマガジン”で出会った、『中山英俊』の世界~そこにはナイフの取っ手に刻まれた、見事な蛸があった。コレダ http://www.munemasa.co.jp/SHOP/M1912-305.html

結果的にそれに触発されたのが本音だが、後でエライ後悔することに至った
やる気は出たものの、蛸の吸盤なんてじっくり見た事がない~まして口なんて!マンガでは、顔の前にヒョットコ見たいな口が着いているが、メロンちゃんの背中に当たってしまう~本当に顔の前に着いているのかインターネットでも良く分からない~ならば買って、手にとって構造を見るしかない~ってな訳で、作業途中だったが道具もそのままにして、木屑もパンパン叩いた程度で、店に直行~あったあった、でも半分に割ってある半身のタコその中で口ができるだけ着いているモノを10分くらいかけて物色し、やっと決めた。

  

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実際手にして、良く分かった基本的に吸盤は千鳥に配列している、でも稀に気まぐれ配置もある。目はハッキリしない丸くない眼球。口はなんと後頭部的なところに、切れ目を入れたような唇状の開口部があり、その中に貝の出水管・入水管的な管状の口が1本あった。
先ずは、口を彫った
  

さて、それからはいかに吸盤を彫るかだ~木材用のドリルが最適と思ったので、12と9ミリを使って、輪郭だけを丸く歯形をつけることにした。うっかりすると穴が空いてしまうので、数回転で止めて逆転。

        

途中、脚が欠けるハプニングも発生~接着剤で修復。目も入れた~吸盤の彫りにかかる前に、彫刻等を研いだ。吸盤は、あらかじめ給水させて材を柔らかくして、彫刻刀の先をドリルの輪郭に沿うように、クイックイッと捏ねると丸く凸型に浮き彫りに出来た。縁どりはU字型の彫刻刀を使った。 ちなみに、この日の酒の肴は、もちろんこのタコとなった(笑)

後篇へつづく~ 見てね~

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イルカのメロンちゃん完成!

2010年04月19日 20時46分36秒 | Weblog

2010年2月6日~4月18日まで、3ヶ月も暇を見つけては削り出したイルカの『メロンちゃん』が、やっと完成した。

時間がかかったのは、鬼の面(般若)と、途中からイルカとペアになるタコの『八郎』と同時進行したためでもある。同時進行の理由は、後ほど
年明けの1月の事~行きつけの林業家のシイタケ栽培予定地を調査中、間伐されたヒノキの根元部分の丸太を多数発見。『これで、たくさん彫刻が出来るぞ!』と、仕事を終えて、適当な大きさ・形のものを物色開始(笑) その中に、中心が腐ってどうにも使いようのないモノがあった。
『ハテ!中心が腐って使えないなら、エビみたいに腹の部分が空いているモノを彫れるのに使えるエビはヒゲや突起がある~丸っこいモノ~そうだ、イルカを彫ろう』という訳で、使い物にならないようなモノを貰って帰った。

(MIXIやっている人用の関連日記)
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●1日目(2010年2月6日:土)
先ずは、道具の準備。7つ道具とまではいかないが、これらが通常使っている道具一式の商会。特にチェーンソーは、オイルを入れ、ソーの張りを調整。そして、丸ヤスリで刃を研いで準備完了。

 
 

材は、この“勾玉(マガタマ)”に見える C型 のモノ。枝折れなどの際の皮剥げから縦に腐れが入り中心部まで達し、それを取り巻くように取り巻いたからこんなのが出来たみたいだ。
材の肉厚から、頭と尻ヒレの部分が決まり、材にはざっと下絵を描いた。
いよいよ、チェーンソーでカット開始。でも、丸材というのは実に切りにくい。大きな丸太と違って、固定しようがない。長靴を履いたネコのように、足先でうまく挟み込んで、カットをしていった。カットし始めると早いもので、段々とイルカらしい形になっていった。

       

この時点で、名前を付けようと思った。ドルフィン君にしようか~でも、僕の世代でイルカといえば、子ども時代のテレビ番組の『わんぱくフリッパー』なので、『フリッパー』と名付けた。

●2日目(2010年2月7日:日)
翌日、ある程度まで来るとチェーンソーでは限界になり、そこからはナイフやノミ・彫刻等の出番となった。

  
ナイフは手作りナイフが活躍した~切れ味良くて、シャッシャシャッシャと削れていく。ところが、悲劇が起きた 3つも起きた
ひとつ目は勢い余って、自分の指を刺してしまった。
ふたつ目は、イルカのくちばしが折れてしまったノミで背中を削っていた時に、くちばしが作業台の丸太に着いていて、負荷に耐えきれなかったらしい
折れた時の対処は2つある。接着剤でくっつけて元の形を維持する方法。もうひとつは、削り落してデザインを変更~悩んでいても仕方がないので、削り落すことにした

   

マジックで、頭が後退する格好に引っ込めた形に描いて、くちばしを確保。~その線を手鋸で痛々しくも頭を切り開くようにカット。荒削りが終わったので、サンダーで丸みを付けた。
その夜の事、『フリッパー君は、ゴロン~ゴロン芋虫みたに転がるから、台座を拵えなければならない~それに、背びれは別の板をくっ付けるか~』って事で、イロイロ考えていた。
背中に穴をあけて棒を刺し、台座に乗せるか~それも痛々しいなあ~背びれの板も木目がガラッと違うし~って、インターネットでイルカを探していると、『シロイルカ』が見つかった
シロイルカには背びれが無いくちばしも長くないコレダ

http://image-search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB

 そして、シロイルカの特徴的な頭部の額に突き出している『メロン』と言われる脂肪組織からとって、メロンちゃんにした。
一夜のうちに、ドルフィン君から、フリッパー君へ、そして、メロンちゃんに改名した。

●3日目(2010年2月20日:土)
 この日も作業をしているが、写真が見つからない~撮り忘れか、消したかたぶん、タコの『八郎』の側の作業が中心だったので、撮り忘れの可能性が高い
ちなみにこの日は、くちばしが折れて泣いたものの今度はメロンちゃんになったことで、あえてくちばしを切り詰めて、頭をバランス良く削る作業をしているハズ。

 

●4日目(2010年3月14日:日)
ペアのタコの『八郎』の台座づくりもだいぶ進んでいるが、今日は、メロンちゃんの口元と目に“魂”を入れる日
口元には愛きょうを、眼もとには表情と、命の眼球を彫らねばならない。ところが、材が乾燥して堅い

     
 
濡れタオルを乗せて、『は~いメロンちゃん、今日は暑いですね~お熱がありますよ~熱冷シートで、ひんやりしようね~』って、住宅の庭先でお医者さんごっこみたいな独り言
柔らかくなったところで、切り出しナイフと彫刻等の尖った刃先で、慎重に刃を入れていった。 これで、“ニッ”と笑ったひょうきんなメロンちゃんの表情が決まった。

それから、サンドペーパーでひたすら滑らかになるように磨いた。
 



 

 

 

 



●5日目完成(2010年4月17~18日:土日)
メロンちゃんとタコの『八郎』を段ボールのベッドに入れ、ドライブがてら帰省の自宅まで連れ帰った。土曜日の夜、夜な夜な倉庫から“との粉”を取り出し、皿に水溶きして、『は~いメロンちゃん、泥パックしましょうね~綺麗綺麗なお肌になりますよ~』って言いながら、との粉を全身に塗った。

    
翌日の天候は晴天天日で十分に乾かしたら、乾いたタオルで拭き取り作業
『は~いメロンちゃん、泥パック効果が出ていますね~ツルツルのお肌になりましたね~』って言いながら、舞いあがるとの粉にむせながら拭き取った

  

眼球の窪みに詰まったとの粉は、ピンで描きだして、目元くっきりに仕上げた。
その日の午後、いよいよ仕上げの塗装~つやだしニスで念入りに塗った~
またまた『は~いメロンちゃん、ニスでお化粧しましょうね~一度塗ったら絶対落ちない、魔法のお化粧でしゅよ~ピカピカのお肌になりましたね~』って、庭先で独り言、言いながら二度塗りをして完成した

  

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2本目のナイフ完成!(No.3:最終編)

2010年04月11日 17時55分58秒 | Weblog

●7日目(2010年2月3日:水曜日)  早くも2月~さて、今夜はいよいよヒルトと刃を取り付ける

これにはボンドのA・Bジェルを使い、混ぜ合わせて、素早くくっ付ける
    
先ずは、ヒルトと刃をくっつける。微調整にコンコン叩いてヒルトの溝とナイフを密着させた。この作業は、もう一人の先生Tさんが行った。

 
30分もすると完全に固まり、次はナイフの取っ手と鹿の角の溝、ピン止めする2つの穴にボンドを塗って、素早く合わせピンを差し込み金づちで打ち込んだ。また30分待つと、完全に一体化した

ナイフの取っ手と鹿の角の溝には少しばかりの隙間があったので、パテを塗って埋めた

 

今度はベルトサンダーで飛び出たピン・ヒルトの角を滑らかにしていった。グリップから飛び出たナイフの金属を削る時には火花が散る

また、鹿の角が削れる時には、タンパク質の焦げる異様な匂いが立ち込めた

   

 
最後にヒルトの周りを精密ヤスリで、刃側に向かって薄くなるよう緩やかな傾斜で削る~グリップ側が厚くなるようにするとカーブが綺麗になった。

その後はまたサンドペーパーで仕上げまで磨きこんだ。これで、刃とグリップの固定が完成した


●8日目(2010年2月22日:月曜日) 

この日は包丁の会の日ではないが、年度末のいろいろで参加できないと分かっていたので、次のステップの皮サック(鞘)のデザインをしておいた

ついでに、菓子箱を使って実際に鞘を作ってみた。
これらを、担当のT先生に渡してもらうように生徒仲間に託した。
 

●9日目(2010年3月10日:水曜日)

 やっと出席が叶った~いよいよ今夜で完成の予定だ

 行けない間は、ひたすらサンドペーパーでの仕上げの研ぎを行っていた

そして頼んでおいた皮サック(鞘)のデザインは、形になっていた。

斜めのベルトでナイフを固定するという部分が、鞘の内側に縫い糸が出てしまい、そのうちに刃先で切ってしまうという事で、少し計画変更がされていた。
でも、満足の出来栄えだった

 これで2009年11月4日~2010年3月10日まで5ヶ月もかかってしまった2本目のナイフが、やっと完成した

       

さ~て、次はどんなのを作ろうかな
ってか、実はもう決めている

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2本目のナイフ完成!(No.2)

2010年04月11日 13時56分40秒 | Weblog

●4日目(2009年12月2日:水曜日)

1週間の間に、先生の一人であるNさんに鹿の角を預けておいた真鍮の“尻”やヒルト(鍔:スバ)が出来てきた。
 
今日は、そのグリップの真鍮部分の加工

 
ベルトサンダーで丸みをつけて削っていく。仕上げはサンドペーパーでピカピカになるまで段々と小さな粒子を小さくしていく。(番号は1000→2000番と増す) 


●5日目(2009年12月16日:水曜日)

1週間、間が空いた。この間、名人は“焼き入れ作業”をしていてくれた。
本業の仕事のサイクルに合わせて、我われ生徒たちの焼き入れも一緒にやってもらう~という進め方を取られていた。 

焼き入れ作業は、ある程度まとまった量があって、一気に集中して行うので、月に数回しかやらないとの事。

今日はその焼き入れが済んだものを、研ぐ段階

~ここでもまた先ず名人が金床の上で、“歪み取り”をやってくれた。一度はやっているが、焼き入れの段階でまた歪みが出てくるという。素人目では分からないので、ここはプロにやってもらった。

  
いよいよ研ぎの開始~作業場は寒風が吹きこみ、水は冷たい水道水~

合刃なので両サイド同じように研いで、断面は綺麗な流線型の切っ先になるように刃を付けていかねばならないが、これが難しい

抵抗が大きいので、指先に力が入る~抵抗に負けると砥石の回転で向こう側に持っていかれる。力を入れすぎると角度が急になり均等に薄くならない。

 砥石の幅は10cmで、これより大きい刃渡りのものを研ぐとなると、段差なく均等の面を作りながら綺麗に研ぐのは難しい
  
結果、失敗した(泣)
片面ずつ研いだら、ひっくり返して裏面を同じように研いでいくが、断面がどうしても“シンメトリー(対称性)”にならない。何度も繰り返しているうちに、鎬(しのぎ)の黒い部分が細くなりすぎて後戻りできず、とうとう全部鎬が無くなってしまった

これを見て師匠曰く『アレ~っ、鎬のなくなっとる!えら~い、いつまっでん研ぎよるて思った。しもたな~途中見ぎゃ行かやんだったなあ~。まあ、このナイフのデザインなら、鎬の無い洋風ナイフってとこで、コレも有りか~』ってなフォローで、鎬までピカピカに磨くことにした。

 
   

時は年末、忘年会や仕事の忙しさも、師走だから師匠との日程も折り合わず、残りの水曜日はダメ。
この夜が今年最後の教室となった。早々と暮れの挨拶をして、今年は終了した。
『今年は、出来の悪い生徒たちばかりで、大変お世話になりました。良いお年を~』

でも、生徒各自は自宅でサンドペーパー等で研ぎを進めておかなければならない。夜な夜な晩酌を終えての時間で、テーブルの上は研ぎ場と化して汚れ、ナイフは光出していった。

 
   

●6日目(2010年1月27日:水曜日)

2010年が明けた~忘年会・新年会で欠席もして、包丁会を1ヶ月も空けてしまった

さ~て、事はじめは、ヒルト(スバ)の加工。
 

荒削りの真鍮の塊を、テーブルに広げたサンドペーパーの平面でひたすら磨く荒削りのグラインダーのキズが無くなるまで磨く~特に、刃側は刃を付けると磨けなくなるので、今のうちに仕上げのつもりで磨く。仕上げはパフのブラシでピカピカに
 
 
もう取り付けるだけにした。角だけは実際に刃を固定してからから丸めるとの事

真鍮は綺麗に磨くと本当に『黄金』と見まがうばかりに輝きだす
その代わり曇るのも早い


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2本目のナイフ完成!(No.1)

2010年04月11日 12時55分57秒 | Weblog

2009年11月4日~2010年3月10日の5ヶ月もかかってしまった2本目のナイフが、やっと完成した

撮りためた写真のプロパティ―情報を頼りに順序を整理して、やっとブログへのアップにこぎつけた。(既に記憶が曖昧)

●1日目(2009年11月4日:水曜日)
2本目のナイフは、猟師から貰った鹿の角をグリップに使う事で決めていた

 
先ずは、グリップがうまく取れる所でのカット作業~万力で固定して金切り鋸で切っていく。角は毎年生え換わり、山中を歩くと落ちているという。そして又が3つあるので、3年生の鹿と分かる。3年生は若いのでやや小さいグリップとなり、ナイフの大きさはおのずと決まって、デザインをした
 
師匠はそれを見て、適当な鋼材を準備してくれた。久しぶりの焼きとハンマー~でも、体は要領を覚えているもので、なんとなく形にはなっていく。
1日目は、鋼材を伸ばした所で終了。
 
   

●2日目(2009年11月11日:水曜日)
前回伸ばした鋼材を、刃渡り14cmに~グリップへの挟み込みを取って、全長19.5cmの所で切断。
 
型紙のデザインに合わせて、石墨で刃の形を書きこんだ。
 
この線に合わせて、カッターでハサミ切るが、直線的に切れるので、次にこれを、グラインダーで刃先の形に削り落していく。
  
まだ酸化鉄の被膜のついた黒い鉄の棒だが、鹿の角のグリップに重ねてみると、なんとなく完成のイメージが想像できる。

●3日目(2009年11月25日:水曜日)
今日は荒研ぎ段階に入るはず~先ず名人が金床の上で、“歪み取り”をやってくれた。素人目では指摘されないと気付かないほどの歪みだけど、流石にプロの目はそれを見つけて矯正していく。
 

そして、水砥石(水道の水が遮水される砥石で、とても冷たい)で、刃の部分が平面になるように研いでいく。そしてまたもや鹿の角のグリップに重ねてみると、また一歩らしくなっていく。

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