Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

ラスコー展 ”クロマニョン人が見た世界” 九州国立博物館

2017年08月31日 23時20分34秒 | Weblog

2017年8月23日

ずっと行きたいと思っていたラスコー展が、9月3日まで
土日を避けて、行ける日はいつ
手帳を見ると、休みをとってでも、今月23日しかないと、計画的に休みました。
我が家から高速道路で、110km、約2時間で、九州国立博物館に到着しました。 (今回で、3度目)

土日を避けましたが、それでもたくさんの入場者でした。

さて、ラスコー洞窟がどの辺にあるのかの前知識です。



フランスの、地図のこの辺りです。
モンティニャック村の少年が、穴に落ちた飼い犬を友達3人と救出した時に、偶然発見したと説明がありました。    
本当は、そんなパネルも撮影してここに貼り付けたかったけど、撮影場所は限られていましたので、記憶のまま、代わって解説します。

メインのレプリカ洞窟に行く前に、いくつもの小さな洞窟レプリカで、地下に長く伸びる洞窟の枝分かれの配置とか、そこに描かれている壁画、使った絵の具、照明用のランプの紹介がありました。

ちなみに絵具は、赤土・木炭を獣の脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒・赤・黄・茶・褐色を作っていたそうです。
それを、くぼんだ石のパレット等に入れ、指先や、苔コケや、動物の毛、木の枝を絵筆にして描いたと考えられるそうです。

いよいよ、実物大のレプリカ洞窟に移りました。
ここからは、ストロボ無しでの撮影可能でした。



発見当時は、極彩色のリアルで綺麗な色が残っていたそうですが、良く見ないと分かりにくい程脱色・欠落しています。
発見当時は、制限なく
大勢の観客を洞窟内に受け入れていたため、観客の吐く二酸化炭素や、エアコン(除湿)の導入が拍車をかけて、壁画が急速に劣化したそうです。
1963年からは、洞窟は閉鎖され、現在も壁画修復が進められているとのこと

レプリカは、最新技術の細密レーザー読み取り機で、洞窟の岩の凸凹も、ミリ以下の単位で壁画も読み取られて、再現してありました。
(その機械がスキャナーする体験コーナーもありました。)

レプリカですが、それでも20,000年前に描かれたとは思えない、遠近法や訴えたいところをデフォルメするなど芸術的なセンスを感じました。



しかも、見上げる切り立った洞窟の壁で、ハシゴをかけたり、足場を作らないと届かない高さもあります
懐中電灯や明るい照明も無い時代に、動物の脂に芯を付けて、それに火を灯した暗い明るさで、良く描けたものだと感心します。
これらを描いたクロマニョン人も、きっと『ああ~!首の痛ちゃ!腕が重み~!しもた!絵具こぼした!』と言いながら描いたに違いありません。


これは、 『泳ぐ鹿』 です。 
複数の鹿が、川を横断しているのか、1頭の鹿を連続的にパラパラ漫画的に描いたのか分かりませんが、なるほど首から上を出して泳いでいる姿に見えます。







『黒い牡牛・馬の列』ですが、頭部を小さく、体は大きく描くのが特徴との事です。
狩猟生活の肉食ですから、デフォルメするということは、察するに豊満な獲物への願望だと思います。



牛の共進会で優勝しそうな牡牛の肉体美です。
描いた目的は、分からないとありますが、現代人がそう思うのですから、豊かな食生活の祈願奉納絵馬と思います。



洞窟の側面と天井面にも至る所に描いてあります。
これは、馬の様です。



壁画を観ていると、定時間間隔で照明が暗く落とされ、代わって輪郭を紫外線ライトで浮かび上がらせる工夫がされていました
絵によっては、輪郭を石や骨でひっかいて溝の輪郭を描いているものもありました。

動物の絵の幾つかには、直線的なひっかきキズがありましたが、キズに見えていたのは、実は弓矢や槍が刺さっている絵である事がハッキリします。
良く見ると  鏃(ヤジリ)のトンガリがあるんです
(流血かもしれません
やはり、狩猟成功祈願の絵馬に違いありません。




『毛サイ』です。輪郭線が太く、それがサイの体型と毛の感覚を捉えているように見えます



ここにも、弓矢(槍?)が刺さっています。





『背中合わせのバイソン』です。
アメリカバイソンは現存していますが、それより大きく見えます。
偶蹄類の蹄の割れ目もリアルに描いてあります。





本当に、動いているような躍動感のある描き方です。
しかも、雄牛と分かるように、腹の下のペニスをちゃんと描いてあります。



『腸のはみ出したバイソン・謎の鳥人間』です。
腹部に2本・輪の腸が飛び出しています。角先には人間が伸びており、角で刺されて負傷した場面と言われています。

狩猟は命がけの仕事だった訳で、事故死した仲間の弔いかもしれません。
左下には、鳥の杖見たいなものが描いてあり、 投槍器(トウソウキ) ではとも考えられています。















実際の壁画には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・カモシカ・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形など、合計500点もあるそうです。

壁画コーナーを抜けると、描かれている動物の、再現写真パネルと、発掘された骨が展示されていました。
人間よりも大きい、当時の動物たちと一緒に生活して、狩猟生活の厳しさの実感が湧きます




【オオツノシカの頭骨】

 

【ケサイの頭骨】

 

【マンモスの牙】お触り自由でした!



【ケナガマンモスの下顎】



さて、主役の『クロマニョン人』ですが、命名は南フランスのクロマニョンの岩陰遺跡から発掘されたので、地名人です。
3万5000~1万年前に生きていた、いわゆる化石現生人類で、現代人のホモサピエンスとほとんど変わりません。
ただ、頭が大きく身長は180cmとやや高く、男性なら、シュワちゃん。女性ならアンジェリーナ・ジョリーと、勝手にイメージしています。

芸術性、生活文化的には、現代人の器用さをすでに持っており、物にあふれて何の工夫も要らない現代人よりも、生きるために自分で工夫する生活のために、右脳とかは発達していたのではと思っています。

この人体復元は、発掘された骨格に、科学的(法医学的)な手法により肉付け復元したもので、実際にこのような表情、体格と言えると思います。






クロマニョン人の生活関係展示では、石器の作り方、裁縫用の縫い針の作り方、照明用のランプの作り方等のDVD映像が流されていました。
裁縫や編み物の根拠も残っており、パプアニューギニアやアマゾン奥地の原住民よりも、イヌイット(エスキモー)族の暮らしと、ほとんど変わらない印象でした。


 

上の写真下の、細長く白いのが、骨で作った縫い針です。
この事から、既に服をまとっていたと想像出来ます。
実は、最終氷河期であるウルム氷河期が始まったのが、約10万年までからとされており、クロマニョン人や、ホモサピエンスが生き残れたのは、縫い針を発明し、服(毛皮)をまとい、防寒できたからとも言われています。

今回の展示は、20,000年前にクロマニョン人が見た世界~
とありますが、今回のラスコー壁画を描いたクロマニョン人の数世代が、縫い針を発明した訳ではなく、実はその50,000年前から服をまとっていた~
パンツを履いたサルは、「約7万年前から」という研究があります
 その研究が面白いので、紹介します。
 人間だけに住みつく アタマジラミ と コロモジラミ ミトコンドリアのDNA解析から、
アタマジラミ から コロモジラミが分化したのが、7万2000年前だと分かったのです
 衣服を着る人間の環境がなくては、コロモジラミは生まれないことから、人間が衣服を着始めたのは、7万2000年より少し前という結論を出しています。
 だから、先祖代々50,000年前から、縫い針の製造方法・裁縫の仕方を受け継いだ彼らと言えます。

 2時間あまりをかけて、じっくりと鑑賞が出来ました。
クロマニョン人を、敢えて現代人との優劣比較をすべきでないと思いました。
彼らが生き延びたから、現代人:ホモサピエンスは生き残っているのも事実。
彼らはすでに家族を持ち、おそらく今の絆より深い絆で暮らしていたのですから、どちらが幸せな生活を送っていたかを考えると、彼らかもしれない

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リモコンスイッチを修理するの巻!

2017年08月29日 23時49分41秒 | Weblog

2017年8月27~29日

先ずは昔話から~
約45年も前の僕が中学生の頃、11PMというエッチな番組が始まりました。
同級生同士では、『藤本義一が一番エッチとか、いやいや大橋巨泉、愛川欽也が面白い!』とか、ともかく翌日の話題についていくためには、観なきゃいけない

両親が早く寝ないかと心待ちにしながら、イヤホーンとタオルを準備して寝るのを待ちました。
いよいよ寝ました。
二階の階段から暗くなった1階を見下ろして、こっそり降りてきて、イヤホーンを突っ込み、スイッチ
しばらくすると、真っ暗い部屋がボわーっと照らされ、画面が明るくなります。
その頃は、真空管テレビでしたので、キーンという超音波みたいな発振音が出ていました。
両親は、襖一枚隔てた向こうの部屋に寝ていて、ドキドキです。
問題は、チャンネルを2に合わせて、テレビの上のコンバーターという箱のUHFボタンを押し込むのですが、親が直前何を観ていたかで、最大半回転180度チャンネルを回して、2に合わせるのですが、これがまた歯車式みたいに硬く、ガチャガチャっと、静まりかえった部屋に音がするので、ささやかな抵抗のサイレンサーのタオル巻きです。
さらにUHFボタンを押し込むのも、カッツーンという軽い甲高い音がプラスチックボックスからしてたので、これまたタオルサイレンサーの出番です。
そうやって、『シャバダバ・シャバダバ~』の音楽に間に合わせて、胸をときめかせていたのです。
時には、タオルが自分のサイレンサーになったり・・・と、若い頃の思い出です。

綾小路きみまろ ではありませんが、『ああ、あれから40年~今ではリビングにはリモコンスイッチが溢れ、アンタと同じように邪魔になるまでになりました!

前置きが長くなりました。

と、まあ昔と比べたら便利なリモコンスイッチですが、人間と同じで、永久品でもなく、反応が悪い・全然反応しない・・・無視という症状が出てくると思います。

電気屋さんに行けば、数社メーカー対応のリモコン(学習リモコン)が売ってはありますが、機能により1000~3000円位したと思います。
ところが、(全部とは言いませんが!リモコンの修理は、1円未満のコストで、しかも自分で出来ますので紹介します

この2つとも実家のリモコンで、左がエアコン、右が台所のテレビ用です。
リモコンが使えないため、親父は扇風機で昼寝し、テレビは観ていません




まずは修理のための事前学習になりますが、リモコンは3つの基本部品でできています。
赤外線を発信する先端部分の発光ダイオード(LED)、チャンネルボタン部分、そしてボタンの信号を赤外線の信号に変換するICチップ部分(配線基盤)です。
故障は、この3つの部分のどこかと言えます。

◆テレビリモコン修理編

電源電池を確認し、ボタンを押して、先端の発光ダイオードから光(赤外線)が出ているか確認します。
ところが可視光線(目に見える光)の波長は、約400nm(ナノメーター)~750nmの波長で、赤外線は、約750~1,000nmの波長なので、いくら目を凝らしても見えません。
でも、携帯カメラを通すと赤外線を可視化の波長に落としてくれますので、携帯カメラを利用します。
やはり、赤外線が出ていませんでした。
もし、光が出ているなら、テレビ等受信側にある黒い四角いカバー(フォトダイオード)の汚れや故障の疑いがあります。


いよいよ開けます。
このリモコンにはネジがありますが、全くないプラスチックカバーの爪のみの噛み合わせタイプが多いと思います。 

 

 

爪の噛み合わせ部分は、細密ドライバーのマイナスドライバーを差し込んで、コネて、少しずつ開けていきます。
キズが入るのは、仕方ありません。



注意点は、1ケ所をいきなり広く開けようとせずに、次の爪にもう1本ドライバーを突っ込んで、広く開けていくと、カバーの割れや、爪の破損を防げます。 



さて、開きました。
左側が、操作ボタンの裏返し、右側の緑っぽい配線基盤が、押されたボタンで電極に通電し、それぞれのボタンに仕組まれた異なる信号が、ICチップの符号器で変換され、頂部のLEDから信号を発信します。

 さて、上の2枚に挟まれているのが、この黒いゴムマットです。
リモコンスイッチの故障の多くの原因が、このゴムマットにあります。



ゴムマットのボタン部分を、拡大レンズを付けて撮影しました。
ただのゴムに見えますが、この黒い俵状のゴム面には、電導物質が塗られているのです。
だから、掃除のつもりでアルコールや洗浄剤で、この面を綺麗にしようとすると、電導物質が剥がれることになりますので、安易な洗浄・拭き取り摩擦掃除も注意します。




ボタンを押すと、ゴムマットの俵状の電導ゴムが、下の写真のS字(この場合)の絶縁部分を押さえる事で、黒と黒に橋渡しが出来電気が流れる仕組みです。



一番剥がれやすいのは、使う頻度が高い所、つまり電源スイッチです。
次いで 決定ボタン です。




電源ボタンの裏側。



つまり修理は、電導ゴムに電導物質を付けてやれば良い、という発想です。
準備物は、両面テープとアルミホイルです。







両面テープをアルミホイルに貼ります。

ハサミで、帯状に切り取っておきます。



これで、前準備完了。
いよいよ、修理に取り掛かります。
電源ボタンの電導接触面は、直径3mmほどしかありません。
右手に鋏を持ち、カットしますが、小さくて切りにくい。




だいたいでも良いのですが、大きすぎると、不如意に接触していつも電導状態にもなりかねないので、出来るだけ必要な大きさ形に合わせます。指先で、粘着テープの紙を剥いで~



ボタンの接触面に、貼り付けます。出来るだけ皺を伸ばし平面にします~



決定ボタンや、チャンネルの反応が悪い所も日ごろから覚えておき、いよいよ修理の時には同様にします。



閉める前に、配線板のホコリや、ICチップのムカデのような足のホコリも柔らかい筆で掃除しましょう。



決定ボタンは、円形が多く、回転しない様に、凸凹のカム状で、嵌る所は一カ所になるようになっています。



こんなフック?凹凸がありますので、これを合わせて閉じます。



綺麗に蓋を閉じ、ネジをハメ、電池を入れたら、電源ボタンを押してテストです。

成功です
(なお、ボタン毎に仕組まれたパターンに従って信号を送り発光しますので、発光ダイオードの光り方は全ボタン違います。)




◆エアコン修理編

エアコンリモコンも原理は同じです。
これも電源電池を確認し、ボタンを押して、先端の発光ダイオードから光(赤外線)が出ているかを、携帯カメラを通して確認します。

やはり、赤外線が出ていません。
もし、光が出ているなら、エアコン受信側にある黒い四角いカバー(フォトダイオード)の汚れや故障の疑いがあります。




この場合ネジ止めでした。
小さいネジですので、無くさないように、磁石やケースに集めておきます。

写真は、フィルムケースの蓋を利用(懐かしい貴重品かも



エアコンの場合、ほとんどが液晶表示画面というのがテレビと違うところです。
液晶パネルの確実な固定のため、内側の配線板もネジ止めされています。



上から、操作ボタンフレーム、右下は、配線基盤。
左が液晶パネルです。



操作ボタンフレームから、操作ボタンのゴムマット(白色)を外すと、積年の埃が溜まっていました。表面は、ゴシゴシ拭いても大丈夫です。



裏は、あの電導物質の黒いボタンがあります。
四角いボタンが、電源ボタンです。
新たな、電導アルミホイルテープを、大きさに合わせてカットします。


今度は大きくて、貼りやすかったです。

左の白いのは液晶パネルを裏から見ているのですが、コードで繋がれているのではなく、ピンクと黒のサンドウィッチみたいなゴム部分が電極で、これが配線基盤のピアノの鍵盤みたいな部分に当たるだけで、電気が流れる仕組みです。



しかし、正確な接点が必要なため、液晶パネルを支える黒い固定枠に填め込む事で、電極同士の正確な接触が出来るよう工夫されています



ケースを元に戻します。電池の電極は、いろいろなタイプがありますが、電極は電池漏れや錆で非常に折れやすくなっている場合もあります。
錆は磨いて拭き取り、折れたらやっかいですので、慎重に隙間に戻します。
(折れたら、半田付け)

電池を入れてみました。
おや~時計の表示がおかしい
液晶パネルの少しのズレだと思われます。



もう一度、分解して、液晶パネルの電極の掃除と、正確な固定枠への填め込みをやり直しました。



今度は、ちゃんと時間を表示しました。

いよいよテストです。
光りました
成功です。でも、証拠写真のシャッターのタイミングが合わず撮れない
テレビの光り方と全然違って短い
20枚位撮影しましたが、一枚も撮影できませんでした。




そこで、動画で撮影~これは、動画画面のスクリーンショットです。
うっすらとピンク色に光っています。



これで実家のエアコンと、台所のテレビも使えるようになります。
親父は喜んでくれるでしょうか



どうでしたか
修理費の原価は、1円もしません。
現代はもはや、リモコン無しの生活は考えられません。
調子悪くなった時には、是非とも試してください。 

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土づくり・腐葉土の収集

2017年08月24日 23時11分10秒 | Weblog

2017年夏

昨年の母の入院・死去で、親父(92歳)は、一人暮らしとなり、体力的にも力仕事が出来なくなりました。
そうなると、一人息子の自分に降りかかって来たことがたくさん出てきます。
その一つが家庭菜園の管理です。
草取りもそうですが、作の出来が悪くなり、土がだんだん痩せていっているのがわかります。

そこで、基本的な土づくりから取り組むことにしました。
もちろん購入堆肥をたくさん入れても良いのですが・・・・。


前回報告の『薪ストーブの薪伐採』の作業をしながら、丸太の搬出に邪魔になって仕方がないと感じたのと、菜園の土づくり問題がリンクして、タダで使える『落ち葉・腐葉土』が利用できると一石二鳥のひらめきがありました。


しかし、やってみると、肉体勝負の一言でした
先ずは、山道に積もる落ち葉・腐葉土を熊手(クマデ:松葉掻き:ガンズメ)で集め、小山状に寄せます。

 

約3mおきに、小山状に寄せ~



小山に寄せたら、桑てぼ(養蚕で使っていた桑籠)に詰めるのですが、運ぶとなるとこれが
重い
林の中はこんな木漏れ日の日蔭ですが、筋肉は盛んに発熱暑い

滝のように汗が噴き出ます。

 

どうですこの掃き清めたようなスッキリ道



落ち葉かきで、枝類も分別除去しますので、丸太の搬出で足を挫く危険性も軽減出来ます。


 
地面が現れ、歩きやすい綺麗な小道になりました。



U字型の山道の土手にも落ち葉が山積していますので、両サイドも掻き落とし集めます。 


 

何十年も積み重なった落ち葉の下は、すっかり分解し、白い糸状菌が分解促進しています。



さらにその層を剥ぐと、ふかふかの土(腐葉土)の層が堆積しています。



この腐葉土まで、戴きです
ホントは歩く地面のこれも良質の腐葉土
でも、キリがない




搬出方法は、こんな感じで、桑てぼを寝せておいて、手で落ち葉と、腐葉土を掻き込みます。
この腐葉土が重い
トラックまで、引きずってやっと運べます




道路への降り口(登り口)は、傾斜地なので落ち葉で滑って危なかった所です。
すっかり地面が出てきて、これで安全安心になりました。

  

今日の目的は、達成しましたが、奥に向かって、まだまだいくらでもあります
でも、次回の採集は、車道であるこのマブ(トンネル)に吹き溜まり的に積もった、落ち葉と腐葉土を持ち帰ろうと狙っています。

このトンネルは、Aso4の大噴火 : 約9万年前に阿蘇山の火山灰が降り積もった台地に、戦前に掘られたもので、火山灰や軽石の層が10~20mを超えています。
そのマブ内の両サイドに大量の腐葉土が手つかずで貯まっているのです。


 

重たいテボを軽トラックの荷台まで抱え上げて返すこと、10数回。
足で踏み固めてなんとか詰めました。
時間も、朝から3時間かかり、お昼近くまでかかりました。



帰宅して、自宅前の菜園に降ろすのも大変でした。
トラックが入らないため、また同じ回数をテボに入れて、運んで、返して~
畑の入り口に落ち葉・腐葉土の山が出来ました。


 

屋敷前の、4aほどの半分は手が回らず、草ボーボーでこんな有様です。
ここに落ち葉・腐葉土を入れて、菜園の復活を目指します。




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薪ストーブの薪伐採①

2017年08月22日 22時59分33秒 | Weblog

2017年春~夏
 
2016年4月の熊本地震被災の自宅改装に合わせて、かねてからの羨望の『薪ストーブ』の設置を、リビングに計画しました。

僕の中での薪ストーブは、単なる贅沢品ではありません
それは、実家の山の管理、雑木の処分という燃焼器具でもありました。

この写真は、祖父祖母の食糧難の時代、戦前、戦中に山を開墾し作ったという、地形に添った細長い(元)畑です。
子どもの頃は、実際、ここで大豆やカライモを作っていた記憶があります。
あれから約50年、植林したものの平成3年の台風19号で杉・桧も殆どやられて、すっかり雑木林に戻っています。

 

92を超える親父はすでに管理は出来ませんので、薪ストーブの燃料としても、なんとか有効利用しようという訳です。

”蟻とキリギリス”ではありませんが、冬に燃やすには、この夏の時期に頑張って伐採、葉枯らしして、少しでも乾燥させる必要があります。(理想は2~3年乾燥!)
栗園や柿園の手入れもしてますが、この夏時間を見つけては、チェーンソー、ナタ、水筒を持って、山へ行くパターンです。


 

薪ストーブの燃料材としては、クヌギや樫が理想ですが、それ以外の立ち枯れ木・孟宗竹・ナラ・ハゼ・名前の分からない木も伐採しないと管理になりません。
つまり、燃料は山ほどあります




ほとんどは、順調な作業でしたが、それでは面白くないので、ちょっと”つまずいた”事例の紹介です
伐採作業は慣れているので、倒したい方角にクサビを切り抜き、反対側からクサビの少し上を目指して、切り進めると自然と目的方向に倒せる・・・・・『ブヲーン・ブヲーン!』とエンジンを吹かし、一気に倒れ落ちるつもりでしたが~。


 

『ギーギー・ギ・ギッツ』っと、傾いたまま、主幹は途中で止まって、下に落ちません。
引き抜くタイミングを無くしたチェーンソーのバーを挟んで仕舞いました。
ビクとも動きません




クサビも抜け落ち、切断は出来ているのに・・・
残る刃物の
ナタで、空しい対処をしましたが、全く動きません。



原因は、上部の幹と枝が隣立する雑木と孟宗竹5本に引っかかって、倒木を支えています。
・・・事前の観察・予測不足でしたまだまだ、修行が足りん


 

関係する竹木や竹を、ナタで切り倒し、どかすと、『ギ・ギー・ギ・ギッ~』っと倒れはじめ、
パックリと隙間が空き、無事にバーを抜くことが出来ました
あとは、ストーブの規格に合う、50cmの長さにひたすら『玉切り』です。

 

日がまばらに当たる林間ですが、重たいチェーンソーを持ち作業をすると、汗は滝のように流れ落ちます。
真夏の作業はどこで、なにをしても暑い

さて、問題は、道路に待機する軽トラックまでの運び出しです。
地形に合わせた畑は、等高線上に細長く、全部で4~5枚あり、最近で約30m、まだ手を付けていない奥の最遠地からだと、ゆうに100mはあります。
ホント昔の人の苦労が忍ばれます
運搬車は持たないし、あっても通れる道も無いから、全て人力での搬出です。
上の段から、下の段へ投げ、段(畑)の登り口まで運搬し、また下の段へ投げ、とりあえず山道まで投げ落とす


 

小さく見える赤いチェーンソーの所が道ならぬ山道ですが、すでに孟宗竹が柵の様に侵入しています。
『農地が山に戻るって、こんなことだなあ~』
道が無くなれば、誰でも入る意欲がなくなり、拍車を掛ける~人が入らない事が、一番自然に早く戻るという証明です。




さて、この日の作業態勢は失敗でした
それは、水筒の量が少なかった事です。
あまりにも発汗と、暑さのため、直ぐに飲み物が無くなり、しばらく頑張っていたものの、汗もでなくなった事・休憩でボーっとなる症状が出始め、完全にへばったため、ヤバイと判断しました
『こんな山の中で、人知れず死ぬわけにはいかない~残された親父はどうなるんだ』と、山道に投げ出した分だけを、脇に敷木を組み、積みました。(これだけでも、相当きつかったんですが
この日は、体力気力とも無くなり、丸太の持ち帰りを諦めました。



別の週、また伐採と、運搬です。



伐採は、楽しいモノですが、こんな傾斜した山道を、小径木なら5~6本、中径木なら3~4本、30cmもあるとやっと1本を抱えて運び出すのは、重労働です。

これから、道に生えた孟宗竹の除去や、風倒木、枯れ枝、フカフカの腐葉土も滑って足を取られるので処理しないと、とても捌けません。

 

それでもこの日は、軽自動車に積める分だけを、運び出しました。


家に持ち帰ると、さっそく雨に濡れない”テラス囲い”に運び込みました。
冬までには、スチールラックを3台準備し、3段分割にし、大・中・小径木に分類貯木する積もりです。



冬まで、まだまだたくさん汗をかかないといけません。
ってか、依頼した業者は、本当に来るのだろうか
『震災復旧に忙しいでしょうから、日常生活者優先で、うちの薪ストーブ設置は、冬までやってくれたら良いですよって言ったけど、少し不安になってきた。

竹を切っている手作りナタのブログです。   手作りナタ

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エヴァンゲリヲンと日本刀展!

2017年08月12日 02時58分38秒 | Weblog

2017年8月10日

今日は、午前中にお休みを頂き、かねてより計画の『エヴェアンゲリヲンと日本刀展』を観に、熊本県立美術館分館に行きました。

ところがなんとまあ、一番乗りをめざして勇んで出かけたのは良いけど、開館時間を9時からと勘違いして、30分も待つ羽目になりました!


 

まあ、お陰で一番乗りでした。

最初のお出迎えは、映像による『日本刀の製作工程』でした。
ネットでは何度も観る工程ですが、2回も観てしまいました。
好き者には堪らなく至福の映像です

砂鉄を集めて「たたら製鉄」という方法で砂鉄と炭から玉鋼を作るのですが、原材料の鋼を取り出すだけでも大変なエネルギーと技術、労力の要る工程です。



子どもの頃、磁石で砂鉄集めをしていましたが、子ども心なりに『鉄は錆びてボロボロになるのに、何故、砂鉄は錆びて無くならないの?』という疑問を持っていました。
これが解決したのは、つい8年位前の鍛冶屋通いでした。

どうでもいい話でしょうが
理由は、原料が磁鉄鉱もありますが、錆びて錆びてもう錆びない状態の、四酸化三鉄(Fe3O4)に成っているからでした。
ちなみに、鉄の赤さびは、酸化鉄Ⅲ(
Fe2O3)です

 ここから先は、説明は出来るだけ、写真に任せますが、興味のない人には面白くないでしょうから退室OKです。 

大変コーナーでは、日本刀の重さ体験が出来ました
2尺半(75cm)くらいで、約1kgでした。
4kgの玉鋼から1kgの刀身が出来ると書いてあります。
鍛造の工程で、それだけ不純物が取り除かれ、またロスも多いという事です。 





時代の古い平安時代の刀は、切っ先に向かって細くなります。
騎馬戦する兵は、長い刀が有利で、歩兵で走り回るには、切っ先が細まり軽いのが有利になります。




刀の時代で、デザインの変更の大きな切っ掛けとなった事件は、【蒙古襲来】元寇(げんこう:文永の役&弘安の役)です。
初めて見る蒙古兵の投石機、爆弾や手榴弾、毒矢の弓には惨敗で、日本刀の出番も、蒙古軍が持つ、重厚で身幅が厚く、広い刀(直刀・サーベル) の斬り合いの接近戦では苦労した様です。
その後、サーベルを振り回すのに対抗できるのは、切っ先まで身幅の広い刀という需要が高まりました。



実家に近い、菊池市稗方(ヒエガタ)が発祥のようで、資料館に行くと、菊池氏一族の刀が『同田貫:どうだぬき』と書いてあります。



古い絵馬や武士の絵を見ると、時代により、帯刀(刀を腰にさした姿)で、刃が上向きか、下向きかの違いがあることに気付きます。

室町時代後期から、刃を上向きに帯刀する様になります。
馬に騎乗する騎馬武者の場合は、湾曲した鞘尻が馬の横腹に触れると、嫌がるため、あえて刃を下に向けて差し、鞘尻が上を向くように配慮しました。

歩兵の場合、鞘に収める時に、刃が下を向いていると鞘の下の内側に擦れる。
とか、とっさに抜いて最初に斬りかかるとき、上から切り掛かる方が動きやすい。
つまり刃が上向きの方が、抜き打ちのし易いとかの様です。





僕の好きな刀のデザインは、南北朝時代から安土桃山時代(織田信長の頃)です。
刀身が幅広で厚く、反りがあり、切っ先の長い姿には、痺れます



基本的に戦のない平和な江戸時代には、実戦用というより、刀身や鞘(さや)に彫刻を施したりする芸術観賞品も出てきます。
これは、幕府軍や新撰組等の実戦兵の刀のようです。



ここからは、好きな人は解説を読んでください。












隣接するコーナーに、エヴァンゲリオンの展示が続きますが、観たのは刀コーナーが中心でした。









この企画に賛同した、現代の刀匠たちが、真面目にエヴァンゲリヲンの為に製作した日本刀です。
立派に作られていましたが、刃紋は殆ど付けてありませんでした


















良く分からない、日本刀の使い方です



最後に感動したのが、ロンギヌスの槍



この製作過程の映像が放映されていましたが、真っ赤に焼いたモノを捻って一つにねじ込む技術に感動しました



さらに、日本刀に興味のある方は、こちらのサイトが一番分かりやすいと、お勧めします。

 日本刀の作り方 

 
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ゴーヤジュース!マズイ~もう一杯!

2017年08月06日 00時06分04秒 | Weblog

2017年8月5日

今年もグリーンカーテンには、毎年食べきれないほどのゴーヤがなります。
料理で食べるのも飽きるから、ほとんどは毎年ゴーヤジュースにして居ます。 

 

忙しい時のジュースはミキサーで作り、土日に時間がある時にはジューサーってパターンかな?
ゴーヤのワタをスプーンでかき出し、適当に刻みボウルで待機。

後は、ジューサーで一気にジュースに。



ゴーヤを搾ると、泡が立つのが不思議?やっかいモノです。
保存容器に移すと、3層に分かれます。
下から、緑色のジュース部分。
中が、肉の部分。
上が、白い泡部分、取り損ねの白いワタ部分?
 〔苦味の素「モモルデシン」や「チャランチン」という成分か?〕。


 

さて、一番搾りは濃くて飲むのには抵抗がありますので・・・。



水で薄めてもいいのですが、搾りカスからもっと成分を取り出したい!
そこで、内部の搾りカスも取り出し~




一つにまとめて~



これに水を足して、また搾る2番搾り。(赤いのは、リンゴを1個入れました)



容器の上には、泡が湧き立ち、ビールと同じように、泡があると満杯率が低下することになります。
時間が経てば緑のジュース部分に溶け込み始めますが、綺麗に満杯にしたいのに、泡が邪魔してイライラします。
しかし、この泡は非常にクリーミーで、苦いけど口当たりはイイんです! 



なんとか、これを食する事が出来ないか?
そこで泡を取り出し、いろいろ実験してみました。

1.白い泡のままでは、苦味があるので、誰でも泡まで食べようとは思わない。


 

2.ちょうど粉茶を作っていたので、粉茶を混ぜてみました。結果、ダメ!
3.2に白砂糖を交ぜてみました。結果、まあまあいける!

 

4.次の泡には、甘~いコンデンスミルクを混ぜてみました。結果、ダメ!



5.次の泡には、梅酒を混ぜてみました。結果、いけるというより美味しい!



ということで、梅酒もたくさんあることから、これから泡には梅酒を入れて、飲む?食べることにしました。

ところで、ゴーヤの効用について、
ゴーヤはガン細胞を短時間に98%死滅させる驚異の野菜!食べないと損です!
という記事を教えてもらいました。

『マズイけど、もう一杯!』を続ける意欲が出てきました。

 


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