去年に引き続き今年も始まったコバサク~
コバサクとは焼畑の事。ハタケと言う字は、畑と畠があるが、畑=焼ハタの事で、畠は水田が乾いてのハタ地状態の使い分けがあるそうな~村の97%が山林である五木村では、戦後の造林ブームが来るまでは、殆どの山で焼畑が行われていた。昭和50年代まで一部では残っていた写真が有る。現在見られる杉檜の造林地は殆どコバサクが行われていたと考えていいそうな
観光コバサクは、昨年から村が取り組んできた行事で今年の場合全6回で、第1回:ヤボキリ作業、第2:火入れ体験、第3回:そば播種・鹿ネット張り作業、第4回:そば間引き作業、第5回:そば収穫・とうみ体験、第6回:そば挽き・そば打ち体験/全国子守唄サミット&子守唄祭り~と続く行事。詳しい事は、ここで~http://fromitsuki.exblog.jp/15715833/
さて、2011年6月25日土曜日、午前11時~第1回:ヤボキリ作業は、頭地資料館”やませみ”集合で、参加者は男女9人。
オリエンテーションで、コバサクの事前勉強の後、振興公社に移動し先ずは腹ごしらえ~
仕事する前に頂くおもてなし食事に恐縮~混ぜご飯・素麺汁モノに~木村の食材100%の煮しめをいただく。シルバー人材センター代表の馬場上さんからの挨拶~要約『シルバー人材センターのおばちゃんたちがお昼を準備しました~ヤボキリはみんなで一緒にやります~いただきます~』
『どうですか~おいしいですか~』
『美味しいで~す』
雲行きは怪しくなってきた午後~
場所は池の鶴という五木小川の対岸地~平坦部分が約5aのヤボ~
梅雨と有って、水路には水が溢れている
東京から駆けつけた2年連続参加のSちゃんと、植木町から駆けつけたTさん。
マイ造林鎌の出番~トゲトゲのイゲの木もザックザク~メッタ切り
さすがに根っこの幹は、マイナイフの出番
カヤの根っこの株は直径100cmにもなるのは、ザラ。
直径10cmくらいの幹木も伐採する
始めてから10分もせずに雨が降り出した~でも誰も気にしない~カッパを着ても、雨に濡れてもどっちみちずぶ濡れとわかっている。
平たん部がだいたい片付いて、傾斜地に移った。
Sちゃんの甲高い笑い声がすると思ったら~こんな所で取材対応
排水路は長年の堆積土で道路とフラッとになるまで塞がっていた。
馬場上さんは機動力を発揮して、重機を調達~
あっという間に、溝さらえ完了
傾斜地の木々は、コバヤキの材料・燃料なので、伐る~『倒れるぞ~』
『べリベリ~、ドーン』とはいかない。蔓がからんでいて、引っ張ったり切ったり~となかなかの労働
倒れた木々や蔓は、解体されるように刻まれる~
平たん部に引き出して~キャンプファイヤーの櫓みたいに組み上げる~
次回7月30日(土)の火入れ体験までには梅雨は明けて、乾いて良く燃える様になるだろう。
コバキリ完了~と同時に雨激しくなった。
一堂は振興公社に移動~シルバー人材センター開発の商品『シルジーちゃん・シルバーちゃん』のチーズアン・黒アン・白アンが待っていた。
見よこの満足げな表情を(笑)
最後にアンケートを書いて、五木温泉半額券と引き換え~
役場、ふるさと振興課の永田補佐の最後の挨拶。要約『今日は雨の中、お疲れ様でした~次回7月30日の火入れ体験にも、是非ともご参加下さい』
最後に、個人的な、痛かった報告~
先ずは、右手親指の棘による引っ掻き傷~棘の木と知らず握って投げた途端、痛みと共に親指ももっていかれた~
手づくりナイフを振るって、幹や地際の根株を切っていての刃毀れ~小石の食い込みを切ったに違いない~
造林鎌の刃毀れ~地面の切れっぱしや蔓を鎌で引き寄せていた時に、下に隠れていた岩に刃を掛けて引きよせてしまった~
~お願いイイネなら、『熊本情報』をクリックして、投票して下さい。
ランキングに参加中です。