Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

モアの穴塞ぎ・リベンジ編2

2022年08月22日 22時28分34秒 | 日曜大工

2022年8月20・21日

前回報告の失敗

モアの穴塞ぎ・失敗編

してから、ホームセンターで鉄板を探していました。
見つけたものは、45cm×45cm×3ミリのタイル型鉄板でしたが、これを切って曲面に成型するのは難しいと思いました。

さらに探していると、90cm×3cm×3ミリの棒・板状の物が見つかりました。
『広い鉄板を切って叩くのは難しいけど、焼き物のヒモ積みの要領で一段ずつ積み上げたら、曲面に合わせて成型し易いだろう!』
と、買い求めました。



さて、長さを決めて切断しなければなりませんが、普通メジャーで長さを測りますが、両手を使わなければならないこともあり、養生テープで測りました。

養生テープを鉄の棒に貼り、ディスクグラインダーで切断しました。



今度は成型です。
木の丸太の割れ目に突っ込んで、曲げていきます。
鉄板を持つ左手も、金槌を持つ右手も、ビンビン来ます。
少し曲げては、本体に充てて少しずつ形を合わせていきました。

何度も当ててみては、また叩きの修正を繰り返して、大体の局面に形を合わせていきました。



問題は、一番下のココです。
繋がった部分なので、その高さに合わせて、布施当ても引っ込まさなければ、一番下の辺が宙に浮きます。



そこで、切込みを入れて、しっかり嵌まるようにしました。
バイスに挟んで、ディスクグランダーで曲がる部分に、切込みを多数入れました。



鉄レールのアンビルにも当てて、微妙なカーブを象りました。
一番下の段が決まりました。



いよいよ溶接ですが、前回までの溶接で、バッテリーの限界を感じていましので、新しく3個とも新調しました。
12年も昔から使っていたので限界でした。 バッテリー溶接機 



『カン・カン・カ~ン・カ~ン』と、何度も叩いていると、映画 アイアンマン で、主人公のトニー・スタークが拉致されて、洞窟の中でアイアンマンのヘルメットを作っているシーンを思い出しました。
溶接準備完了です。



溶接シーンは危険で撮影できないので、結果写真のみです。
見た目は綺麗ではありませんが、がっちりと溶接できているのでOkです。



2か所、6枚の鉄板の溶接が終わり、綺麗に塗装をしました。



新品の輝きです。



刃の固定部分のボルトナット、も塗りました。
乾いたところで、いざ、栗園で実践です。



段ボール防草した所では、下草刈りの必要はありません。



梅雨入り前に一度は刈ったのですが、既にカヤやセイタカアワダチソウが胸の高さまで伸びています。



いよいよ、モア発進!
順調に刈り進みます。
イノシシの蒐場(ヌタバ)凹で土を噛んだので、心配して確認してみました。
異常なし!やはり3ミリの鉄板は強いです。



それからしばらく調子良く刈っていたところ、突然『ガ・ガ・ガ・ガ~!』とすごい音と、衝撃もびっくりして緊急停止しました。
なんと、刃がありません!
2本の刃が、2つともありません!
原因は、地籍柱(コンクリートの境界標)を刈っていました。
『なんでギャンとこに、ギャンとがあっとか~!』

と、栗園の中で叫んでみても、何も始まりません。
『刃、刃、ボルト・ナット、ボルト・ナット~、何も無い!遠心力で吹き飛んで、草の中に混じったら、見つかるのは絶望的!』

落胆と絶望の中で、草や土を漁っていると、千切れたボルトの残骸と、幸いにも刃が見つかりました



悔やんでいても、何も解決しない。
ともかく、機械の問題は、部品で解決するしかありません。
モアは、そのまま放置して、今日の作業終了宣言!

それから、汗ドロドロの体を綺麗にして、新しいボルトナット、ワッシャー、ばね座金、割ピンを買いにホームセンターに走りました。

月21日

『モアの作業は、刃を失くしたら終わり!』

を経験しましたので、予備の一組を作っておくことにしました。



先ずの仕事は、ボルトへ割ピンを通すために、穴をあける事です。
ボルトのネジ山を削って、平面部分を作りました。



ドリルでの穿孔は、0.5ミリで誘導の穴を途中まで開け、1ミリドリルで貫通穿孔、2ミリドリルで目的の径に仕上げました。



割ピンも通り、準備が出来ました。



予備の一組を持って、出発です。



それからは、一気に刈り取りに集中しましたので、写真無し!
これは、時間短縮のために実家に帰ることなく、軽トラックの上での昼ご飯です。
大量の水分は必携です。

それに、水色キャップは食塩です。
汗ばっかり大量にかき、水分ばかり飲んでいると、手足がしびれて来てボーっとなり神経伝達がおかしくなるのを経験します。
熱中症のナトリウム不足の障害です。それから食塩を摂ることにしています。
クーラーボックスの中は、お昼ご飯や、ペットボトル氷を巻いた冷たいタオルが入っています。
誰もいないので、裸になって汗を拭いて、冷たいタオルでクールダウンして、着替えて、木漏れ日の下でランチです。



この日は、スコール的雨も降りましたが、午後はずっと晴天ですぐに汗だくになりました。
モアによる下草刈りは終わりましたが、土手、傾斜地の刈り取りはやはり刈り払い機の出番です。



これは、週1の収穫ではほとんどイノシシにやられるので、ネットを1.5mくらいの高さに張って、途中で受け止める策です。
去年は、孟宗竹で4辺を張っていましたが、ともかく竹を切り出すだけでも大変なので、今年は、ヒモで栗の幹・枝に上手に張り、水平に張る方法に実験的に取り組みました。



夕方帰宅してからの洗浄です。こんな時に怠け者が言い訳をし始めます。
『もうキツカ、限界、洗わんでよかたい!
『なんば言いよるか!今日使ったなら今日のうちに綺麗にしとかやんたい!終わるまで飯食ったらいかん!

怠け者は打ちのめされて、綺麗にやり遂げました。
乾いた後日に、注油します。
次回の出番は、柿園の10月です。



両親はJAに出荷していましたが、僕は出来ません。
ほとんどは、イノシシ子ども食堂です。
この日、薄暗くなるまで拾ったのがこれです。
上3つが虫食い無し、下の丸い金属の中が虫食いです。

約15kg、近所に配るしかないどうしようもない栗です。

これから毎日それくらいが餌になります。
家族の理解も得られず、時間を遣い、お金にならない、負の遺産に追い回されている自分!
計画していた、8月20、21日まで下草刈り出来た達成感よりも、空しい疲労しかありません。



 
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モアの穴塞ぎ・失敗編

2022年08月17日 21時18分21秒 | 日曜大工

2022年8月上旬

土・百姓ということもあり、親父が残した、栗園(約20a)・柿園(約20a)からの収穫物は、お金に換える機会を逃しています。
なのに下草刈りを年に最低2回はしなければ、山に戻ります。
仕方なくやってはいますが、刈り払い機でやることに、体力と時間を見つける事に限界を感じていました。

とうとう、2022年2月末に中古のモアを買いました。



中古機械屋さんには、バーナイフの刃と、フリーの刃の2種類がありましたが、エンジンの具合を優先してフリーの刃タイプを選びました。
使う前に気づいてましたが、回転盤のこの穴は大したことはないだろうと思っていました。
ところが、使った後には、大量の土や、千切れた草が中にたまって、それを洗い流す大変さに気づきました。




このままでは、錆がひどくなり寿命も短くなる。
どうにかしなければ!
そこで、穴に金属板のカバーをして塞ぐことに決めました。

先ずはカレンダーを切り、型紙を作りました。




塞ぐ鉄板は、一斗缶の端切れです。
捨てるつもりでグニャグニャだったものを、木づちで叩いて平面にしました。



型紙を当てて、罫書きしました。



トタン切りハサミで、難なく切れました。



0.27mmの薄さの板を4枚準備しました。



局面に充てるので、縁には余りが生じるので、重なり代(シロ)の切込みを入れました。



こんな感じで、局面に貼りつくように密着出来ました。



板金屋さんみたいに、カンカン叩いて、局面に這わせます。



思いのほか綺麗に密着出来ました。



溶接で接着するとして、電導よろしく表面を磨きました。



使うのは、ひと昔前に作った バッテリー溶接機 の出番です。



先ずは、四隅を着けて・・4辺の固定・・のつもりが、穴が開いてしまいます。

数センチおきにとめれば、外れないだろう・・・・のつもりが、穴が開いている所は、実はちょこっとしか着いていません。
『これでは、回転での草との衝撃で、あっという間に剥がれ飛んでしまう!』

原因は、
12ボルトの直列3連結なので、36ボルト、この短絡ショートでは、最大200A近くの大電流が一気に流れる。
それには、0.27mmの薄さの鉄板を使うこと自体、甘かったのです。


今回は一枚の試みで諦めました。
また機会を見つけて、2mm程度の鉄板を使うことで出直すことにしました。




果たして、2mm程度の鉄板を曲げて、この曲面に添わせる事が出来るのか・・・・・?

栗園の栗は、すでに落ち始めている頃です。

遊んでいたわけでもないのに、なんやかんやと、とうとう間に合わなかった感じがします。
今度の土・日、8月20、21日まで下草刈り出来るのか?


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愛犬フィガロ君のためのスロープづくり

2022年08月14日 13時44分46秒 | 日曜大工

2022年8月12日

我が家の愛犬フィガロ君は、すっかり高齢となり、後ろ足が萎えてきました。
散歩もままならぬ状態です。
玄関から上にも上がれなくなりました。

妻からのリクエストで、スロープを作ることにしました。
この台を使うことにしました。



台の片方の脚を切れば、斜めに出来ます。



これでスロープは完成
ですが、そんな楽勝は許されません。



縁の高さは、垂木を敷いたり、ネジの調整でできますが、どうしても V字の隙間が出来てしまいます。
足が入ってしまいます。



V字の隙間を埋めるものはないか?
退職時に貰った、机上札を使うことにしました。
隙間の幅に合わせて、縦引き切断しました。




鋭角の頂点で半割りにノコ挽きするのは難しいものです
手作りノコ で、綺麗に切断できました。



切り出した、三角柱(棒)を、長いコーススレッドで固定しました。



ノコ挽きした、ザラザラの面をカンナでツルツルにしました。



ピッタリと塞げました。
ついでに、三角柱(棒)を切り出した端切れを組み合わせて、高さ調整のネジ脚が水平に当たる角度を見つけて、敷き台(足継ぎ)を作りました。




さて、スロープの板面はスベスベですので、フィガロ君は滑って登れないでしょう。
そこで、竹を使って引っ掛かり(足掛け) を入れる事にしました。
使う竹は、実家の納屋から抜き取った、藁吹き屋根の使われていた100年くらい前の古竹です。
囲炉裏を使っている藁吹き屋根材なら、煤竹 となり、珍重されるものです。




ちなみにこの 竹割ナタ も手作りです。



割った竹の縁は鋭く尖っていて、ケガをしますので、丁寧に面取りです。
撮影が出来ませんでしたが、竹ひごを作ったり、これくらいの棒の面取りは、膝・腿の上に刃を置き、それに棒の方を動かし、刃に当てる方が綺麗に削げます。
刃物を持って削ぐと、必ず深く切り込んで、鉛筆を削る様に細まってしまいます。




9本の丸みのある 引っ掛かり が出来ました。
接着剤で固定しました。




竹が微妙に浮くので、重たい 自作の レールアンビル を乗せて、密着させました。
レールは鍛冶用に作りました。
材料のレールは、facebook友でもある、Oさんから貰ったものです。




翌日、接着を確認し、完成です。



設置してみました。
安定度には問題ありません。
さて、フィガロ君は喜んでくれるでしょうか




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