2015年7月12日
鉈は完成して、残るは鞘(サヤ)
鞘には、布製、革製、木製とかありますが、頑丈で手軽に作れるのは木製
木製も日本刀の鞘のように、2枚の合わせ板で作れば、双方を刀身の厚さの半分ずつ凹にくり抜いて、貼り合わせるやり方ですが、これは大変
そこで、朝7時過ぎにハンズマンに出かけ、端切れ処分コーナーに向かいました。
厚さ4mmのベニア板(30cm×1m)=100円、挟みの細い棒6mm(長さ140cm)=10円 を買い求めました。(<ガソリン代)
鉈の大きさに合わせて材を切って、準備OK。
切っ先部分は、空けておきます。ここを詰めると、知らない間に木っ端が詰まり、鞘の奥で突き固めて、収まらなくなります。つまり、ゴミ出しの穴です。
これは、ベルトを通す部分です。
作業では、腰に鞘を取り付けるのが一般的で、その方がなくしません。
ベニア板と、挟みの細い棒でベルトを通す空間を作る方法もありますが、12mmのコンパネの端切れがありましたので、ベルト幅の刻みを入れて、空間を作る事にしました。
ノミで余計な部分を削り、ベルトの空間を空けます
切り出しナイフで、凹の仕上げ。(今回は怪我しません)
梅雨の多湿なんで、今回の接着には木工ボンドは使わないことにしました
クランプを使って、固化するまで放置しておきます
固まる間、刻銘をします。
鏨(タガネ)と金槌で彫るのですが、固い刀身にはなかなか刻めません。
迷って打つと弾かれ、浅い刻みとなり、またその上をダメルと微妙にずれて汚くなります。
決めたなら、思い切って叩きますが、難しいです
製作年も刻みました
そうこうしていると、接着剤が固まりましたので、クランプを外してカンナを使って、鞘のバリ取りと、角取りです
鉈は、スムーズに鞘に収まって完成です
2週間前には、赤さびにまみれ放置されていたあのバネ板が~
こんな感じに出来上がりました
材料の支出経費は、税込み1000円でオツリ有りでしたが、使った原価は300円くらいでした
今年の冬は、山の手入れでこれを存分に振るっている事でしょう
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