2017年12月28日
去年、母親が亡くなっていろいろな欠けている事が次々と出てきます。
親父は、こんにゃく芋も1a位栽培しているのですが・・・
『こんにゃく芋、どぎゃんしたもんかね?ばあさんはコンニャク作りよらしたばってんねえ~ぬしゃ、作りきらんか?』と言っていました。
『作ったことにゃ~し、忙そがしか!イモで売るたい!』と、冷たく言っていた。
内心は、御用納めが来たら作ってみるか?とは、思っていました。
先週、そのつもりで実家から持ってきたこんにゃく芋が4個ありましたので、さっそく挑戦です
もちろん先生は、インターネットで検索した数種類のサイト。
しかし、条件はアク抜き剤に炭酸ナトリウムでなく、薪ストーブの木灰を使うことでした。
針葉樹や広葉樹の乾燥木を燃やした、清潔で綺麗な灰がたくさん出ます。
灰100g当たり熱湯900ccという比率でしたが、それはイモ500gの場合の事例でした。
この時点では、イモの重さが分かりませんでしたので、灰はたくさんあることだしと、500gの灰に、4500ccの熱湯を注ぎました。
こんにゃく芋は、3年生イモが4個です。
これを素手で洗ったのですが、すぐに痒くなりました。
4分割して赤い芽を切り取りました。
16個の四つ割りイモが出来ました。
ストーブに乗せて、ガンガン薪を燃やし煮ました。
(箸がスッと入るくらいまで煮る!)とありましたのでそれまで煮続けました。
(鉄は熱いうちに打つ!こんにゃく芋も熱いうちに皮をむく!)とありました。
また(スプーンで擦ると、綺麗に剥ける。)とありましたので、左手にフォークで押さえ、右手のスプーンで剥きました。
新ジャガイモも皮が綺麗に剥けるように、スルッと剥けました。
ちょっとピンぼけですが、茹でた里芋みたいです。
ここから、計量器と、電卓で計算の始まりです。
イモを計ってみると770gありましたので、事例の300gに、ぬるま湯1000ccは、2.5倍!2570ccのぬるま湯を準備しました。
ミキサーを準備し、茹でイモを4回に分けるとして、ぬるま湯を5等分で使いました。余計な1回は、最後ののり状のイモが付いたミキサーの中を洗うのに使います。
昔は、おろし金で擦っていたみたいですが、今はフードプロセッサー・ミキサーがあり痒くもなく便利です。
4回分のこんにゃく芋汁と1回のミキサー洗浄液を次々に大きなボウルに溜め、同じ密度になるように混ぜました。4リットルくらいの容量になり驚きました。
(この状態で、1時間以上放置する。)とありましたので、その間、薪ストーブに大鍋を乗せ、お湯を沸かし始めました。
また、その間は、500gの灰に、4500ccの熱湯を注いでいたのを、ペーパータオルを使って濾していました。
1時間以上経って、綺麗に濾した灰汁を、事例は500gイモに200ccだから、イモ重量は770gありましたので、310ccを準備し混ぜました。
混ぜると言っても、もう固まり始めていますので、最初はお玉で混ぜるもなかなか混ざらないため、ゴム手袋をして固まりを解すように手で混ぜました。
これが、混ぜ終わったところです。このまま20分置きました。
説明事例では(20分以上経ったら、たっぷりのお湯の中に、丸めながら入れる。)とありましたが、これが丸まらないのです。
お玉ですくい取った形でそのまま、まんじゅう形に丸めようとしてもボロボロと分離してどうしようもありません。
仕方なくまな板に取り上げ、包丁で四角に切り出したのと、その切れ端のコンニャクが出来、それを投入茹で始めました。
鍋をいったんIHヒーターに移し、20分グラグラと沸騰させました。
膨らんで、鍋からあふれそうになったので、想定外に2つの鍋に分けました。
また薪ストーブに移し、就寝前の薪をくべて寝ました。
この時、すでに午前2時になってしまいました。
翌朝29日。
灰汁が抜け出た様なお湯の中に、コンニャクがコンニャク色らしくなって浮かんでいました。
さっそく、朝食で食べてみることにしました。
コンニャク刺身にして切り出し試食しました。
なんと、エグイ灰汁(アク)の味が全くなく、とても美味しいコンニャクが出来ました。
反省点=灰汁を混ぜたら、すぐに丸めたりの整形をしても良いのでは
灰汁を混ぜて20分も放置すると、もうその形に固まっており、丸めることが出来ないんです
次は、丸いコンニャク作りに挑戦したいと思います。
整形のタイミングに詳しい人は、アドバイスをお願いします。
最後に、投票ボタンを、『ポチッ!』とお願いします。