2014年1月13日
タイトルの『トースカン』ってなんでしょう
食べ物ではありません
トースカンは曲面体に水平線などを引く道具です
詳しくは、こちらのサイトを参照してください。
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/artos/tosukan/tosukan2.html
彫刻が趣味でも、下書き紙面の2次元を、木材などを材料に下書きを写して、それから立体的に3次元を掘り出すのは、なかなか難しい物です
それでも、今までは何度と無く材料に下書きを繰り返しては彫るのを繰り返していました
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/c363213376c29a0e4ab7cb9574059548
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/d9e355f006a5c4cf8178b25ae1f88abe
かといって、『トースカン』があったところで、上手に彫れるって保証はありませんが、曲面体に水平線を引けることは誤差を少なくし、上手に彫れることに繋がる道具でもあります
もちろん購入すれば買えますが、欲しいのは60cm位の像でも使える大きさです。
ピンキリですが、この大きさだと 10,000円近くしそうです
構造は簡単なので、自分で作る事にしました
先ずは、ハンズマンへGOO
ネジや金板類を探しました
実に多種多様、大小サイズがありますが
蝶ナットやワッシャー・ボルト・ナットに金板などで、材料費は1400円程度で済みました
自宅でさっそく、90cmの金板を、ディスクグランダーで、60と30cmに切断しました
断面をグラインダーで綺麗に磨きます
角は丸めることにしました
イメージはこんなで、単純な構造です
垂直に立てるスタンドになる金具に、トースカンの垂直金具を連結固定しなければいけませんが、目的外使用なので、新たにボルトを通す穴を開けます
ドリルが横滑りしないように、ポンチで凹を付けます
いきなり8mmを開けるでなく、先ずは4mmのドリルで先行の誘導穴を開けます
次に、ボルトが通る本命の8mmのドリルで、開けます
ボルトナット、ワッシャー(座金)、スプリングワッシャーを通して連結固定完了
スタンドが付いて、アームも組み立てて、イメージを確認しました
さて、今度は台座の板です
大きい方が安定はしますが、適当な厚板を在庫から探しました
台座に取り付けてみました
しっかり安定して、自立しています
アームを取り付けても自立出来るから、これで問題はありません
しかし、このままでは支柱の上下移動、アームの左右への自由な移動が出来ません
これも目的外使用のため、超楕円の間の節の為に、移動が限られています
節みたいな仕切りを切りはずすことにしました
ゴーグルをして、ディスクグラインダーで節を切り離します
切り取った節はバリが沢山なので、グラインダーで削り取ることにしました
薄い円盤砥石がピッタリはまるのですが、カバーが邪魔するので、取り外して使うことにしました
滑らかになるよう、出っ張りを削ります
角の仕上げはやっぱり、手による念入りなヤスリがけです
線を描く(けがく)ペンを挟むのには、この目玉クリップを利用しました。
片方の目玉の穴に5mmのボルトを通しナットで締め付け固定しました。
早速、ペンを挟んでみましたナイスグリップ
上に移動したところです
第2のアームも伸縮自由
ペンは両側に取り付けられます
トースカンの完成です
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