2018年7~8月
我が家の花部門は妻の趣味ですが、培養土や堆肥等の袋があちこちに散在し、どうにかしようと思っていました。
しかし田舎の家のように余裕ある格納場所もありません。
そこで、目をつけたのが、サンルーフベランダの床下
しかし、40cmの床下高があるものの、15cmの枕木を敷いているので、出入り口は25cmの余裕しかない。
でも培養土や堆肥等の袋は15cmの厚さがあれば十分なハズ。
幅は床下の土台柱の間隔、58cmは取れそうだ。
実は、一番の抵抗は妻だったのです。
『床下にモノを入れると風通し悪くなるから、ダメ!』がその理由。
でも、ベランダの前は、植物の鉢で埋めてしまっているのは妻。
そこで強行した
ハンズマンから、カラーコンパネ・垂木タルキ等を買った。
問題は、可動をいかに軽くするか・・で、実家の一輪車のタイヤをノーパンクタイヤに交換した時に出た不要のタイヤ2個を利用した2輪の台車を作る事にしました。
正確に計っておかないと、出来上がっても入らないなら困ったことになるので、床下に潜り込み、タイヤ軸の高さや台車の大きさを決めました。
潜ったついでに、いろいろ押し込んでいる邪魔者を運び出し、地面を均平にしました。
もう、胸も背中も泥だらけです。
いよいよ、カラーコンパネの裏に線引き。
この当たりは、計測しているので迷ってもしょうがないから早い。
丸鋸で、台車の枠板を切り出しました。
ネジ止めするために、組み立て前に実際に入れてみました。
縦・横、大丈夫です。
長さ4m垂木の利用はこんな感じです。
一輪車のタイヤは、水道の塩ビパイプ等を止める、曲げ金具にしました。
垂木に19mmの軸穴を開ける事も考えましたが、外で取り付ける作業になり、出来上がってもタイヤが入りません。
タイヤは床下に潜って取り付けないといけない条件です。
コーススレッドをジャンジャンねじ込み、台車の枠を作りました。
垂木を受けにして、頑丈な台車が完成しました。
ひっくり返して、タイヤを挟む4本の垂木の間隔を決めました。
一輪車の軸と曲げ金具の Ω に隙間があったので、水道ホースを軸に突っ込みちょうど良くしました。
この段階では、タイヤは仮止めです。
タイヤを挟む4本の垂木の間隔が決まえば、またひっくり返して、底板のネジ止めです。
長い線引きには、墨壺が一番です。
表から見えない、タイヤを挟む4本の垂木に、ジャンジャン台車の底板を止めていきます。
さて、床下から引っ張り出す取っ手の作成です。
飛び出した垂木をそのまま利用しました。
18mmのドリルで穴を開け、鉄パイプを通す計画です。
鉄パイプの径は19mmなので、20mmのホールソーでさらに広げました。
1つ穴を開けて、手順の間違いに気づきました
外側から2本目には、ドリルが入らないのです。
とりあえず、1本目の穴にパイプを突っ込み、2本目に印をして、1本目の垂木のネジを全部外して、2本目の垂木を穿孔しました。
これを繰り返し、4本の垂木に鉄パイプを通しました。
が、4本をまっすぐ貫く穴を手に持つインパクトドライバーのドリルで垂直に開けるのは、実は至難の業かもしれません。
径のアソビの余裕は1mmですが、コンコン叩き込んでやっと貫通出来ました。
いよいよ、床下に持ち込み、タイヤの取り付けです。
曲げ金具 Ω で軸を押さえて・・・インパクトドライバーで・・・
狭くて、インパクトドライバーが入らない
高さが足りないのです。
また地上に這い出て、ユニバーサルジョイント(スネークアタッチ)を持ち込みました。
これでなんとかタイヤ2本を取り付けることが出来ました。
ところがこの時、2つのタイヤの径が違うことに気づきました。
なんと左の方が2cmくらい大きいのです。
これは、想定外でした。
2つのタイヤの轍の向こう側を2cm位掘り下げて溝を作れば解決出来ると思い、移植ゴテで少し掘り下げましたが・・・・
外に出てみると、やはり右側の大きなタイヤ側が上がって、全部引き出してみると、数カ所上に擦れるところまで現れました。
ギーギー擦れている
問題は、枕木にもありました。
向きの違う、写真右側の枕木が2cmくらい高いのです。
『こらーおおごて、しにゃた!』
ギッチリ敷き込んだ、枕木はビクとも動きません。
それに枕木の両小口も挟まれているので、まっすぐ上にしか出せません。
1本60キロくらいある枕木をなんとか引っ張り出し、中の敷き煉瓦を掘り下げ、土も掻き出す羽目になりました。
外部は35℃くらいの猛暑の中での作業で、もう滝のように汗が流れます。
猫のトラが目ざとくヒンヤリとした地面を見つけて寝そべり離れません。
猫の手も借りたいのに、邪魔になって仕方ありませんでした。
完成
と思い、あちこちの用土袋を詰め込みました。
ところが、重たくて仕方ない。
背筋力テストの器具みたいに力が要るし、あの中腰体制で引っ張り出しと押し込みの移動をするのは、絶対無理と悟りました。
それから、思案の日々がしばらく続き、解決策を考えました。
台車を持ち上げ引き出す、コロ付き器具を作る事にしました。
厚みのある三角板を切り出し、コロの軸穴を開けました。
平垂木と、コードの巻かっていたロール(100円)をコロ台車にしました。
台車の鉄パイプを引っかけ引き出す金具を、L字曲げ金具を叩き伸ばしてフックにしました。
こんな感じです。
引っかかりに、ボルトナットを付けました。
さっそく実験してみると、ボルトが長すぎて鉄パイプに引っかけるのに、クネクネと台車を動かさないと入らない。
引っ張り出すには問題はないのですが、これでは妻から『使い物にならん!』
のゲキが飛ぶこと間違いなし。
そこで、またハンズマンから、直線の金具を買ってきて、フックになるように先を叩き曲げました。
今度はどうだ
堅いと思っていた金具は、ぐにゃりと曲がり、引き出すことも出来ません。
そこで、補強として最初の金具と二重にしました。
引っかけやすいフックのR(アール)を持った金具と、強い金具の組み合わせです。
引っかかりはOKです。
今度は曲がることも無く、引き出すことが出来ました。
右側の余裕がありませんが、擦れる事はなくなりました。
出し入れを少しでも軽くするため、1方向キャスターを枕木側に取り付けました。
引き出しもずいぶんと楽になりました。
台車を持ち上げ引き出す、コロ付き器具とのセット利用とはなりましたが、これで見えない場所に収納することが出来る様になりました。
残念なことに、とうとう妻は喜んでくれませんが、袋の散乱が無くなっただけでも満足です。
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