Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

木製スモーカー(燻煙器)にバージョンアップ!

2016年03月14日 22時23分49秒 | Weblog

2016年2月~3月

2016年1月に作った  段ボール製 燻煙器 は、これでも十分使えた

でも、研修生や学生の加工授業のために、数年間は使える頑丈なモノ
~つまり木製で作り直そうと、思い立った。
でも、趣味の工作でもあり、材料費は自腹だ。

果たしてその期限は3月いっぱい
というのも、4年目満期も近く、異動可能性大を意識した。
せっかくなら、バージョンアップしよう

改善点
その1=前面に、開閉ドアを作り、食材の出し入れ、反転等の作業性を良くする。
その2=天板を開閉と共に、煙を抜くための、排煙量調整スリットを付ける。
その3=開閉ドアには、取っ手とストッパーを付ける。
その4=熱源は七輪の炭とし、材木のコンパネ90cmでは足りない分に別のコンパネを継ぎ、発煙箱が定位置になるようよう調整する。
その5=今回作は、自腹になるので、出来るだけ製造コストを下げる。

という訳で、夜な夜なエクセルで図面を作った。 



図面を元にして、自宅ストックの材料をさっそく刻み始めた。

材木のコンパネの規格は、90×180cm だから全部使って、燻煙器の高さは90cmとした

 

型が大きく~重くなれば、板の結合部にはそれだけ負荷がかかるから、板の結合部分に、垂木の角材を使い、頑丈なネジ止めする事にした



さて、棚となる四角の金網をささえる方法を考えた
~結果、洋灯釣金具(ねじ式のフック)にチェーンをかけ、それに金網を乗せる
両壁から内側にロングボルトナットのボルトを突きだし、それに金網を乗せる事も考えたが、スモークフックがかけられないので、自在の箇所にかけられるチェーンを張る事にした
鉛筆の先の交点が、洋灯釣金具の取付位置(同じ高さに2箇所)。
壁の内側にフックを取り付けるので、平板の内に準備が必要

キリやドリルで誘導穴を空けると緩くなるので、直にねじ込む~固くなるとペンチで挟みねじ込んだ



4段の棚の16個のフック取付け完了

前部分も補強の垂木角材を入れた 
これで、変形しない頑丈な枠になった 



ドアの蝶番の取付~これが以外と難しい
軸の取付角度の、0.数ミリの角度のズレが、ドアの先では数ミリの角度が着いてやり直し数回~『サイン・コサイン・タンジャントは正直



とりあえず、2枚のドアが着いた



隙間がほとんど無く、煙も漏れにくい、ピッタリ開閉のドア



ドアを閉めたらしっかり固定するために、『ドアキャッチ』を取り付けた



ドアノブも木製を取り付けた



だいたい、完成の形になってきた
七輪もわざわざ買ってきて、高さの確認。



さて次は、天板の煙を抜くための、排煙量調整スリットのための、『ほぞ溝』の作成~
薄い板の厚さの溝を、トリマーで彫る~




なかなか真っ直ぐには彫れなかったが、なんとか出来た



ホールソーセットから、一番大きな直径4cmを使った



この穴の配置は、いろいろ考えた
1・2・3・5箇所の穴から排煙するのを、2枚のスライドスリット板のズラシで調整できるようにした

 スライド板を中央で合わせると、0穴。
少し離して、1穴

もうちょっと離して、2~3穴



両側に前回で、5穴



天ドアを取り付けて、ドアは全部完成



棚は4段欲しいんだけど、材木のコンパネ90cmでは、熱源の七輪と、チップ発煙箱を入れると、どうしても寸足らず。
足りない分に別のコンパネ板を継ぎ、発煙箱が理想の位置になるようよう調整した



底板をはめた
ここにも、角材を当てて、ローラー取り付ける受けとした。



ローラーの軸穴を角材までドリルで空け、木工ボンドで固定



さて、これを使うのは、食品加工の女性のT先生~
コンパネ板をコレだけ使うと重くなって、運搬にはローラーが必須と思った




ここまで出来てから、一番下のドアの作成~
ドアノブが足りなくなったので、鹿の角を使う事にした。
丸い接地面の鹿の角を、平面化作業~

グラインダーで平面に削るも、歯医者で歯を削られる時のアノ独特のタンパク質が焦げる臭いで、臭い



裏から、ネジ止め



最後の仕上げでは、所々に飛び出したネジ釘を削り落とし



温度計の取付
側面に運搬用取っ手も付けて~



完成

後ろから、補強の角材の様子



チェーンの張り具合

 職場に運び、熱源の七輪と、チップ発煙箱を入れてみた

 図面どうりで、ドアもピッタリ、密閉度も高い
全て完成

 完成はしましたが、使うのは新年度4月以降でしょう
もし、異動してしまい、ご案内があれば、食べに行きたいと思います 


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原木栽培シイタケ新規参入者研修会4回目・修了証書頂きました!

2016年03月07日 23時30分41秒 | Weblog

2016年2月28日(日)
 
またまた、遅れての報告です!
 いよいよ、最終の原木栽培シイタケ新規参入者研修会となりました。

この日は、開講すぐ実習。
森産業(株)の森竹所長から、シイタケ菌糸の活着調査や雑菌の侵入具合の調べ方を習いました。
※以下、メモ起こしです。



尖ったドライバーで樹皮を剥ぐと、薄い黄色がかった色の菌糸がビッシリとはびこっています。
地面に着いたところには、土中まで菌糸が伸びて、土まで一緒に固まっています。



原木を切って断面を見ると、中心に向かって菌糸が伸びています。
菌糸が伸びて、原木が腐朽するほど、軽く柔らかくなるので、菌糸が伸びた良い原木は、だんだん軽くなるそうです。また、叩くと音も鈍くなるそうです。



続いて、雑菌(害菌と言う)が侵す事例です。
これはクロコブダケで、木材腐朽菌の分類です。
シイタケ菌と対峙する菌なので、囲碁の陣地の取り合いと同じく、先に菌糸を伸ばした方が勝ちとなるので、クロコブダケは、高温中湿を好むので、その様な環境を避け、シイタケ菌の適温(22~26℃)管理を心がけ、先に伸ばすのがポイントです。
一方、菌寄生菌はシイタケ菌が侵されるので、負けると収穫激減となります。




樹皮を剥ぐと、クロコブダケの黒い菌糸がはびこり、シイタケ菌糸と対峙しているのが分かります。



綺麗に成長した菌糸は、真っ白い菌糸を年輪の堰を超えて中心まで伸びています。
特に、駒の下の空間には、菌糸の固まりのエリアが見えます。
駒のために開ける穴を、深くドリルで開ける理由は、この空間がより中心部に菌糸を張らせる基地の役割をするという事です。



クロコブタケ(左)に侵された原木と、シイタケ菌糸に覆われた原木の対比です。



実際のホダ場での観察。
害菌を勉強すると、けっこう害菌がアチコチに見受けられる~と言うより、気づけるようになります。



ダイダイタケ(高温・多湿・木材腐朽菌)



ダイダイタケの下の樹皮を剥ぐと、ちょっと違う菌糸がはびこっている。



他にも、乾性害菌の木材腐朽菌では、シトネタケ(中温・乾燥)・ニマイガワ(高温・乾燥)・スエヒロタケ(高温・乾燥)。

湿性害菌では、ゴムタケ(中温・多湿・木材腐朽菌)・トルコデルマ菌(中温・多湿・菌寄生菌)・ピポクレアペルタータ(中温・多湿・菌寄生菌)など習いました。

しかし、シイタケ菌が育つ同じ温度や湿度を過ごす時期もあるので、いかに早くシイタケ菌糸を伸ばせるかにある~

つまり、害菌は殆どが20℃以上で着床するので、駒打ちの適期が『梅の開花:2月~桜の開花:3月』というのは、害菌の着床前にシイタケ菌をスタートさせる事がポイントとなります。
また、仮伏せ~本伏せの期間もシイタケ菌に合った環境づくりに心がける事も大事です。




その環境が合っているのかの判断が、活着状況と害菌の種類を見分けられる事が技術アップです。

生育環境づくりの具体策~
●乾燥を好む害菌発生の場合

・人工散水
・雨の浸透を促す(笠木の厚さ(雨が届くよう薄く)・遮光ネットの目合い(薄く))
・風を遮る(ホダ木周りの雑草を残す)
●多湿を好む害菌が発生している場合
・通風を良くする(ホダ木周りの雑草を刈る)
・ホダ木を粗に組み直す
●高温を好む害菌が発生している場合
・日陰を作る(笠木の厚さ(厚く)・遮光ネットの目合い(密))
通風を良くする(ホダ木周りの雑草を刈る)

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研修室に戻って座学です。
融資制度や補助金制度、食品品質表示制度等たくさん教えて貰いました。

4回に渡った講座をなんとか皆勤できました。
修了証を頂き、感激でした。



午後2時過ぎに早く終わりました。
天気も良く、本当はのんびり昼寝は最高でしょうが~
気持ちの熱い内にと、それから実家の山に走りました。

植菌した後の仮伏せに使う、笠木用の樫の木を倒していたので、親父にも手伝って貰い一緒に山から降ろし、持ち帰り作業です。



軽トラックに乗って、かさばる枝葉を踏みつけながら荷台に圧縮していきます。



こういう時には、ロープワークが役に立ちます。
南京結び(トラッカーズヒッチ)は必須技術です。

緩みがないように、しっかり縛ります。



まだまだ仕事の合間の休日規模の手始めなので、今回の『原木栽培しいたけ新規参入者研修会(4回)』で学んだ事を、少しずつ実践して身につけたいと思います。



定年退職まで、あと3年~今の内から準備しようと受けた研修会でした。

関連記事
シイタケ原木植え    第3回研修会    第2回研修会
 

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