Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

なにもせんほうがええ

2015年09月02日 | 地震防災・予兆
BS日本映画専門チャンネルで1974年のTVドラマ「日本沈没」をチェックしている。当時一大ブームを巻き起こした映画「日本沈没」(1973)を受けTVドラマとしても高視聴率をとった。出演者は田所博士が小林桂樹。潜水艇のオペレーターは村野武範、その恋人に由美かおる(映画版では藤岡弘、いしだあゆみ)。このドラマを観るのは本放送から実に40年ぶりとなる。小学生の頃このドラマで熱狂したのはサザエさんのOPよろしく日本各地の観光名所が次々と崩壊し沈んでいく特撮パートにあった。そして今回観返してみるとその印象にまったく変わりはなかった。番組は1時間枠なのだがドラマ部分が希薄すぎる。毎回10分程度挿入される崩壊の特撮パートがドラマの見所全てで残り8割は割とどうでもよい。日本が沈没するという現実を受け入れるまでの学会、経済界と田所博士、D計画の軋轢、反発、葛藤などが言葉では語られ表現されているが薄っぺらでぶつ切り。そこに村野武範と由美かおるのラブロマンスが加わりワヤクチャ。そのうえ無茶な話が多い。深海潜水艇(ケルマディック)をプレジャーボートよろしく東京から鹿児島佐多岬まで単航で航海。深海で機雷に触れてキリモミ。その後、岬に浮上して乗員はゴムボートで岬に上陸。きっとその後ふたたびケルマディックで東京まで戻ったのだろう。ストーリーの組み立ては映画版の出来が良かっただけに残念。無いとは思うがもし再び今の時代にドラマ化するなら、いっそ特撮CGパート一切なしで人間ドラマだけで脚本を書けば面白いかも。D計画の本質は「なにもせんほうがええ」にあるのだから。この葛藤さえ描ければそれでええのだ。えっ?樋口監督の2006版「日本沈没」(映画)ですか。あんなのはまったくどうでもいい。
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(スジを)あけてくれ!

2015年09月02日 | Weblog
小田急ロマンスカー停車駅を増やす件、問題の本質は特急運用がロマンスカーしかないところにある。列車種別に「通勤特急」などを新設し通常料金でスジを増やせばよいだけのこと。特急料金の徴収で算盤弾いているとロマンスカーの本質を見誤りかねない。新宿からノンストップで箱根こそが「ロマンス」ではないのか。ロマンスカーを差別化したいのなら「座席指定券」の発行をして差別化し収益を狙えばよろし。まあ、阪急のように種別を増やしすぎて訳がわからんのも問題ではあるが。因みに阪急では“特急料金”などという無粋なものを徴収してはいない。
ロマンスカー停車駅
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