Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

ソニコンバス

2015年09月07日 | 修理・工作・技術
50年代後半のおもちゃに増田屋の「ソニコンバス」というのがあった。電池で走るバスのおもちゃで付属のホイッスルを吹くとバスが方向転換するというギミックだった。名前の“ソニコン”とはソニックコントロールの略と思われる。ところでVFC用ICもなかった時代にホイッスルの特定周波数だけをどのようにフィルタリングし電気信号に変換したのか不思議に思えた。そこで調べてみると「リードセレクタ」なる電子部品があったようだ。共振板(リード)を使って特定周波数を分離するメカニカル・フィルター。驚くべきは長さ(周波数)の違うリードを並べ4ch、6ch果ては12chなんていうリードセレクタもあったらしい。謎が解けたところで音波制御のリモコンつながりではサンヨーカラーテレビの「ズバコン」が思い出される。巨大なリモコンから発射される超音波でテレビのチャンネルや音量をコントロールするものだった。当時のテレビはロータリー・チューナだったのでズバコン操作でモーター駆動のチャンネル・ノブがガッチャン、ガッチャンと回転し選局(VHF)が切り替わった。子供の頃、このテレビが家にあった友達の話では一家団欒でテレビを観ているとき、親父のクシャミに反応してチャンネルが勝手に切り替わってしまったそうだ。
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