黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

続・『念仏往生伝』波志江の老女の面影を求めて(波志江の大シイ)

2020-08-17 17:32:50 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出て、高縄の集会所近くを歩いてきました。

高縄の集会所は、花いっぱい運動とかで、きれいな花が咲いています

鉢植えも多いので、毎日誰かが水くれをしているのでしょう

暑いので今朝はここで帰ります。

集会所の西を下ります。

おや、ここは久留美田(くるみだ)だ

この時期になると、来年の種籾を採取する田んぼに、指定種子採取ほの掲示が出ます。

左の木々の東に蕨沢川(わらびさわがわ)が流れます。

中央のあの建物の向こうに、蕨沢川にかかる最初の橋・久留美田橋(くるみだばし)があります。

 

少し下がると、東柴(ひがししば)とあります。

あの白いガードレールから南が、東柴のようです。

 

この時期だけ、普段は隠れて本当に地元の人しか知らない、小字(こあざ)が現れます

 

 

 

『念仏往生伝』の第27話、「上野国淵名庄波志江市小中次太郎母」は、波志江の人です。

そして、建長六年(1254)の春に、82歳で念仏を唱えながら極楽往生したということです。

波志江沼の説明板に、彼女の話がありました

 

もう少し、彼女の生きた波志江の風景にあいたいなあ

地図を眺めていると、波志江の大シイがあります。

かなり細い路地を入るようです。

よくよく、ストリートビューで曲がるところを確かめて出発です。

住宅地の細い路地で、目立つ高木もないし、ちょっと不安

でも、無事到着です

シイの木公園、小さな公園になってます。

ちょっと路上駐車です。

せっかちおじさんは、もうシャッターを切ってます。

ズーッと見上げるほど大きな木を想像してきたので、シイの木公園の表示がなければ見落としていたかも知れません。

上の部分が落雷や台風で、枯れたり落ちたりしたのかな?

年輪を重ねた幹ですね

歴史を飲み込んできたというべきか

説明板があります。

樹齢約600年ですか

念仏往生伝波志江の彼女より、ちょっと若いです。

でも、その歴史を飲み込んできたすごい幹に感動です

 

少し角度を変えて見ます。

真ん中が折れたかな?

 

遊具もありますね。

住宅地の公園なので、季節によっては子ども達の声がいっぱい聞こえるのでしょう

 

南側の道路から見た、大シイです。

一瞬、鳥居かと思いました

単なる支柱であったようです。

でも、神や仏が宿っても当然の雰囲気です。

この洞(うろ)に、物語があってもおかしくないですね

いつまでも長生きして、もっともっと歴史を飲み込んでくださいね

コメント
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