ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出て、高縄の集会所近くを歩いてきました。
高縄の集会所は、花いっぱい運動とかで、きれいな花が咲いています
鉢植えも多いので、毎日誰かが水くれをしているのでしょう
暑いので今朝はここで帰ります。
集会所の西を下ります。
おや、ここは久留美田(くるみだ)だ
この時期になると、来年の種籾を採取する田んぼに、指定種子採取ほの掲示が出ます。
左の木々の東に蕨沢川(わらびさわがわ)が流れます。
中央のあの建物の向こうに、蕨沢川にかかる最初の橋・久留美田橋(くるみだばし)があります。
少し下がると、東柴(ひがししば)とあります。
あの白いガードレールから南が、東柴のようです。
この時期だけ、普段は隠れて本当に地元の人しか知らない、小字(こあざ)が現れます
『念仏往生伝』の第27話、「上野国淵名庄波志江市小中次太郎母」は、波志江の人です。
そして、建長六年(1254)の春に、82歳で念仏を唱えながら極楽往生したということです。
波志江沼の説明板に、彼女の話がありました
もう少し、彼女の生きた波志江の風景にあいたいなあ
地図を眺めていると、波志江の大シイがあります。
かなり細い路地を入るようです。
よくよく、ストリートビューで曲がるところを確かめて出発です。
住宅地の細い路地で、目立つ高木もないし、ちょっと不安
でも、無事到着です
シイの木公園、小さな公園になってます。
ちょっと路上駐車です。
せっかちおじさんは、もうシャッターを切ってます。
ズーッと見上げるほど大きな木を想像してきたので、シイの木公園の表示がなければ見落としていたかも知れません。
上の部分が落雷や台風で、枯れたり落ちたりしたのかな?
年輪を重ねた幹ですね
歴史を飲み込んできたというべきか
説明板があります。
樹齢約600年ですか
念仏往生伝波志江の彼女より、ちょっと若いです。
でも、その歴史を飲み込んできたすごい幹に感動です
少し角度を変えて見ます。
真ん中が折れたかな?
遊具もありますね。
住宅地の公園なので、季節によっては子ども達の声がいっぱい聞こえるのでしょう
南側の道路から見た、大シイです。
一瞬、鳥居かと思いました
単なる支柱であったようです。
でも、神や仏が宿っても当然の雰囲気です。
この洞(うろ)に、物語があってもおかしくないですね
いつまでも長生きして、もっともっと歴史を飲み込んでくださいね