黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

子育て中の狛犬?(赤堀下触八幡宮)

2020-08-25 20:16:24 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出ます。

ここにマンホールの蓋がありました。

ふだん意識してないですけど、たまたまひめちゃんの真下にありました。

「にい里」のマンホールの蓋を、気にしてみるのもおもしろいかも。

 

タバサねーちゃんと小次郎パパが後ろからやって来ます。

リーダーはタバサねーちゃんです。

 

みんなで諏訪神社の向こうの高台を歩いて、山上の元蓮田も確認してきました。

今朝は赤城山も榛名山も全くその姿を見せません。

元蓮田には、たくましくもまだ花が咲いています

 

 

 

波志江の愛宕神社は、もとは村の西方にあったそうです。

地図を眺めると、少し西に愛宕山全東院があります。

もしかして?

行ってみよう

というわけで出掛けました。

ナビに従っていくと思いがけず、神社が出現しました。

ちょっと寄り道です。

 

八幡宮です。

鳥居の隣に、不思議な物があります

どうも大砲の弾のようです。

隣に、平和の碑があるので、平和を願うために置かれているようです。

 

落ち着いたたたずまいの社です

境内社が左にあります。

かわいい小柄な狛犬です

 

まずは拝殿で参拝です。

由緒があります。

鎌倉時代に、藤原二郎泰綱公の孫宗綱霜降藤次郎が此の地に定住するに当たり、此の地の平安と武運祈願の為創建した

 

藤原二郎泰綱公の孫宗綱霜降藤次郎ですか

霜降で下触なのですね

 

後ろにりっぱな本殿があります。

 

本殿を一周した後、もう一度かわいい狛犬にご挨拶です

あれ、子どもをおんぶしている

 

右の狛犬は、子どもをあやしています

子どもをあやしているパパのようです

 

銘がよく見えませんけれど、功徳主は伊勢神宮と香取鹿島神宮に参拝記念で、奉納したようです。

子ども(孫)がだいすきなおじいちゃんのようです。

 

隣は下触の山車庫です。

 

この前の道を行くと、赤堀しょうぶ園に突き当たりました

赤堀しょうぶ園は、藤姓足利氏が掘った女堀の跡ということです。

そうすると、藤原二郎泰綱公の孫・宗綱霜降藤次郎は、藤姓足利氏の一員ですね

左折して、愛宕山東全院に向かいます

 

 

 

 

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赤堀念仏往生譚の記憶を尋ねて(磯沼と十二所古墳)

2020-08-24 17:04:04 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

岩神沼で、獅子くん、いつものポーズです。

沼から見た、今朝の赤城山です。

少し霞んでいるけど、逆さ赤城もでています。

沼の右上に田んぼがあります。

沼より高い所にある田んぼです

「指定種子採取ほ」の掲示があります。

ここは山上の瀬戸です。

どうして瀬戸かな?

瀬戸物の破片がいっぱい出たという瀬戸が、旧銅山街道沿いにはありますけど。

高縄の摩崖仏を横目に、奥の沼を目指します。

かわいい子猫とママがいます

あ、獅子くんはハンター本能満開です

獅子くん、ママ猫は怖いよ

ママ猫は子猫を逃して、自分も去りました。

ハンター本能満足の獅子くんです

 

 

 

上野国山上に住んでいた行仙上人(ぎょうせんしょうにん)が編纂したという『念仏往生伝』には、赤堀で念仏往生を遂げた人が2人でてきます。

 

第廿八 同国赤堀紀内男

盛年之比。以博奕成業。而建長元年閏十二月或時戌剋許。僧二人出来告云。汝近日可生極楽。早遂出家也。件僧経一夜。至其朝不知行方。其後出家。俄痢病更発。兼以十余日 。前両僧又来。毎夜教訓之至。同月廿二日。所住西方墻等悉破去。遙向西方天逝去了。

第廿九 同国同所懸入道

自在俗之時。常高声念仏。至老年遂以出家。至建長三年五月廿四日。仏来告云。来六月二日辰時可往生云々。仍廿五日樹市中。告諸人云。来月二日可往生 。諸人来結縁云々。人々不信之。或人至其期。相尋之処。至其門辺。聞有火急之声。即是彼最後念仏也。看病云。只今沐浴潔斎。着紙衣袈裟。端座向西。火急念仏。五十余遍。即臨終了。智阿弥陀□止見之語之。

(『日本思想体系 7 往生伝・法華験記』1974岩波書店)

 

前者は、若い頃博打打ちだったけれど、念仏往生した人の話です。

後者は、ずーと信心深く、老年になって出家、仏のお告げを受けて、市中に立って、「私は来月二日に往生します。みなさん来て、結縁してください。」と云って、往生していった人です。

 

 

毒嶋城からの帰り、磯沼に出ました。

赤堀の念仏往生譚(ねんぶつおうじょうたん)が何処の話かわかりませんけど、毒嶋の近くということで、ちょっと散策です

沼の周りを、現在地からほぼ赤い線で左回りに散策です。

網が張ってあります。

鯉か何かいるのでしょうか?

振り向いて堤の上には、弁財天です。

その向こうには、小さな円墳が、ポツンと寂しそうです

隣は、天幕城趾のあかぼり蓮園です。

堀切跡が蓮園になってます。

 

沼の畔には管理用のボートでしょうか?

アオサギが1羽舞い降りてきましたけど、シャッターチャンスを逃してしまいました

でも、よく見るといます

ボートの向こうに水面に影を映しています

 

出口です。

桜の季節には、網も気にならない花の名所なのでしょう。

ここから駐車場まで道路を歩きます。

 

駐車場に不思議な建造物があります。

周辺の景色に馴染むように工夫されたデザインのトイレです。

 

 

近くにある十二所古墳、まだ行った事がありません。

行ってみましょう

駐車スペースが見つからなくて、ちょっとうろうろ。

橋の名は、十二所橋です。

大正用水にかかる十二所橋です。

橋のたもとにちょっと駐車して、いざ古墳へ。

前方後円墳だったんですか

未発掘なんですね。

赤城山がよく見えます

天幕城もよく見えます

長い間歴史を見つめてきたんですね。

おつかれさま

 

元博徒で念仏往生した人は、たぶんもっと街中に住んでましたね

市中に立って往生を触れた人も、市中にいたはずです

赤堀には、市場町の地名があります

今度はそちらを歩いてみましょう

 

 

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山上の蓮田のものがたり

2020-08-22 16:02:35 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんと獅子丸は、北の方にお散歩に出ました。

蕨沢川最初の橋・久留美田橋を渡って帰ります。

途中の岐路で、諏訪神社の東ではなく、西に行く道を選びました。

その先には、山上の元蓮田があるのです。

田んぼが広がります。

案山子等は見当たりません。

おや、獅子くん、危ないよ

電気柵が張り巡らされています。

「指定種子採取ほ」の掲示もあります。

ここは、山上諏訪(すわ)なのです

諏訪神社の後方に広がる田んぼなのです

品種名は、「ひとめぼれ」です。

山上の田んぼは、「ひとめぼれ」が多いようです。

 

 

突き当たりの白いガードレールの手前が、元蓮田です。

 

 

そこは一昨年まで、田んぼ1枚蓮田で、隠れた蓮の花の名所でした

2018年7月のアーカイブです。

派手ではないけれど、心安らぐ空間でした

 

 

ところが去年の春先、ここはトラクターがかけられていました

蓮根は取り払われ、田植えの準備がなされていました

去年のその後、8月の様子です。

けっこうたくましく生き残っていました

 

 

今年はどうかな?

いつもは、あの白いガードレールのむこうの高台を降りてきます。

先日、少し生息しているのを確認しました。

こちらも、たくましく生きています

獅子くん、電気柵を気をつけてね。

右の道を、降りてきました。

来年も逢えるといいね

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布須島尼の面影を求めて(お久しぶりの毒島城)

2020-08-21 17:01:12 | 群馬県・中毛

獅子丸は時折、「どうしても東の牧場の方に行くんだ」と、譲らないことがあります。

今朝も、しかりでした。

獅子丸に牽かれて、ヤギさんに逢いに行きました。

おはよう

ママも一緒です。

獅子丸は、おはようのご挨拶です

ひめちゃんは、全く反応しません。

鏑木川にかかる山神橋をわたると、ヤギパパがいます

今朝はいやに道ばたにいます

獅子丸は大興奮です

バイバイ、今日は直進して帰るよ

サマンサ坂を上って帰ります

おや、田んぼにカイトが

その向こうには、昔ながらのキラキラテープが出現です。

今朝も、赤城山はその姿をはっきりとは現していません。

暑くならないうちに帰ろうね

 

 

上野国山上の行仙上人が編集したと言われる『念仏往生伝』第三十話に、「同所布須島尼」があります。

同所とは、前からの続きで、赤堀(旧佐波郡赤堀村、現伊勢崎市赤堀町)と思われます。

だいいち、「布須島」って、どう読むんだろう?

ふとひらめきました。

「ぶすじまだ

赤堀の毒島、毒嶋城、そうだ久しぶりに行ってみよう

グーグル検索だと、山上から8km、車で13分です。

 

記憶を辿りながら、細い道を通ってやっと到着です。

あれ、説明板が新しくなってる

以前来た時は、かなり薄れた文字でした。

ここには大蛇伝説があったのですね。

三浦河内守謙庭が毒島城を攻めた時、この沼には大蛇が住んでおり、なかなか攻められずにいた。そこで三浦河内守謙庭は七つの石臼で毒を作り沼に投げ入れたため、大蛇はいたたまれず西に脱出し、城はたちまち落ちたという。

 

『上野国郡村誌』の佐位郡今井村史跡に、毒島城墟があります。

村ノ西北ニアリ、東西四町南北二町五拾間、四面高岡ニシテ中央ニ凹處七八段アリ、古ハ其周回沼ナリシト云、城主不詳、土俗ノ口碑ニ在昔此城寇ノ為攻ラル、池深クシテ抜ケズ、毒ヲ池水ニ投シテ之ヲ滅ス、因テ毒嶋ノ名アリ、其毒ヲ搗(つき)シ石臼今西北ノ松林中ニアリト云フ

少し違う話のようです。

 

いずれにせよ、石臼で突いて毒を作ったのです。

トリカブトの根を石臼で突いたのかな?

 

中心の小高い本郭に上ります。

腰郭のあとは、農地になってます。

道が舗装されています

本郭も農地として利用されているようです。

前は、西に下りる道があった様な気がします。

 

まあ、無理をせずに退却しましょう

見晴らしの良い時代もあったのでしょう。

沼の跡は田んぼになっています。

 

説明板の所から、西を望みます。

あそこは、あの家形埴輪がでた赤堀茶臼山古墳です

帆立貝式古墳の後円部です。

 

西側を廻って帰ります。

やっぱり道があります

農業用かな?

左手の森の中(城の北西)に、毒を突いた石臼があるのかな?

 

突き当たりを右折して帰ります。

毒嶋城を裏から見て帰ります

沼の中に浮かんだ城ですね

見ようによっては、穏やかな風景にもみえます。

この付近に、他に「ぶすじま」の地名はないようです

このあたりに、「布須島尼」がいたかもしれません。

鎌倉時代中期に念仏往生を遂げた「布須島尼」と毒嶋城、不可解なコラボです

 

 

 

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天神さまは何処に?(山上天神の謎)

2020-08-20 16:07:25 | 天神川の謎

ひめちゃん七変化です

お散歩から帰ってハーネスを外すとき、偶然カメラのどこかを触ってしまったようです。

いくつかのバージョンが保存されていました。

やっぱり、いつものひめちゃんがいいよ

 

 

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出て、山上の天神というところを廻ってきました

 

堀之内を出てすぐに、何やら地名を印した札が見えます

「水田活用の直接支払給付金現地確認立札」とあります。

住所が「山上天神964」とあります。

ここは天神なのです

 

直進して、諏訪神社の方には行かずに、南に下ります。

天神田とあります。

たぶん耕作者が、天神の田んぼという意味で、天神田と書いたのでしょう。

天神田という地名はないようです。

ここは、ビニールの烏が1羽で守ってます

さらに南に下ります。

たぶんこの横の道までが天神です。

右奥の森が、葛塚城の内曲輪です。

まあ、西の堀切跡で、裏鬼門的な位置になる場所でしょうか?

 

田んぼの脇の細道を上ります。

常広寺と城山幼稚園がみえます。

ここも天神ですね。

 

さらに上ると、常広寺の新墓地が見えます。

暑くなってきたね。

早く帰ろう

どうもナス畑も天神です。

 

さっき、天神の文字を確認した所から、堀之内に戻ります。

道すがら、ちょっと忘れられた道を確認です。

今は通る人もいない墓地と墓地の間の、忘れられた道です。

山上後閑地区の掲示板も、うち捨てられています。

でも、かつてここはメインストリートだったのです。

東に向かいます。

宅地の中に石造物です。

道は、この石造物の間、もしくは南側を通っていた?

その先には、後閑(ごか)の薬師堂です。

ここから西への道は、さっきの石造物の所を通って、うち捨てられている掲示板の道を通って、堀之内から西に延びていたのです。

道はまっすぐではなかったのです

 

あれ、ひめちゃんは恐怖の対象を見付けました

まだ夏休みで、子ども達はラジオ体操をしてきたようです。

 

自宅に戻ってから、古い地図を確認です。

古い地図で境界線もはっきりしませんけど、天神をぐるりと歩いてきたようです。

天神というからには、どこかに天神様があるはずです。

そういえば、山上城の東を流れる蕨沢川は、山上城縄張り図だと天神川です

 

天神川の東で、天神様を祀っていたところって何処だろう?

田んぼばっかりだぞ

一箇所だけ田んぼでないところがあります

そう、常広寺の新墓地です

そのうち丹念に捜索してみましょう

 

 

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