三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

被災者のコミュニティ崩壊を止められない?!

2013年07月01日 | 防災・減災
 今朝の神戸新聞に神戸社協のボランティアセンターの記事が出ていました。
 最近東日本へのボランティアが減ってきている。その理由は、現地までの費用負担が大きいこと。
 神戸からは、幾度かボランティアバスを出しているが、都度満員になっている。自己負担は5千円程度で済むから・・・。
 現地の方々への支援は、初期の炊き出しや家屋からの泥出し作業がほぼ終了し、現在は、被災者とのふれあいや引っ越しボランティアにシフトしてきているとのことです。
 ボランティアはまだ求められている。ボランティアに対する交通費の助成制度は現在まったくありません。
 きっかけがあれば・・・と思い三田発のボランティアバスへ申し込んだものの仕事が入り込んで断念して以降ボランティアでの参加はできていません。

 日々の仕事に追われ、この瞬間も被災者の方々の多くが仮設住宅での生活を余儀なくされていることへの思いも薄らぐことがあります。
 被災者は「忘れられる」ことが一番怖い。何事もなかったように動いている日本の雰囲気が怖い。と言います。
 

 先ほど見たTVでは、福島原発20キロ圏内から避難している被災者と各政党代表の国会議員の論戦がありました。
 除染作業を何故行うのか?「いつかは故郷に帰ることができるとの希望を持たせるため」なのでしょうか。
 ある議員が言います。「福島原発はまだ廃炉が済んでいないのに住めると言う方がおかしいのでは・・・」
 私は、その通りだと思います。
 でも、ある議員は「20年後30年後に希望を持って生きてほしい。だから除染は進める」との発言。
 この答弁に被災者から「20年後に私はここにいないかもしれないのですよ!」(拍手!)
 
 20年後に「除染され元通りになりました!さー。村民の皆さん!どうぞ住んでください!」と自信を持って言われても、コミュニティは崩壊していると誰しも分かります。
 そのことが分かっているのに、何故国は次の一手が打てないのでしょうか?
 福島原発の事故は国の責任でないからですか?
 
 国は、避難している町民や村民に少なくともコミュニティ形成について責任を持って対応出来ないのでしょうか?
 時間が経てば経つほど、難しくなって来ます。
  
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ハザードマップづくりでまち歩き

2013年07月01日 | 防災・減災
 6月最終となった30日(日)午前9時から三田市藍本曲り区のハザードマップづくりに初参加しました。

 スタート地点となる「曲り区公会堂」には、地元の方4名、防災安全課職員2名、そして各地域から防災リーダーの6名が集まり、三田市ハザードマップを基に地区の特徴、等高線入り地図での地区の範囲などの説明を受けた後、公会堂をスタートしました。
 

 曲り区名の由来は、武庫川の上流部で武庫川が大きくヘアピンカーブのように曲がっていることからこの名前が付いているとの説明を受けました。公会堂のあるこのエリアは、過去の大雨でも武庫川の反乱にあったことはないとのことですが、武庫川が高水位になった時に区内に流れている農業水などの排水ができなくなることでの浸水被害は過去も発生しているようです。
 曲り区は、大きく曲った内のエリアと橋を渡った外のエリアとに分かれており、区の守備範囲はかなり広いのです。
 しかし、世帯数自体は、20数世帯とそんなに多くはありません。

 私たちは、まず区内に流れている武庫川周囲を確認。
 
 武庫川の流れはゆるやかで、写真でも分かるように砂や土がたまりやすくなっています。草木が結構多い茂り、その合間を縫って水が流れている様子が分かります。逆にこの環境でホタルなどの水生動物が守られているとの説明にも納得。

 また。先ほども述べましたように農業用水兼雨水の排水路の確認も入念に行いました。
 

 私たちは、JR福知山線の下部を流れる水路や近くのため池も確認させていただきました。
 大雨の時は線路が浸かってしまい電車の運行にも支障がでるとのことです。
 排水先は、ため池ですが、ため池とJR線排水路の高さが十分確保されていないために起こる構造上の現象のようです。
 

 公会堂に戻ったのは11時30分過ぎ。2時間以上のまち歩きでしたが、抜群の自然環境とは裏腹に急傾斜地も存在しており災害に備えたハザードマップづくりの必要性を感じました。
 今回は初回の集まり、次回は今回のまち歩きをベースにして地元の方々との意見交換などが実施される予定です。

 
 
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