三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

複雑・難解な社会保障制度、でもおぼろげながら研修の成果が・・・

2011年08月10日 | 生活・教育
 昨日は、社会保障制度の概念や財源、理念、根拠について講師の大正大学、新田秀樹先生や、多重債務者のワンストップ窓口についての行政の取り組みとして野洲市の職員(生水氏)から現場の声を聞く事ができました。
 その夜には、「三田市のまちづくり基本条例策定委員会」が開催されることになっており、研修所を1時間ほど早退して三田市役所へ向かうことになりました。
 委員会が終ったのが、21時30分過ぎ。

 今朝早くに新三田駅を出発し、今朝の1限目の講義には、30分前に到着。

 本日の講義は、介護保険と高齢者福祉、医療制度、医療保険について講義していただいた後、17時30分からグループに別れ、それぞれの課題について、各市からこられている方と議論を戦わせました。

 我々のグループに与えられている課題は、「社会保障の財源」について。
 今、政府は、2010年半ばに消費税を10%上げ、目的税として社会保障に使うことを明言していますが、議論は、
 ・本当に国民が理解してくれるのか?
 ・消費税を上げる前にもっと他の税目を見直すことができないのか?
 ・それより政治に信頼を取り戻すことが大切なのでは?
 ・教育を見直すべき
 ・雇用政策や構造的改革を急ぐべき
 ・少子化、子育て支援施策が雇用施策につながるのでは?
 ・経済のグローバル化で日本の産業が海外に流出し、雇用が確保できない

 などなど、財源をどうするのか?の議論から少し離れる場面もありました。
 しかし、議論が広がっていったのも、結局は社会保障制度の財源を考えるとき、色々な施策と密接に繋がっている現れなのではないかと思います。

 税や財源の問題を論じるとき、国は「この日本をどうしたいのか」について、国民に強いメッセージを送り、「安心した老後が確保できる」ことを約束しない限り、消費税を上げることは出来ないと思います。
 この問題は、マニフェストがどうのこうのの問題ではなく、国のあり方を与野党の国会議員、官僚らが、国民に議論を巻き起こしながら制度設計を築き上げる必要があると思います。
 
 (写真は宿泊している部屋から琵琶湖を撮影)

 研修は、明日、明後日と続きますが、細やかな研修内容に感謝いたします。
 複雑な社会保障制度を少しでも自分のものにして帰りたいと思います。
 
 (写真は、研修室廊下から山側を撮影)
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