先日、「終活」のことを書いた。
しかし、世間では、老人健康法だの、サプリだの、健康食品だの、これでもかという具合に、長く生きろと言っているような気がする。まぁ、これ以上、長く生きても、それが幸せかというと、甚だ疑問であるが・・・
一方で、終活はもとより、財産の処分や、葬儀、墓のことなど、死んだ後のことにまつわる要らざる心配に踊らされているのも事実だ。
しかし、結構、世人は「要らざる心配」をあっけらかんとこなしているようだ。
人間の死生観など、所詮はイージーなものなのかもしれない。
花も咲き花も散るなり四月かな 素閑
沢筋の四月の草のあさみどり 素閑
水の辺にかふべたるるは四月の樹 素閑
深山のつぼみも固き四月かな 素閑
日に照りてはるかな四月の野道かな 素閑
水ひきて四月の田のぞむ鹿島槍 素閑
花あれど四月の雲の鈍き憂さ 素閑
杉箸を水くぐらせり四月かな 素閑
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