この前、暖房をつけていたと思ったら、昨日は暑い暑い。
家の中では、上半身、裸でいた。
今年の気候はちょっと変だ。
寒かったり、暑かったり・・・・
夏が猛暑でないといいのだが。
ひざまづきさて立ち上がり風光る 素閑
方便を奨める僧や風光る 素閑
西の茜東の闇や風光る 素閑
小田原を朝発ち箱根路風光る 素閑
大塔の宮風の光りて五輪塔 素閑
ちまたでは野球に湧いて風光る 素閑
恩師訪ひ亡き身と知れり風光る 素閑
ビルの間に風と光の茶房かな 素閑
暮れて瞼閉じ日の中のかぜひかる 素閑
壮途発つ朋輩送り風光る 素閑
坂道の垣の梢に風光る 素閑
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朝起きると頭が重い。
すっきりした目覚めが得られない。
歳だから、と言えば、それまでだが・・・
どうも、一時のように、快適な目覚めというものは無理のようだ。
春だから?
何か違うような気がする。
ただただ不平不満を言い散らかす毎日である。
青き踏む高楼仰ぐ広き庭 素閑
昼酒に酔ひつ踏青の夢見かな 素閑
遠き山青踏み霞に揺れにけり 素閑
踏青や蝶のはねにて及ぶまで 素閑
あくまでも足裏痒し踏青や 素閑
くさはらの花は踏まじと踏青や 素閑
浩しかな青踏みてにじむ春の汗 素閑
踏青や嫁がぬ娘に愚痴告げて 素閑
松の根にながむる原の踏青や 素閑
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4月も半ば過ぎ、春も去ろうとしている。
風と光の初夏が来るのに、物寂しいし、春を惜しむ心持が強い。
生が旺盛に突出した春との惜別の情だろうか?
オカブも、だんだん朽ち果ててきた。
ゆく春の花の梢のなま風や 素閑
生一本舐めて甘口ゆく春や 素閑
ゆける春かくてひととせ過ぎにけり 素閑
春あこがるゆきて法師の示寂かな 素閑
ゆく春や田の畔の辺に芹生ゆる 素閑
行く春に帆掛け船の帆畳みける 素閑
市の子も行ける春にて憂き売り声 素閑
ゆく春や大江の辺の土よもぎ 素閑
ゆく春や仁王の埃の千社札 素閑
ゆく春やほとけの苔も乾きけり 素閑
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