朝、寝覚めが悪い。
目が覚めても、しばらく床の中でうだうだしている。
思い切って、床を出て珈琲を沸かす。
苦い濃い珈琲を啜って次第に頭のもやもやが解けてくる。
こんな朝をもう何か月かに亘って過ごしている。
春日傘かんばせ少し曇りけり 素閑
日輪に夢託したる春日傘 素閑
宣伝車塵舞いたてて春日傘 素閑
千円が労働の賃春日傘 素閑
鎧戸の見下ろすひなた春日傘 素閑
春とても日傘にかくす言い訳か 素閑
京舞を観むと出かける春日傘 素閑
山息吹春の日傘の淡き影 素閑
春日傘噂ばかりを従えて 素閑
冷えた粥残し出かける春日傘 素閑
春日傘格子の門に竹の垣 素閑
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