かーたんと目黒まで行ってきた。
なんという当てもない。
ただ、雅叙園で昼食を摂ってきた。
ブッフェである。
卑しいわれわれは鱈腹食った。
序に、雅叙園の豊かな装飾の館内も観て歩いた。
気ままな老人の春の一日だった。
いらくさの神をも恐れず放哉忌 素閑
いつの間に一人になりぬ放哉忌 素閑
放哉忌目黒の花は散り果てて 素閑
放哉忌やまひのおんなのそぞろ泣き 素閑
饂飩打ち食ふ者もなく放哉忌 素閑
病室の寝台冷たき放哉忌 素閑
親となり子を思ふとも放哉忌 素閑
風くだけ雲も妖しや放哉忌 素閑