大型連休中で、天気も良いし、日差しが強くて、気温も高い。
春というより夏である。
ところで、天皇誕生日というと、自分の感覚では、春のものである。
十二月二十三日は、どうも天皇誕生日という気がしない。
あそこは、もう全てクリスマス一色である。
そこで、俳句の世界では掟破りだろうが、この時期に「天皇誕生日」を詠んでみた。
しかし、天皇誕生日の九音節は非常に長い。
詠むのが難しい。
野遊びや子らの天皇誕生日 素閑
工夫らのひるげ天皇誕生日 素閑
飛行機の雲や天皇誕生日 素閑
やまひ得てひとり天皇誕生日 素閑
荒れた田の土に天皇誕生日 素閑
野仏と遊ぶ天皇誕生日 素閑
妻連れて天長節の磯の香や 素閑
握り飯焼き鮭天皇誕生日 素閑
夜を明かし天長節に脱稿す 素閑
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ゴールデンウィーク初日。
別に何をすることもなく過ごした。
朝も、何のことに急かされることもなく寝呆けた。
こういう日もあっていい。
折り敷いて草のはな閉ず朝寝かな 素閑
たおやかに朝寝の空の雲一刷け 素閑
朝寝して庭の端めぐる雀かな 素閑
荒涼の火の山想ふ朝寝かな 素閑
巖頭の波濤のとおね朝寝かな 素閑
老ひ痴れて朝寝の果ての蓬髪や 素閑
昨晩の覚えも無かり朝寝かな 素閑
雨の音や床のぬくもり朝寝かな 素閑
カーテンの薄日を知れり朝寝かな 素閑
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