大和三山「天の香具山」へ上ろう、

2021-10-27 12:43:37 | 神社仏閣など
橿原市公式HPより「藤原宮跡コスモス」の【開花状況】・・・
「♢10月26日♢  昨日の風雨の影響で、ほんの一部だけ散り始めている箇所がありますが、
全体としては見ごろが続いています。
天候が良ければ、月末までは見ごろが続きそう」とのことです

では、藤原宮跡から歩いても行ける距離なんですが、
車を置いて往復するとなると…と悩んだ末、香具山観光トイレへ。ここも
ここの駐車場に🚙を止め、標高152.4mの山を目指します。
(どちらかというと「丘」のような感覚ですが…)
三山全て(畝傍・耳成・天の香具山)を廻りたい場合、レンタサイクルの利用もありかもしれません。
ワタシはとりあえず、ひと山なので🚙&徒歩で…
  丁度13時出発です
この坂を上ります(かなり急坂)、向こうに見える建物は天理教施設。
その横を通ると
 秋の風物詩「柿」たわわ
「案内板」など大変豊富で、
  「天の香具山」説明デス
≪名勝 大和三山 香具山
奈良盆地の南部に位置する、香具山(152.4m)、畝傍山(199.2m)、
耳成山(139.7m)の三つの小高い山を総称し、大和三山と呼びます。
香具山は桜井市の多武峰(トウノミネ)から北西に延びた尾根が侵食により
切り離され小丘陵として残存したもの
で、畝傍山と耳成山は盆地から
聳えるいわゆる死火山です。

三つの山は古来、有力氏族の祖神など、この地方に住み着いた神々が
鎮まる地として神聖視され、その山中や麓に天香山神社、畝火山口神社、
耳成山口神社などが祀られてきました。また、皇宮造営の好適地ともされ、
特に藤原京の造営に当たっては、東・西・北の三方にそれぞれ香具山・
畝傍山・耳成山が位置する立地が、宮都を営むうえでの重要な条件

されたと考えられています。

大和三山を詠んだ和歌は多く、重要な歌枕として鑑賞上の地位を確立
したほか、近世の地誌、案内記、紀行文などでも紹介され、万葉世界を
代表する名所として、広く知れわたるようになりました。

香具山は伊予風土記逸文に「天から降ってきた」という伝承が残っており、
「天の香具山」とも呼ばれます。万葉集において「天」という美称がつけ
られた山は香具山だけで、このことから多くの山の中でも特別な位置付けを
持っていたと考えられます。≫

 登山道はほぼ階段、
多くの人が上ったであろうことが感じられるし、
雨などで浸食されたこともあって、段差はかなり厳しい。
キツイなと思ったところで
 
「香具山国有林」の説明があり、分かれ道の案内があって、
上りきったらこの景色が待ってました…
 ココに到着13時15分

  
「畝傍山」「橿原市内」「二上山」が望める山頂です、もう着きました(笑)。
 葛城山系を背景に
「畝傍山」と、(私的にあこがれの)「二上山」
この香具山山頂には、
  「國常立神社」(クニトコタチジンジャ)
≪祭神は國常立命(天地開闢(カイジャク)とともに 現れた国土形成の神)。
俗に雨の竜王と称され、境内社として高龗神(竜王神)を祀る。
向かって右 側神殿の前に壺が埋められており、古来 干天の時
この神に雨乞いして壺の水をかえたが、まだ降雨のない節は
この社の灯明の火で松明をつくり、村中を火振りして歩いたという。
末社に伊弉諾(イザナギ)神社(祭神伊弉諾命)、 伊弉冊(イザナミ)神社(祭神伊弉冊命)があり、
天香久山の東山麓に鎮座する。  橿原市 ≫

天の香具山頂上から西側の景色が見られて感動してました、
けど長居はできず、下山はどうしたものかと…
「國常立神社」の先にも道がありそうで
 「天香具神社」を目指すことに
とりあえず、ここを下りれば帰れるかな? 13時30分頂上出発。
自然林に囲まれた急階段を下ること数分、
 「天香具神社」到着。
かなり急な階段だったので、
せっかくの自然林植物など見る余裕がなかったのが残念
ともかく「山」から下りて「神社」に着きました!
天香山神社(アマノカグヤマジンジャ)」(橿原市公式HPより)
  「拝殿」とその前にある割れた石
これは一体何なのでしょうか? 初めて見る光景なので…
(ご存知の方、教えていただければうれしい)
境内には
   
「天真名井」(アメノマナイ)・歌碑など各種
「波波迦(ハハカ)の木」※・「上溝桜(ウワミズザクラ)」の木

※「波波架の木」(ハハカノキ)は、その昔、占いに用いられたと言われています。
「古事記」の天岩戸神話(アマノイワトシンワ)には、天香具山(アマノカグヤマ)の雄鹿の骨を抜きとって
「朱桜」の木の皮で焼き、吉凶を占った。※ とのこと。

この神社にお参りするまで(天の香具山周辺)に、数人の方にお会いしました。
藤原宮跡の秋桜見学のついで、の方々かと思われます(ワタシも含めて)、
このチャンスにここに来られたこと、
奈良の魅力に益々引き込まれそうです。
 
「天の香具山」の裾の道を歩くと、最初の登り口に戻ります…13時50分頃帰着。
1時間弱の滞在時間でしたが、万葉の森の中を堪能していました、
今回はここで終了。
充実した良き日、でした。

ではまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする