この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

泥棒に入られました。

2006-09-11 22:50:09 | 日常
 泥棒に入られました。
 いや、ネタじゃなくて本当に。
 帰ってきたらお袋が青ざめた顔で、「アンタにショックなことをいわんといかん・・・」というから、何かと思ったら、昼間お袋が買い物に出かけた最中空き巣に入られたとのことでした(自分はこういうとき動揺しない人間なのでショックは受けませんでしたけど)。
 幸い被害金額は三万円で済み(それでも痛い)、貯金通帳などには手をつけられていなかったのでホッと胸をなでおろしているところです。
 お袋は几帳面な性格できちんと施錠して出かけたんですけど、それでも空き巣に入られるのですから油断も隙もあったもんじゃないです。生垣とかがあって外からはどうしても死角が出来るんですよね。
 短時間の買い物とかならテレビやラジオをつけっぱなしで出かけるのも手かもしれません。
 皆さんも戸締りには十分注意してください!!
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殺人の追憶。

2006-09-11 00:41:05 | 新作映画
 ポン・ジュノ監督、『殺人の追憶』、DVDにて鑑賞。

 先週劇場で観た『グムエル 漢江の怪物』がなかなか面白かったので、続けて評判の高い同監督の『殺人の追憶』を借りてみた。
 なるほど、評判になるだけのものはあった。
 冒頭、下水溝に捨てられた死体に眼が釘付けになる。死体の肌の表面に、蟻だろうか、無数の虫がたかっていた。まさかこのシーンだけCGとも思えないし、人形にも見えなかったから、本当に女優さんに下水溝に横たわらせて、その身体に虫をたからせたのだろう。
 いくらホラー映画が流行りとはいえ、邦画であれば、顔も映らないそんなシーンに出演する女優がいるとは思えない。いいとこ特殊メーキャップされるぐらいだろう。この描写だけで韓国映画の本気度は違う、ポン・ジュノ監督の才能は非凡であると思わせるに充分だった。
 先日テレビで映画『タッチ』が放映されていたが、あれはあれで青春映画としてはありだと思うけれど、炎天下の試合なのにマウンド上のピッチャーがろくに汗を掻いていないのには見ていてげんなりした。『タッチ』が面白いかどうかは人それぞれ評価が違うだろうが、製作陣が本気で作ったわけではないというのは間違いないところだろう。
 さて『殺人の追憶』に話は戻るが、作中ソウルから来た優秀な刑事と地元の無能な刑事が互いに感化されていくのが個人的に興味深かった。人は絶対的な価値観は有しえないという自分の考えに通ずるものがあったからだ。
 まぁもちろん『殺人の追憶』はそんな小難しいことを考えながら見なければいけない難解な作品でなく、単純な娯楽作品としても楽しめる。というか間口の広い娯楽作品でありながら鑑賞後いろいろと考えさせられるものがあるというのが真に優れた作品なのではないだろうかと思ったりもした。いくらメッセージ性の強い作品であっても、見るのに気合いを必要とするような作品であってはやはり集客は多くは望めない。
 というわけでよく出来た娯楽作品でありながら、作り手の本気が窺える、なおかつ鑑賞後いろいろと考えさせられるものがある、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』、未見の方は是非ご覧になってください。
コメント (4)
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