マイケル・マン監督、コリン・ファレル主演、『マイアミ・バイス』、Tジョイ久留米にて鑑賞。
何とも贅沢な映画だなぁ、というのが率直な感想です。
何が贅沢かといってまずは飛行機を飛ばす、飛ばす!作中においてもそうですし、撮影に際しても空撮また空撮。空からの俯瞰がやたら目に付きます。さすが監督のマイケル・マン監督が、「金を掛けていいと言われ本気になったんだ」と言っただけのものはあります。
他にも予告編で散々流れていたパワーボートのレースシーンが丸ごとカットされていたのには驚かずにはいられません。
あのシーンを撮影するのにかなりの手間と暇、それにもちろん撮影費もかかっているはずです。それを惜しげもなくカットするとは何たる贅沢さ!!
本当にマン監督は思いついたシーンを全部撮影して、そしてそれを自らの思うがままに編集したのでしょうね。
けれど映画監督が何の制約も受けず、思うがままに作った作品がそのまま傑作に成り得るかというとさにあらず。
『マイアミ・バイス』、お世辞にもあまりいい出来とはいえません。
いろいろ理由はあるのでしょうけれど、その中で最大のものはファム・ファタール、すなわち運命の女を演じるコン・リーがスーパーに買い物にきたおばちゃん程度にしか魅力を感じられないこと!作品の中で彼女が扮するイザベラとコリン・ファレル扮するクロケット刑事とのラブ・アフェアがかなりのウェートを占めるにも関わらず。(そのくせヌードシーンは一切なし。見せればいいってもんじゃないが、あの見せなさ加減は不自然極まりないぞ、マン監督!!)
まぁそれでも見所が一切ないかというとそんなこともなくて、クライマックスの銃撃戦の迫力はさすがに白眉。およそ130分程度の作品ですが、100分ぐらいは限りなく長い前振り、といってもいいかもしれません。いっそのこと、このシーンだけ延々と繰り返してもらった方が作品の質は向上するかも、と思います。あとトレーラーハウスの爆破シーンもね。
いろいろケチをつけさせてもらいましたが、本作における一番の問題は、テレビCMなどで流れた、
「『マイアミ・バイス』、ヤバいっす」
というナレーションではないでしょうか。(そんな感じのナレーションでしたよね、確か。)
シリアスな作品に、ダジャレのCMはないだろうと思いました。
そんなテレビCMが流れたことを知ったらコリン・ファレルも悲しみのあまりコリン星に帰ってしまうのではないかと危惧している自分です。(最後の最後で負けず劣らずダジャレかい!!)
何とも贅沢な映画だなぁ、というのが率直な感想です。
何が贅沢かといってまずは飛行機を飛ばす、飛ばす!作中においてもそうですし、撮影に際しても空撮また空撮。空からの俯瞰がやたら目に付きます。さすが監督のマイケル・マン監督が、「金を掛けていいと言われ本気になったんだ」と言っただけのものはあります。
他にも予告編で散々流れていたパワーボートのレースシーンが丸ごとカットされていたのには驚かずにはいられません。
あのシーンを撮影するのにかなりの手間と暇、それにもちろん撮影費もかかっているはずです。それを惜しげもなくカットするとは何たる贅沢さ!!
本当にマン監督は思いついたシーンを全部撮影して、そしてそれを自らの思うがままに編集したのでしょうね。
けれど映画監督が何の制約も受けず、思うがままに作った作品がそのまま傑作に成り得るかというとさにあらず。
『マイアミ・バイス』、お世辞にもあまりいい出来とはいえません。
いろいろ理由はあるのでしょうけれど、その中で最大のものはファム・ファタール、すなわち運命の女を演じるコン・リーがスーパーに買い物にきたおばちゃん程度にしか魅力を感じられないこと!作品の中で彼女が扮するイザベラとコリン・ファレル扮するクロケット刑事とのラブ・アフェアがかなりのウェートを占めるにも関わらず。(そのくせヌードシーンは一切なし。見せればいいってもんじゃないが、あの見せなさ加減は不自然極まりないぞ、マン監督!!)
まぁそれでも見所が一切ないかというとそんなこともなくて、クライマックスの銃撃戦の迫力はさすがに白眉。およそ130分程度の作品ですが、100分ぐらいは限りなく長い前振り、といってもいいかもしれません。いっそのこと、このシーンだけ延々と繰り返してもらった方が作品の質は向上するかも、と思います。あとトレーラーハウスの爆破シーンもね。
いろいろケチをつけさせてもらいましたが、本作における一番の問題は、テレビCMなどで流れた、
「『マイアミ・バイス』、ヤバいっす」
というナレーションではないでしょうか。(そんな感じのナレーションでしたよね、確か。)
シリアスな作品に、ダジャレのCMはないだろうと思いました。
そんなテレビCMが流れたことを知ったらコリン・ファレルも悲しみのあまりコリン星に帰ってしまうのではないかと危惧している自分です。(最後の最後で負けず劣らずダジャレかい!!)