この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最近読んだ本について。

2007-03-24 23:14:05 | 読書
 最近読んだ本について。
 
 米澤穂信著、『さよなら妖精』&『ボトルネック』。
 『春期限定いちごタルト事件』&『夏期限定トロピカルパフェ事件』がそれなりに面白かったので続けて図書館で借りてみました。
 う~ん、、、両作品とも何ともネガティブな主人公だなぁ。
 基本的に自分がネガティブな性格なので、ネガティブな主人公の小説って嫌いです。
 同病相憐れむならぬ、同病相嫌う?っていうところですかね。
 加えて両作品とも作者が何を言いたいのか、メッセージが伝わってこなかったです。
 『ボトルネック』でも最後に主人公が笑った理由がさっぱりわかりませんでした。
 なんでメールを見てうっすらと笑ったんですか?
 教えて、おじいさん!教えてアルムの樅の木よ!って感じです。

 石持浅海著、『アイルランドの薔薇』&『水の迷宮』。
 『扉は閉ざされたまま』がそれなりに感心したので続けて図書館で借りてみました。
 まず作者のデビュー作である『アイルランドの薔薇』ですけど、ぶっちゃけて言わせてもらうと文章が下手。おまけに人称が確定しないので非常に読みにくかったです。これと同レヴェルの作品であればネット上にはいくらでもありそうな・・・?
 『水の迷宮』の方もやっぱり文章が下手、、、とはいえ『アイルランドの薔薇』で感じたほどではないかな。っていうか『扉は閉ざされたまま』を読んだ時は文章が下手だとは思わなかったので、作者は一作ごとに文章が上達している、文章力がアップしているっていえるのかもしれません。
 まぁどちらもミステリとしてはまぁまぁかなといったところ。

 両氏の作品ともそこまではまるっていうことはなかったです。新作が出ても本屋で買うっていうことはないでしょう。
 しばらくは、ラノベ、いわゆるライトノベルなどの文庫本を中心に読んでいこうかなって思ってます。やっぱり文庫本っていうだけで魅力的です。
 などといいつつ、今読んでいるのは浅田次郎の『中原の虹』だったりするわけですけど。笑。
コメント (2)
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