この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

企画が倒れるにもほどがある。

2011-02-19 21:57:51 | 戯言
 企画を立てることに関してはちょっとした自信があります。
 与えられた予算と期間の中で面白い企画を考えるってことが好きなんですよね。

 しかしながら企画が倒れることに関してはそれ以上に自信があります。
 企画自体には絶対的な自信があるのに、それが上手くいかないことがままあります。
 っていうか、上手くいった試しがないっていうか。

 大学時代、美術部に入ってました。入部していたこと自体思い出したくもないことなんですけど。
 それはさておき、大学祭のときにカレンダーを作ったらどうだろうって思ったんですよ。
 まぁ美術部なんだし、イラスト付きのカレンダーを三百円ぐらいで売ったら、きっと売れるだろうって思ったんです(大学祭は十月ごろだった)。

 当然カレンダーですから、イラストは十二枚必要なわけなんですが、十二枚全部を一人で描けるわけもなく、協力してくれる人を募りました。
 理想をいえば自分の他に十一人書いてくれる人が現れてくれたらいいんですけど、それだと一人一枚、五人なら一人二枚、三人なら三枚、最悪二人しか現れなくてもいいって思ってました。一人四枚ならまぁ何とか描けないこともないですからね。

 でも、協力してもいいって言ってくれた人は一人しかいませんでした(その人もあまり乗り気ってわけじゃなかった)。
 計画はもちろん挫折しました。
 大学祭でカレンダーを販売するってアイディアそのものはすごくいいって思うんですけどね。


 ミクシィに参加して一番最初に設立したのは「未来を予想をして楽しむ」コミュニティでした。
 人間って生き物は、ギャンブルや占いの例を出すまでもなく、予想をすることが大好きな生き物じゃないですか。
 それをゲームとして楽しめないかって思ったんです。
 先日の日本アカデミー賞を例にすると、どの映画が最優秀作品賞を取るのか、最優秀監督賞は誰かを予想して、より正確に、より詳しく、より早く予想したものが勝ち。

 コミュニティのコンセプトとルールには絶対的な自信があります。
 これ以上のアイディアを出せ、といわれても無理です。

 でもコミュニティは思いっきりコケちゃいました。
 まったくもって上手くいきませんでした。
 なぜ上手くいかないのか、さっぱりわかりません。
 強いて理由を挙げるとすれば管理人の性格に問題があることぐらいかな。
 ともかく最終的にはパートナーだと見込んでいたマイミクさんが亡くなったことで活動を停止することにしました。


 つい先日のことなんですが、あるネット作家さんの公認コミュニティの管理人になりました。
 本来はその作家さん自身が管理人であることが望ましいんでしょうけれど、執筆に専念した方がよいだろうということで、自分が管理人を務めることになったのです。

 それで、自分が管理人になったからには、自分にしか出来ないことをしたいと思って企画を立ち上げたのですが、これがまた上手くいってない。
 企画そのものにはすごく自信があります。
 これ以上のアイディアを出せ、と言われてもやはり無理です。
 上手くいかない理由を強いて挙げるとしたら、企画を立ち上げたのが自分だから、ぐらいしか思い当たらない。

 こうなると何もアイディアを思いつきたくなくなります。
 思いついたアイディアに対して申し訳ないもの。
 思いついたのが自分でなければ上手くいったのかもしれないのに。
 まぁ自分にしか思いつかないアイディアであれば自分が思いつくしかないんですけどね。

 はぁ、もう考えるのが嫌になっちゃうな…。
コメント (2)
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