この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

朝日新聞には腹が立つ。

2021-04-15 20:29:57 | 戯言
 朝日新聞は信用が置けない、という意見をネットでよく見かけます。
 まぁその意見もわからないではありません。
 朝日新聞は過去にいろいろやらかしてますからね。
 しかし、じゃあどこの新聞なら信用出来るのかと質問されても(おそらく)正解はありません。
 読売新聞?
 毎日新聞?
 日本経済新聞?
 それとも赤旗?
 ぶっちゃけ新聞の信用度はどこも大して変わらない、そう自分は思っています。

 新聞自体もう不要なものだ、ニュースはネットで充分だ、という意見もよく見かけます。
 いや、その考えは危険だと思いますよ。
 例えば朝日新聞が誤報を発したり、記事を捏造した場合、朝日新聞に対して責任を取らせることが出来るでしょう。
 少なくとも責任を取らせるように我々が動くことは出来る。
 
 それに対し、ネットのニュースがデマを流した場合、その発信者は責任を取らないですよね。
 絶対に、というわけではないにしても、あからさまな形で法や倫理に抵触していない限り、一定期間雲隠れするだけなんじゃないですかね。
 いや、私はデマを流した時の責任の取り方を心得ているつもりだ、という発信者の方は連絡をください。

 さて、我が家では長く朝日新聞を購読しています。
 なぜ朝日新聞を購読しているかというと、前述したとおり、新聞を取らないという選択肢がそもそもなく、またどの新聞も信用度はさして変わらない、そう思っているからです。
 しかし、長く朝日新聞を購読していても腹が立つことはままあります。

 例えば、将棋の名人戦ですね。
 朝日新聞主催の名人戦はネットの棋譜速報が基本的に有料なんですよ。
 他のタイトル戦、例えば読売新聞主催の竜王戦はなどは無料なのに。
 お前が名人戦を主催出来ているのは誰のお陰なんだ、と言いたくなります。
 せめて購読者は無料にしてくれてもいいんじゃないかと思いますけどね。

 あとは、三谷幸喜のエッセイですね。
 自分は三谷幸喜のファンなので彼の朝日新聞でのエッセイ『ありふれた生活』は毎週読んでいたんですよ。
 しかしある時を境に急に掲載されなくなって、三谷幸喜も忙しいから、連載が中断してしまったのだろう、そう思ってました。
 が、違ってました。
 掲載が朝日新聞の朝刊から夕刊に移ってしまったのです。
 それはないんじゃないか、と思いましたね。
 『ワールドトリガー』が週刊少年ジャンプ本誌からジャンプスクエアに移ったのとはワケが違う。
 移籍したなら移籍したでなぜ移籍しなければいけなかったのか、読者に対して理由を説明する必要があると思うんだけど、違うのかな?

 というわけで前置きがやたら長くなりましたが、『三谷幸喜のありふれた生活16 予測不能』が出たので買いました。
 これまでは新聞掲載時に読んでいて、さらに単行本も買っていました。
 しかし今回はすべてのエッセイが未読!
 これは楽しく読めるに違いないと思ったのですが、正直そうでもなかったかな。
 最初の頃はさすがは三谷幸喜、エッセイも上手いものだな、と思っていたのですが、本作ではエッセイにキレが見られない。
 エッセイにキレを求めるなよ、と思われるかもしれないけれど、最初の頃はそれがあったんだよ。
 二度、三度繰り返し読めたんだけどな。

 何だか辛口なことを書いてしまいましたが、2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は期待しています。
コメント
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