博物館浴（国立西洋美術館 「北斎とジャポニズム展」）

　国立西洋美術館では、来年1月28日まで「北斎とジャポニズム展」が開催されている。






　江戸時代後期の絵師・葛飾北斎の作品と、その影響を受けた西洋の芸術家の作品が、対比するような展示構成で観ることができる。

　19世紀の後半に、日本の美術が西洋で新しい表現を求めるようなった「ジャポニズム」という現象、とりわけ、葛飾北斎の影響は、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホなどの絵画を中心に、版画、ポスター、彫刻、装飾など、幅広い芸術分野に影響を与えている。

　東京都美術館では、やはり、ジャポニズムの影響を受けた「ゴッホ展」が開催されている。また、ロートレックの作品（リトグラフ）も展示されていた。11月3日から、いわき市立美術館で「ロートレックとベル・エポックの巴里－1900」が開催される。これも是非観てみたい。