けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

2年前の今日。

2005-04-05 23:57:16 | football
その日、私はなぜか39度超の熱を出し、布団の中でへばってました。テレビから流れるベルナベウでのマドリーの試合をぼーっと見ながら。
いつもと同じように先発になどいるわけがないモリエンテス。ハーフタイム明けには倉敷さんが残念そうな声でこう言います。
「僕はね、なんとなく不憫に思うのが、今日は誕生日を迎えているはずのモリエンテス。ベンチにも入ってません。悲しいですね、あんないい選手が」

試合は前半早々に取られた1点のリードを許したまま、後半の38分。3人目、最後の交代選手としてモリエンテスが呼ばれ、ユニフォーム姿になる場面が映りました。

「モリエンテス・・・今いましたね。僕らがもらった資料の中に名前がなかったんで、今日はモリエンテスいないって話したんですけど、今、いましたね?」
「モリエンテス、チームを救えるか・・・」
倉敷さんの声は、画面に交代選手の背中の「9」の文字が映ると安心した晴れやかな声になりました。
「あー、モリエンテスきましたね!」

後半39分、ロナウドと交代でモリエンテスがIN。その1分後、カシージャスのスローからイエロ、ロベカルとつないでロングパスがモリエンテスへ。ヘディング。同点ゴールが決まりました。湧きかえるベルナベウ。後半ロスタイムに入る直前にはソラリのクロスからポルティージョがゴールを決め、2-1と逆転します。

さらにその4分ほど後のこと。フィーゴからの「贈り物のようなパス」を受けたモリエンテスが右足で3点目を決め、ベルナベウは「フィエスタ」になりました。
「モリエンテス、自分の誕生日を最高のかたちでお祝いしています!」という嬉しそうな倉敷さんの声と、喜ぶバルダーノを見て「これで来シーズンは売れると思ったんじゃないんですか(笑)」という幸谷さんのコメント。

02/03 Liga Espanola Jornada28 (2003/4/5) Real Madrid 3-1 Rayo Vallecano

朦朧とした頭で「すごーい、モリエンテスすごーい」と呟きつつ寝なおした、あのエキサイトな試合から2年。モリエンテスが29回目の誕生日を迎えたリバプールでは

UEFA Champions League Quarter-final 1st leg
Liverpool - Juventus


あちこちで言われているように「ヘイゼルの悲劇」から20年(ヘイゼルの悲劇については名代氏のこちら。PDFファイルです)。いろいろな意味で注目を浴びる試合が行われます。
モリエンテスはもちろん出場できず。マドリーオフィシャルのラウルインタビューによると
「ユベントスに勝つためのアドバイスについて、モリエンテスと話した?」
「リバプールには偉大な監督がいる。彼はボクよりも詳しく知っているだろう。モリエンテスがプレイできないのは辛い。彼は仲間たちを外から助けることになるだろう、なぜならプレイできないことが辛いのだから」

そりゃもう、出たいだろうなあ……。でも記者の質問にラウルがちゃんと答えてないということは、ユベントスの弱点などなどについてあれこれアドバイスが行ったのでしょうか?あ、オーウェン辺りからも届いていそうですね。
(マドリーは負けたんだから、ユベントスに勝つためのアドバイスも何もないだろうに、というのは置いておきましょう…)

にしてもえらいムサくなりましたね、ラウル。


試合は今夜20時45分キックオフ(現地時間19時45分)、サマータイムで時差8時間なので、日本時間27時45分。ややこしいな…。


マドリーの試合はまだ半分しか見ていないので、また今度。ロナウドの元気がなくて不安です。どうしちゃったんだよー。もうすぐクラシコだよー。