けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

フィーゴ、いないの?

2005-04-10 22:15:07 | football
Liga Espanola 1a DIVISION - Jornada 31
Real Madrid Club de Futbol - Futbol Club Barcelona

ついにやってきました、年に2回のデルビー・クラシコであります。勝ち点差は現在9ポイント。クラシコでマドリーが勝てばその差は6になり、ちょっとだけ、ほ~んのちょ~っとだけ、リーガの面白みが蘇るとされています。まああまり期待しない方向で。バルサのチャビは「12ポイント差になるかもよ~」とナマイキなことを言っているそうです。ま、かわいくない。

今回のマドリーの予想先発で注目を浴びているのは、既にあちこちで報道されていますが、フィーゴが先発を外れること。ピボーテはグラベセン1枚、2トップにオーウェンとロナウドで、左にラウル右にはベッカム、トップ下にジダンなんだそうで。
大切な試合でそういう奇策はしないほうがいいと思うんだけどな、ルシェさん。往々にしてあまり成功しない気がするんです、そういう奇策って。
だいたいフィーゴのいないクラシコなんて…ええと例えて言うなら、なんだろう…ワサビのない寿司!(フィーゴ、寿司好きなんでこんなところで)。
フィーゴがスポルティング・リスボンからバルセロナに加入したのが95/96シーズン。バルサ在籍中の10回のクラシコはすべて出場したんだそうです(MARCAより)。マドリーに来てからは01/02シーズンに怪我で1回お休みしていますが、それ以外は出場。ビンやペットボトルを山ほど投げられても、豚の頭を投げ込まれても、ペセテロと呼ばれても。(CLで当たったときはお休みしましたが)。

表向きではオーウェンの調子が良いので使いたい、なんでしょうが、要するにフィーゴは来期の構想外だということなんですね。契約延長の話はないようですから。
ペレス会長の選挙公約によって、バルサからマドリーにやってきたフィーゴ(バルサの経済状況も原因だったといわれています)。バルセロニスタから裏切り者と呼ばれる一方で、マドリーに尽くしてきてくれました。が、5年がたち状況は変化。シーズン終了後には悲しいニュースが入ることになるのかもしれません。

フィーゴのことばかり書いていては情報にならないので、それ以外の直前ニュースも少し拾ってきましょう。
バルサで出場が懸念されていたロナウジーニョとプジョル。どうやら両方出てきそうです。やっぱりね。ロナウジーニョは(スペインに来たら皆が罹る)胃腸炎の回復がやや遅れ気味で、十分な状態ではないようです。プジョルはおそらく、気合、です。(気合とか根性という言葉が似合う、数少ないスペイン人。それがプジョル)。


ということで個人的には、サッカー界の無常を噛みしめながら見ることになるクラシコ(大げさです)。ともかくがんばれ、エル・レアル。

この試合はサンチアゴ・ベルナベウにて、本日19時(日本時間深夜2時)キックオフ。某有料放送局Wはこの時間にしては非常~に珍しいことにライブで放送してくださるそうです。ありがたや。