けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

勝利を…そして希望を。

2005-05-07 22:21:31 | football
Liga Espanola 1ª DIVISIÓN Jornada 35
Real Madrid Club de Futbol - Real Racing Club S.A.D.


なかなかバルサが負けないので(当たり前ですが)、マドリーのわずかな望みはどんどん苦しくなってきております。そんな状況の今節、マドリーはラシン・サンタンデールをベルナベウに迎えて戦います。バルサは明日、バレンシアにて戦うことになっています。セリエでは今節から同日同時刻開催になるのに…。リーガではテレビ放映が勝負より優先されているようです。

バルサとマドリーの勝ち点差はクラシコ以来6のまま変わっていません。今日マドリーが負けて明日バルサが勝つと、バルサの優勝が決定します。
今節マドリーが負けてバルサが勝つと、勝ち点差は9。その後まだ3節ありますから、バルサが全敗してマドリーが全勝すれば、勝ち点としては並びます。問題は勝ち点が並んだ後の順位の決定要項。
Jリーグでは次は得失点差、総得点が優先されたと思います(今年からだいぶレギュレーションが変わったのでちゃんと把握していないのですが)。リーガでは「当該チーム同士の直接対決の結果」がまず優先されます。今シーズンのマドリーとバルサは
バルサ 3-0 マドリー / マドリー 4-2 バルサ
まとめると、マドリー 4-5 バルサ。はい、バルサの勝ち。ということで最終的に勝ち点が並ぶようじゃ困るわけですね。

今節お相手のラシンは、フエラでは苦しめられてますがベルナベウではそれなりに勝っております。現在6連勝中、7連勝へ向けて。絶対に負けられない戦いが(以下略)。
サルガドとトミーさん(=グラベセン)が怪我から復帰、サスペンションだったジダンとサムエルも復帰。レアル・ソシエダ戦で骨折したとか言われていたベッカムもプレイには支障がない様子です。直前の練習での紅白戦は、最近ぐっちゃぐちゃにするのが習慣なのか、スタメンもサブもポジションも入り乱れて何がなんだかという状況でした。ロナウドがDFだったり(たまには後ろの苦労を知るのも大切です)、ロベカルがFWだったり(破壊的すぎです)。それでもおそらくフィーゴも前節活躍したグティもベンチからスタートする様子。エル・ブランコのフィーゴ、今シーズンいっぱいだとしたらあと何試合……

試合は本日20時キックオフ、放送は例によって明日早朝4時55分より某有料放送局W様が録画で放送してくださいます。


さて、今夜はもうひとつ、とっても興味津々な試合があります。
Liga Espanola 1ª DIVISIÓN Jornada 35
Real Betis Balompie S.A.D. - Sevilla Futbol Club S.A.D.

ベティス対セビージャ、世にも熱いアンダルシアダービーでございます。
今シーズンの最初の対戦、セビージャのサンチェス・ピスファンをベティスが訪れたときには、どういう理由か良く知りませんが直前になってベティスが着ることになっていたユニフォームにダメ出しがありまして、スタッフが別のユニフォームキットを取りに帰り、結局試合が40分遅れでスタートするという大騒動がありました。ベティスの会長さん、怒ってましたね~。
この試合がいつにも増して特別なのは、彼らの現在の順位にあります。セビージャ3位、ベティス7位。例年なら中位かどちらかが落ちそう~なんて状況での対戦もあるのに、両チームとも十分にヨーロッパが狙える、しかもUEFAカップじゃなくCLすら狙える位置です。3位から7位の辺りは勝ち点差がほとんどないため、ここ何節もひとつの勝ち負けで豪快に順位が上下するという状況が繰り返されています。ヨーロッパの出場権が狙える位置で、ライバルを叩き落す、そんなチャンス。
『バルサとレアル』という本がありますが、99/00シーズンの終盤のこと。既に降格が決まっていたセビージャは、ライバルのベティスをセグンダ行きの道連れにするべく、残留争いをしていたオビエドに(わざと)負けてやった…かもしれないな~、なんておっそろしい話が載ってたりもします。こわいこわい…。

そんなアンダルシアダービーは、すばらしいことに月曜の24時まで待たないと見れません。すばらしいわ、W様。
さらに素晴らしいことに、W様は明日のバレンシア対バルセロナ戦、現地にスタッフ、実況、解説を派遣して録画放送するそうです。あほー。一刻も早く放映権手放してくださいね。