けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

カタルシスとブログさん紹介

2006-01-21 15:09:34 | football
突然ですが、私が日本のフットボールだけでなくてなぜ海外のフットボールを見るようになったかという疑問をつらつら考えてみるわけです。
私が元々応援していたのは清水エスパルスですが(今もこの先も応援してますが)、当然毎試合は勝たないわけです。毎試合勝たないどころか、負けが続いたりもするわけです。しかも目も当てられないような内容で負け続けたりするわけです。

フットボール好きなのに、フットボールを見ると辛い思いをする。

ここから脱却するための選択肢は2つあります。
1:フットボールを見るのをやめる
2:フットボールを見て楽しい思いをできるようにする

1を選ぶことはできなかったので、ここでの選択は2になります。フットボールを見て楽しい思いをするためには? また選択肢が出てきます。
2-1:どんなに酷いプレイであったとしても「素晴らしい!」と思い込むようにする
2-2:楽しいフットボールを見る

2-1まで行くと病気ですから、ここでの選択肢は2-2です。次の選択肢。
2-2-1:国内の他のクラブに乗り換える
2-2-2:世界は広い

どんなにボロボロでも清水は見捨てられませんので2-2-1は却下。ということで2-2-2。ちょっとお金を出せば広い世界のフットボールが見られるわけです。こうして私は海外フットボールを見るようになりました。
何か途中端折ったような気がしないでもないですが、まあそんなところです。

ではなぜ海外フットボール好きを何年も続けているのかとか、広い世界の中でリーガ・エスパニョーラ中心なんだとか、バルサじゃなくてマドリーなのかとか、その辺は自分でも良くわかりません。前はバルサもマドリーも等しかった気がするけれど、いつの間にかマドリーに情が移ってきてしまいました。ま、最近の一番の問題は、ここ数シーズンのマドリーを見たって何にもカタルシスになってないじゃないか、ってことなんですけどね。つまらないし勝たないし。やっと最近良くなってきたけど。
あとモナコだってもはやエスパルス級の扱いです。勝てばどんな勝ち方でも嬉しい、負けると「キー!!…しかたないなあ、もう。次勝てよ、次」って。もしかしたら「フットボールとは見ることが辛いスポーツである」というのが真理かもしれません。

それから海外のフットボールを見ていて面白いこと、それは同時にそのお国のいろいろな特徴が透けて見えることですね。スペインの各地域の対立構造、労働者のスポーツといわれながらチケット代が高騰するプレミア、各国から集まる選手たちのバックグラウンド。少しずつそんな情報を知って、知ったかぶりしながらまた観戦する、てのも楽しいものです。

ということで、こちらのブログさんをご紹介。
脳内ラテン革命さん
イギリス在住、大学院で国際関係を研究されつつフットボールを楽しんでいらっしゃる、きんこさんのブログです。現在「世界の政治家がワールドカップの自国チームを紹介」シリーズを書いてらっしゃいますが、国際関係を専門とされるだけあって、深い。しかも面白い。シリアスなことや難しいこともわかりやすく記事になっていて、勉強になります。
(個人的にはポーランドのカチンスキ兄弟に爆笑してしまいまして…)

カーメン

2006-01-21 14:34:49 | football
Barclays English Premiership Week 20
Manchester United - Liverpool F.C.

Ligue 1 23e journée
Racing Club de Lens - AS Monaco FC

リバプールは22日アウェイでマンチェスター・ユナイテッドとの対戦、モナコも22日にアウェイでランスと対戦。マドリーもいつも日曜日に試合しますから、なんか土曜日はのんびりだなあと思っていましたら、

Jornada nº20 de Liga · 21-22/01/2006
Real Madrid - Cádiz
Estadio: Santiago Bernabéu (Madrid)
Sábado, 21 de enero de 2006 · 22:00 horas

あれ、マドリーの試合今日だ…珍しい。
しかもキックオフ時間が22時ですので、+8時間=30時=翌6時。やったー、ライブだー。たまーに行われるライブ放送に喜びを感じさせてくれるほど録画放送しかしない某有料放送局W様に、心の底からありがとう。

ブログの記事にはしていませんでしたが、マドリーはミッドウィーク(木曜)に国王杯準々決勝1stレグをベティスと戦いました。場所はマヌエル・ルイス・デ・ロペラ。フエラのゲーム。ベンチに座ってジダンの隣でニコニコおしゃべりをしていたカッサーノが、交代で入った数分後にゴールを決め、0-1でマドリーが先勝しました。
ハイライトでしか見てませんけど、カッサーノのゴールはちょっとおもしろかったです。ベティスのGKドブラスがハイボールに飛び出してパンチング…できないで、セルヒオ・ラモスが肩(付近)でトス、こぼれたところをカッサーノが押し込み…。いわゆるごっつぁん的ゴールでありました。あとはベティス-セビージャつながりで燃えたのか手違いなのか、ドブラスがバチスタの頭をパンチングしていたり…。
この試合で先発したマドリーのGKディエゴ・ロペスは脚を痛めてわずか20分でイケルに交代。不運だとは思いますが、目立った怪我をしないイケルは、そういう意味でも一流なのかもしれません。

さて、本日行われるカディス戦、次の方々が保健室でお休み中です。
ロナウド(筋裂傷)、ラウル(左膝半月板&前十字靱帯損傷)、P・ガルシア(筋肉の痙攣)、サルガド(筋収縮)、ウッディ(筋肉のハリ)、ディエゴ・ロペス(筋裂傷)
ウッディ、まーだだめなのかい…。

カッサーノはもちろんメンバー入り、コディナがサブGKに呼ばれました。負傷離脱していたパボンも戻ります。予想フォーメーションは次の通り。

前節はサスペンションだったエルゲラが復帰、ただしピボーテではなくCBでのプレイをマルカは予測しています。ひとりピボーテはグラヴェセン。S・ラモス&パボンまたはメヒアのCBと、エルゲラの1ピボーテもありだとは思いますが。そして現在絶好調中のグティ y ジダンも欠かせません。
放送楽しみです。



MARCAよりアラゴネス爺ちゃんが、W杯中にスペイン代表の本拠地「カーサ・デ・エスパーニャ」になるKamenを訪問した、との記事です。
Kamen。かめん。かーめん?わからなければ調べる。
ということでこちら、カーメン市のサイトであります。第二外国語でドイチュ語を取り、しかも中級クラスまで取り、しかもしかも3週間の超短期留学(2週間バイロイトの大学で勉強して、1週間フリー)にも行ったにも関わらず、よくわかりませんが…食べ物の単語とか宿で空き部屋の有無を聞く文章とかは覚えてるんだけど。

ま、ともかくこのカーメン市、ドルトムントやデュッセルドルフに近く、アラゴネス爺ちゃん曰く「贅沢なものがなく、コミュニケーションと練習に集中できる」。良いじゃないですか。遊べなくて選手が不満になるかもしれませんから、またプレステとかアーケードゲームセットとか持ち込んで。
施設は「カイゼラウ・スポーツスクール」のホテルつき4面フットボールグラウンド。もちろんジムや陸上トラック、スイミングプールにリラクゼーション施設まで。Jヴィレッジみたいなものでしょうか。ますますサッカーしかすることがなさそうです。がんばれスペイン代表。3月1日のアイヴォリー・コースト(バジャドリ)、5月27日のロシア(アルバセテ)、6月3日のエジプト(エルチェ)と親善試合の予定も入っています。その後8日にキャンプ地入りする予定。同じヨーロッパですから、ぎりぎりまでスペインで調整するんでしょう。

スペイン代表が予選を戦うのは、6/14ウクライナ戦(ライプツィッヒ)、6/17チュニジア戦(シュトゥットガルト)、6/23サウジアラビア戦(カイザースラウテルン)。位置関係は

けっこうあちこち飛ばされる~。

ちなみに日本がキャンプをはるのはボン、試合会場はカイザースラウテルン→ニュルンベルク→ドルトムント。W杯関係のとっても詳しい情報はこちらで。

こうしてW杯が迫ってくるとやはり現地まで行きたくなりますが、諸事情により6月はきっととっても忙しいはずです(5月に博論の予備審を通して、本審査に向けて準備をしているころで…と予想)。そうとでも思わないと…本当は行きたいんだから~。