けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

同情の余地

2008-04-09 22:43:33 | football
休みの数
セルヒオ・ラモスへのサスペンションは、結局1試合になったようです。私の記憶が確かなら、確か1枚目が出た時点で実況氏が「これで次節出場停止」と言っていたように思います。それがさらにドブレのロハなわけですから、本来は2試合停止だったはず。マドリーは2枚目の黄色の取り下げを要求していたそうですから、これが通ったということでしょうか。おなじみのリーガ・マジックです。個人的には、多少マドリーがピンチになるのは仕方ないとしても、ラモスにお灸を据える意味で3試合くらい蟄居させてみたら良いのにと思っていたのですが。甘やかしちゃいけません。

8日には、エインセのインタビューがありました。ASに載ったものより、ごくごく一部を抜粋。

Q:カードをたくさんもらったりしないように、セルヒオ・ラモスにはどんなアドバイスをしますか?
A:僕はセルヒオにアドバイスはしないよ。僕にもあることだしね。学ばなければいけないのは、ほんの少しだけ落ち着くこと。それでカードの数は減るよ。ああいう性格の人ならこうなるのは普通のことだし、僕はそういう人たちが好きだからね。だから僕は彼を支援するよ。


エインセ、甘やかしちゃいけません。


同情の余地
ユヴェントスの(元)退場王といえばモンテーロ。そして現在のマドリー退場王といえばセルヒオ・ラモスであることは、恐らく誰もが異存ないことと思います。しかしマドリーのホットテンパーといえばこの人。ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”を忘れてはいけません。しかしこのグティ、ピッチの外でとあるマスコミ相手に暴言を吐いたということが記事になってしまいました。またも20minutosから。

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レアル・マドリーのグティは、さる金曜日にバルデベバスのトレーニングからの帰り道で、その攻撃的な面を見せることになった。オフロード車で走っていたグティはガソリンスタンドで停車しガソリンを補充したが、そこで2人のジャーナリストが彼の姿を撮影していたことに気づいた。グティは怒り、不穏当なジェスチャーを「コラソン」のレポーターにして見せた。支払いを終わった後、グティはジャーナリストたちのところに行き、次のように言った。

「俺はフットボールをすることに身を捧げているだけだ。それ以外のことはまったくお前らの興味の対象じゃない」。さらに「追い回すのを止めろ。さもないと車をぶっ壊してやる」。

グティがこのように腹を立てるのには理由があると皆わかっているだろう。グティはコラソンの報道によってもっとも嫌がらせを受けているスポーツ選手の1人である。アランチャ・デ・ベニートとの結婚関係がうまくいっていないといううわさが度々出ること、さらに先日はある少年とキスをしていたということまで報道された。それはグティの姉妹だったのだが。
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ということで、ラモスとはまた別の事情でカッとなってしまったグティでした。ただ、この20minutosの記事の下のほうについている読者のコメントは、おおむねグティの行動を容認するものが多い印象。よく言った、プライベートは守られるべきだ、と。

コラソンというのは、要するにピンク紙というかワイドショーとか芸能ネタとか…記事内の動画を見ていただければおわかりのように、車でずっと付け回してるのは見ているこちらもかなり不快で、本当にここまで追い掛け回され記事内にあるように「嫌がらせをされている」状態なのだと寒々しい気持ちになります。グティが怒るのは十分理解できるし、これに関してはまったくグティを批判する気は起きません。ただ余計にマスコミにエサをやるようなことしなければいいのに、とそれが気になるところです。

訳語上そうなったので「ジャーナリスト」と書きましたが、報道などと書くに値しないただのパパラッチの記事でした。とはいえ、話題にしてしまっている時点で当ブログも同罪のようなものですね。グティをお好きな方々、変な記事ですみません。CLがないクラブのミッドウィークなんてこんなものです、すみません。



良いニュースで〆ます
気分を変えて良いニュースをマドリードとバレンシアから。

○ルトヘルス、中略、ファン・ニステルローイ、ピッチに復帰
ルートがピッチに戻ってきました、というニュースです。痛めていた足首に実際にメスが入ったのか内視鏡程度で済んだのか、実はさっぱりわからないのですが、そんなことよりピッチに戻ってこられたというニュースで十分です。もちろんまだボールに触るところまではいかず、フィジコとともにランニングを開始できたという程度の様子。それでも5月に残された数試合には間に合うかも、という期待が出てきました。がんばれ、ルート。

○ビセンテ・ロドリゲス・ギジェン、全体練習に合流
詳細は実はよく知らないのですが爪先を痛めていたというビセンテ。1ヶ月ほど別メでリハビリしていたでしょうか。本日のトレーニングから全体と同じ内容をこなし、特に問題もなかったようです。

スポーツ医学とか筋肉とかまったく門外漢なのですが、実はビセンテの筋肉が気になっています。付けすぎじゃないかと。ビセンテの上半身がすごく筋肉質になったなと気づいたのが、長期間の離脱・リハビリ明けのことでした。たぶん脚が動かせない分上半身をしっかり鍛えたのだと思いますが……それが原因でバランスが悪くなってしまった、なんてことはないんでしょうか。筋肉付いたなあと思って以来、負傷は繰り返すしなかなか「らしさ」も取り戻せていないようですし。
もう何年も前ですが、デル・ピエロがやはり長期離脱した後にかなり筋肉をしっかりつけて帰ってきて、でもそれ以前のスーペルなアレに戻るのにはかなり時間を要したのを思い出すのです。再離脱の回数も増えていたような気がします。
ちょっと気になることでした。

○ダビド・ビジャ・サンチェス
火曜日からボールに触り始めたそうです。ただし全体練習はまだ。国王杯ファイナルに間に合うかどうか、ギリギリのところのようです。