けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

彼らの言葉

2009-03-10 20:08:32 | football
ラウル・ゴンサレス・ブランコ
ラウルのプレスカンファレンスの内容を、マドリー公式では既に日本語になってるので、ちょっと趣きの違うASから。といっても内容はほとんど同じ(当たり前か)。
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Q:何よりも待たれていた試合です。
R:エキサイティングになるだろうね。歴史となる日だ。ベルナベウで0-1だったわけだから、とても難しい試合になることは僕たちは理解している。しかし、僕たちは立ち上がる。もちろん、僕たちはクラブの歴史の高みにまで至るつもりでいる。

Q:あなたの家族まで来ているそうですね。つまり、ベストエイトに進むという信念があるということでしょうか。
R:この試合は特別なものだし、家族に囲まれていると感じるのは、いつも良いものだ。それに、3000人のマドリディスタたちがアンフィールドにやって来ること、何百万人ものマドリディスタが、それぞれの家から僕たちをサポートしてくれる。試合が求めるレベルにあらねばならない。

Q:アンフィールドの雰囲気に脅威を感じますか? あなたも、チームメイトの多くも、ここでプレイしたことはありませんね。
R:その逆だよ。僕は過去に1度だけ、友人のモリエンテスを見るためにスタンドに来たことがあるし、ここのような雰囲気は、プロフェッショナルがより素晴らしいプレイをするのを助けるものだと信じている。僕はこのチームに全幅の信頼を置いている。僕たちは最高のところまでいけるはずだ。

Q:9年前に、既にオールドトラフォードで、歴史的な勝ち抜きを見せましたね。
R:そうだね、相手は違っている。でも、僕たちがアンフィールドでしなければならないことは、どこか似ているね。唯一価値のあることは、勝利し、できるだけ早くゴールを決めることだ。あのとき、2000年の素晴らしい功績を繰り返すことが重要だ。

Q:もしリバプールが先制したら、戦術はばらばらになり、チームは沈んでしまうのでは?
R:絶対にない。もし彼らが先にゴールしても、歴史をそう大きく変えるものではない。勝ち上がるためには、90分間で最低でも2ゴール必要だということは僕たちは理解している。延長で120分間プレイするとしても、その準備もできている。それに、もしリバプールが先にゴールしたら、何よりも落ち着いて我慢強くあることが大切だ。それが85分とか90分とかでなければね。

Q:ジェラードは、今週は温存されてほとんどプレイしませんでした。ベルナベウのときと同じように、彼はベンチスタートだと思いますか?
R:僕の希望はノーだ。僕はいつでも、こういった試合では、最高の選手たちが最高のものを見せてほしいと思っている。ジェラードは最高の選手だ。その証拠に、彼がレギュラーであれば、リバプールは強いだろう。彼は、チームにとって、とても重要な選手だ。でも重要なことは、ジェラードがいてもいなくても、僕たちが歴史を作るためのあらゆる可能なことをするつもりでいる、ということだ。
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ファビオ・カンナバーロ
出発する前のインタビューだと思います。これもASから
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Q:アトレチコと引き分けに終わり、マドリディスモについて何を言えば良いんでしょうか?
F:既に俺は警告したと思うけど、どれくらいたくさんの勝利試合を重ねても、敗戦や引き分けはすぐ傍にあるということだ。何ということもない。アトレチコとの対戦が終わったというだけで、そんなに重く見る必要はない。なぜなら、バルセロナは他のチームと試合をしに行かなければならないし、他の試合でもまだやられるだろうから。試合が終わって、俺たちが家に帰るときには、アトレチコ戦はもう歴史の1つになっている。俺たちマドリーの選手全員が、もうチャンピオンズリーグのことを考えている。リバプールはこのチームにとってとても重要で、今はほかの事は考えられないね。

Q:ではリーガのページをめくって、アンフィールドでの重要な試合について話しましょう。リバプールとの試合に勝つためには、マドリーはなにを変えなければならないでしょうか?
F:彼らは、ベルナベウでマドリーに勝つのに、たいしたことをしていたわけではなかった。彼らのゲームは、カイトを探したGKのロングボール、その繰り返しだった。俺たちは、アンフィールドではかなり我慢しないといけないだろう。かなりというのは、ゴールはすぐ決まるかあるいは最後の時間帯に決まるかだ。もし俺たちがゴールを決めたら、リバプールにプレイするよう圧力を賭けることになる。彼らが勝ちたければ、彼らはプレイしなければならない。つまりそれが、俺たちが優位に立てるということだ。俺たちは十分な忍耐をしなければならない、後ろではどんな失敗も許されない。そしてゴールがあれば確実に生き返るだろう。

Q:私の考えでは、リバプールはアンフィールドでも、ベルナベウと同じようにやってくるだろうと思っています。マドリーにボールを渡して、がっちり閉じて待ち構えると…。
F:そう、俺もそうだと思っている。確実に、そうやってくるだろうと思うよ。彼らにとって、ベルナベウで0-1という結果は最高だっただろう。なぜならここで、俺たちはゴールを決めるための、ビッグゲームをしなければならないわけだから。だから俺は、自分に言い聞かせている。そこに到達すること、十分な忍耐が重要だと。俺たちは、マーカーを見る必要はない。最初の時間帯もしくは最後の時間帯でゴールができるように、試合を始めるべきだ。重要なことはゴールをすることだ。

Q:イグアイン、スナイデル、ガゴといった、こういった重要な試合に臨む若い選手たちに、ベテランたちは何と言ってやるつもりでいますか?
F:マドリーでプレイしている選手は、こういったビッグゲームに臨むためにやって来たんだ。試合でプレイする機会を手にしたら、その好機を生かさなければならない。こういった舞台、リバプールやサン・シーロという場所に入ることだけでも既にチャンスであって、それは自分たちのために生かさなければならない。

Q:この試合について良い感じを受けていますか? それともいま見せている楽観主義は、見せ掛けのものですか?
F:いつでも、俺は勝つためにロッカールームを出て、ピッチで俺のすべてを出す。この試合で勝つことは、小さな要因次第だ。ライバルがビッグクラブであるほど、勝ち抜きを可能にするものは些細で小さなものになる。俺たちは、この試合がとても長いものになるだろうということを、理解しないといけない。

Q:リバプールの蜘蛛の網を、どうやって破りますか?
F:ベルナベウで、マドリーはあらゆる方法でそれを試みた。しかし90分間では成功しなかった。重要なことは、俺たちは中盤でプレイする必要はないということ。ピッチ上にスペースを空けて、サイドで1対1を仕掛け、セントラルのミスを生かすことだ。そこがミスをする可能性は常にあるからな。

Q:この試合でサイドが重要だというなら、ロッベンが必要になるでしょう。
F:俺たち皆がロッベン、ウェスレイ、マルセロを必要としている。アンフィールドで勝ちたいなら、俺たちはチームにならなければいけない。なぜなら俺たちには、メッシやクリスチアーノ・ロナウドのような選手はいないから。このマドリーは、プレイする選手、ベンチにいる選手、ベンチを外れた選手、監督、フィジコたち、そういった人たちを必要としている。

Q:リバプールはマドリーより優れていないから。あるいは少なくとも、彼らはベルナベウで彼らのフットボールを見せなかった…。彼らは戦術で勝ったが、フットボールをしなかった…。
F:リバプールは、マドリーより優れたチームではない。リバプールは、3シーズンに渡ってチャンピオンズを手にしてきた、強くて堅実で硬い、完璧にどうやってプレイせねばならないかを知っている、そういうように作られたチームだ。彼らは6年間に渡って、ほぼ同じチームであり、それが彼らを非常にコンパクトにしている。

Q:彼らのスタジアムにいるリバプールの危険さは、観客の後押しがあるからでしょうか?
F:俺はただ、ピッチの中のことだけに注意を払う。俺にとってリバプールが危険なのは、彼らがベルナベウで見せたように、競り合いとセットプレーだ。彼らは、プレイはさせてくれるし、ボールを持たせてくれるが、1つのチャンスでゴールを決めたんだ。彼らは、幅広い選手たちがいるが、ゴールを決めてくるのはその中でも少しだ。俺たちも、セットプレイでゴールができるかもな? ペペとエインセ、セルヒオ・ラモスがいるんだからな。

Q:もしリバプールに勝ったら、何を約束してくれますか?
F:考えさせてよ。もしリバプールに勝ったら、また髪を伸ばすよ(笑)
(マジで?)

Q:奥さんは嬉しいでしょうね。それをイレズミにして彫るといったら何よりも最悪だったでしょうけど。
F:約束するよ。
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ゴンサロ・ヘラルド・イグアイン
こちらもまたASから
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Q:1stレグの試合の後で、マドリーは終わりだと言われることにうんざりしませんでしたか?
G:いや。本当に多くの人が5節に渡って、リーガは無理だと言っていたのに、今は同じ人たちが、リーガが蘇ったと言っている。フットボールは、本当に変わるものなんだ。ベストエイトに残るためにリバプールのようなチームと当たるのは良いことだよ。すごくモチベーションが上がるからね。

Q:1stレグではどうしていましたか?
G:すべてを尽くしていたよ。いくつものやり方を試みていたけど、彼らはよく固めていたね。今のこのマドリーには、アンフィールドに行って勝ち上がるだけの選手、チームがある。

Q:今日のリバプールから1人はずせるとしたら誰?
G:だれも。僕は最高のものと対戦したいんだ。どんなに多くの素晴らしい選手たちが目の前にいても、最高のプレイをするよ。

Q:今夜アンフィールドでゴールするのをイメージしますか?
G:それは素晴らしいものになるだろうな。でも何よりも大切なのは、僕たちが勝つこと。もしゴールしても敗れたら、何にもならないよ。

Q:あなたはいつも重要な試合に現れますよね…
G:そうなったらいいな! 神のお望みのままに。今日リバプールに勝ってベストエイトに進むのは、とても大きな夢だよ。

Q:でもあなたはマドリーで、ヨーロッパの大会でゴールを決めていません…
G:今日、その悪い流れを打ち切りたいよ。良い感じがあるんだ。父がアルゼンチンから来て、この試合を観戦する。父がいると、いつも僕にとってとても良い結果になるんだ。

Q:命をかけた対戦です。ベテランの選手たちは何か言いましたか?
G:同じように希望を持って集中すること、物事は試合から試合へと変化すること。それから、ここを勝ち上がってベストエイトに行ったら、次の対戦相手はこう言うだろう、「またレアル・マドリーなのか…」。ヨーロッパのどんなチームにとっても、レアル・マドリーと対戦するのは嬉しいことではないはずだ、ってね。

Q:レアル・マドリーは5年間に渡って、ベストエイトを突破できていません…
G:そして、マドリーは長年にわたって2年連続でリーガをものにできていなかったんだよね。今夜、僕たちは悪い流れを断ち切れるだろうって、そう確信しているよ。

Q:3000人のファンがマドリーからアンフィールドに向かいました。彼らを落胆させられません。
G:僕たちは、彼らに喜びをあげるよ。0-2で勝つ。それでベストエイトへ行けるだろう。
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